ファクトフルネス(ハンス・ロスリング 日経BP)
著者はスウェーデン出身の医師で、公衆衛生学を修めてアフリカで伝染病の治療や予防に長年従事した。そうした経験から先進国以外の地域でも生活や公衆衛生のレベルは着実にあがってきているのに、そうした情報が共有されていないことを指摘し、その原因と対策について述べた本。
著者が提示するクイズ(世界は思ったより悪くなっていない、といった内容)は、プレーンに答えたとすれば確かに多くの人が誤答しそうな内容だった。
まこと、人を動かすのは事実ではなく印象である。
まあ、貧困国とみなされている国自身やそうした国を支援しようとしている人は「この国の状況は着実に改善されています」なんて(ホントはそれを知っていても)言わなさそうで、そうした国や組織に属する人にとってはけっこうトンデモな内容なのかもしれない。
福島原発事故による影響はそれほど深刻ではない、とか
急激に経済や生活レベルが発展した国は独裁国が多い、とか
他にも物議をかもしそうな内容も多いのだけど、ベストセラーといえるような売れ行きらしいので、どの国でも案外抵抗なく受け入れられているようだ。
著者はスウェーデン出身の医師で、公衆衛生学を修めてアフリカで伝染病の治療や予防に長年従事した。そうした経験から先進国以外の地域でも生活や公衆衛生のレベルは着実にあがってきているのに、そうした情報が共有されていないことを指摘し、その原因と対策について述べた本。
著者が提示するクイズ(世界は思ったより悪くなっていない、といった内容)は、プレーンに答えたとすれば確かに多くの人が誤答しそうな内容だった。
まこと、人を動かすのは事実ではなく印象である。
まあ、貧困国とみなされている国自身やそうした国を支援しようとしている人は「この国の状況は着実に改善されています」なんて(ホントはそれを知っていても)言わなさそうで、そうした国や組織に属する人にとってはけっこうトンデモな内容なのかもしれない。
福島原発事故による影響はそれほど深刻ではない、とか
急激に経済や生活レベルが発展した国は独裁国が多い、とか
他にも物議をかもしそうな内容も多いのだけど、ベストセラーといえるような売れ行きらしいので、どの国でも案外抵抗なく受け入れられているようだ。