寺田寅彦随筆集 第一集(寺田寅彦 岩波文庫)
戦前書かれた文章を見ると、今ではよく意味がわからない外来語がよく使われているのに気が付く。当時はあたりまえのように使われていたのだろうが、今となっては全く見られないようなものだ。本書からいくつか引くと、「コンジェニカル」とか「ダップレナチュール」とか。
そこいくと、日本語は、今では全く使われない語句でも、なんとなく意味がわかるのがおかしい。母国語だからあたりまえなのだろうが。
花や動物をじっくり観察した描写が、ほのかな面白味があって楽しめる。これまた当たり前だが、こうしたものは今でも昔でもその姿や生態に全く変化がないのもおかしい。
逆に、インド洋からスエズ運河経由で中東、ヨーロッパに行った旅日記は、今では失われた風俗として興味をひかれた。
戦前書かれた文章を見ると、今ではよく意味がわからない外来語がよく使われているのに気が付く。当時はあたりまえのように使われていたのだろうが、今となっては全く見られないようなものだ。本書からいくつか引くと、「コンジェニカル」とか「ダップレナチュール」とか。
そこいくと、日本語は、今では全く使われない語句でも、なんとなく意味がわかるのがおかしい。母国語だからあたりまえなのだろうが。
花や動物をじっくり観察した描写が、ほのかな面白味があって楽しめる。これまた当たり前だが、こうしたものは今でも昔でもその姿や生態に全く変化がないのもおかしい。
逆に、インド洋からスエズ運河経由で中東、ヨーロッパに行った旅日記は、今では失われた風俗として興味をひかれた。