蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

わたしを離さないで

2006年09月05日 | 本の感想
わたしを離さないで(カズオ イシグロ 早川書房)

「提供者」や「介護者」を養成する学校での生徒の生活や、学校を出た後の交流を描く。

「提供者」「介護者」という言葉からすぐ連想されるようにこの学校は臓器提供だけを目的として生かされている特殊な人間のみを生徒とする施設。

この学校では図画工作に非常に力を入れている。それはなぜなのかが、この本のテーマだと思う。この問いに対する回答はとても切ないし、私たちの存在理由に迫る奥深さがあった。

翻訳しにくそうな内容だが、文章が自然な感じでよみやすい。
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