2004年から続けているこのブログですが、もしかすると20年前から読んで頂いている奇特な方もいらっしゃるかもしれませんね。
ここ数年、漫画とかアニメとかに関する記事もちょいちょい書いてますが、とある意図があるのです。
私の両親(主に母)は教育熱心で、かなり幼い頃から絵本や図鑑、児童書全集などを与えてくれていました。
お陰様で、幼稚園に入る頃には児童書も読めていました。
(今ではごく普通のことですが、60年前の話です)
お勉強に関わるものなら何でも揃えてくれていたと思います。
恵まれた環境だったと思います。
ただ、いわゆる漫画とかアニメなどには制限が掛けられ「漫画なんか読んでると馬鹿になる」と言われ、そういう中で高校卒業まで過ごしたわけです。
まあ漫画読んでなくても、私がウマシカなのは変わらなかったんですけどね。
それでも漫画読みたいので友達の家で隠れて漫画読んだり、部活の部室でコッソリ読んだり。
ところが大人になってからも、人前で漫画を読んだりするのが何となく恥ずかしい行為のように思えてしまう。
今はだいぶ平気になりましたが。
それはそれとして、親の主義に背くことは内心後ろめたくて、小さな罪悪感がずっとありました。
幼い子供にとって親の言葉に従わないことは、見捨てられる恐怖に直結します。
生存本能が脅かされるのです。
三つ子の魂百まで。
そういうことです。
自分の寿命もぼちぼち見えてきた年代になって、やっとその呪縛から解放されてもよいのでは?と思っています。
親が子に掛ける言葉は、時として何十年も子を縛る強力な鎖になることを頭の隅に置いておくべきかなと思っています。
同様に、ずっとその子の力になる言葉もあるはずです。
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