最近また、csで『夏目友人帳』を放映してくれてます。
もちろん毎回観てます。
このアニメの良さは、人や妖(あやかし)の優しい繋がりが描かれているところで、結構泣いてしまうお話が多いのです。
家で一人で観ている時は、遠慮なく泣いて、鼻水ズルズルになります。
ところが誰かが居ると、泣きたいのをつい我慢してしまいます。
昔から、人前で涙を流すことに抵抗があります。
とても恥ずかしいのです。
泣き顔がミットモナイ(だろう)という気持ちがあるからなんですが。
最近、なぜそういう私になってしまったのだろう?と、過去を振り返ってみたのです。
私はかなり小さい頃からの記憶があり、たぶん2歳辺りからのことを覚えています。
母は私が泣くことをとても嫌がり、泣くなと厳しく叱られました。
「見苦しいから泣くな!」と。
おまけに、幼い私が抱きつくのも邪険に払い除ける人でした。
私は親とスキンシップを取った記憶がほぼありません。
それが原因かどうかは分かりませんが、人に触れたり触れられたりが苦手なまま生きてきました。
1960年代当時は当たり前だったのでしょうが、中々厳しい躾をされました。
三つ子の魂と言いますが、まさにそれですね。
原因に気が付いてはいるが、なかなかそれを変えられないのが悩みです。
映画でも小説でもアニメでも何でも、こういうトラウマ的な抑圧をほぐしてくれるものに出会えるとホッとします。
感情を押し殺さずに生きられるのって、すごく解放感があるんだろうな。
私は冷たいという印象があるみたいで、自己開示をするのがどうにも恥ずかしくて堪らないだけなんですが、不本意ながらそう見られてもしょうがないかなと。
今夜も一人で夏目を観て涙と鼻水でズルズルになりながら、少しずつ自分を赦して行こうと思ったのでした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます