ふぁ~むずの一歩 ~ 見えないものが見えてくる♪

Runブログ。最近トレラン始めました。練習嫌いのおっさんがもがく日々を綴ります。

常念岳~蝶ヶ岳の山行日記~その3(縦走・下山編)

2010-08-14 09:05:13 | 日記
常念岳~蝶ヶ岳の山行日記~その3、縦走編です。
(その1、出発編はこちら。 その2、登山編はこちら。)


昨夜は19時前に就寝したので、4時過ぎには目が覚めちゃいました。
朝食は5時からなので布団のなかでモジモジしながら過ごします。
既に東京組のご夫婦は出発されたようでもぬけの殻でした。

朝食の準備ができたとの館内放送があり、起き出すと。。
うゎ~。 窓から槍が岳が見えます! 朝焼けに染まる槍。 感動です!!
これが見たかったんですよねー。 テンションが一気にアップ


ちなみに常念小屋の朝食はこんな感じ。みそ汁がちょっと濃かったです。


(5:53)朝食を済ませ、早々に出発です。
昼からは雨になりそうなので、この景色を見れるのも朝のうちだけです。


常念岳の頂上近くになると、ゴツゴツした岩場になります。
こんなところもガシガシ登っていきます。


(7:23)ようやく常念岳の頂上に到着。360度の大パノラマが広がります。
槍が岳から大キレットを挟んで穂高連峰が一望できます! チョー気持ちいいー!


穂高連峰もいいですねー。力強さを感じます。
奥穂は過去2回チャレンジして2回とも天候不順で引き返してますので、また今度チャレンジしないと。


南東方向を見ると、はるか遠くに富士山も見えます。(写真中央のちょい右あたり)


さて、常念岳からは蝶ヶ岳へ続く稜線を歩くわけですが、
結構アップダウンがあり、きつそうです。ちょうど雲に隠れてるところが蝶ヶ岳。


(12:37)蝶槍のあたりで雨が降り出しました。。。 ガスで視界不良。
先程までの絶景はもう見えません。残念。


蝶槍を過ぎるとすぐに蝶ヶ岳の旧頂上があります。
ちなみに新頂上はヒュッテの裏手にあり、三角点はヒュッテの手前にあります。
(分かりにくいので1つにしてくださいな。)



(14:30)雨のなか、ようやく蝶ヶ岳ヒュッテに到着。
嫁さんが途中、高山病になったのか、頭痛で気分が悪くなりダウン寸前でしたが、よく頑張って歩いてくれました。
ヒュッテで温かいココアを飲み、ストーブで暖まると、ずいぶんと高山病の症状も改善されたようでホッ。


ちなみに蝶ヶ岳ヒュッテの夕食はこんな感じ。なんと豚カツであります! これは美味しかった。

朝食はこんな感じ。


朝食で隣りに座ったおじちゃんは1人での登山だそうで、
なんと、7月20日に立山の室堂から山に入って、ずっとあちこちの山を巡ってるそうです。すっげー。
写真を撮るのが目的のようで、いい写真が撮れるまで頑張ってるみたい。

嫁さんと朝焼け。
この日の朝は曇りで、結局太陽は見れずじまい。


穂高連峰も頂上付近に雲がかぶさり、全容を見せてくれませんでした。残念。



3日目は三股にむけて下るだけです。


4時間ひたすら下り、ようやくゴールの三股に到着。



初級コースでしたが、沢伝いに歩いたり、急な登りや岩場があったりと、結構楽しめました。
そして何と言っても槍・穂高連峰を一望できる大パノラマ。もう最高です!
なかなか同じ山を2回登ろうと思いませんが、常念岳・蝶ヶ岳はもう1度登りたくなる山でした。


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常念岳~蝶ヶ岳の山行日記~その2(登山編)

2010-08-14 06:50:04 | 日記
常念岳~蝶ヶ岳の山行日記~その2、いよいよ登山編です。 (その1、出発編はこちら。)
ちょっと長くなってしまったので写真だけでもサーと見ていってください。



今回の山行ルートです。

1日目(8/ 9): 一ノ沢 ~ 常念小屋(泊)
2日目(8/10): 常念小屋 ~ 常念岳(2857m) ~ 蝶ヶ岳三角点(2664m) ~ 蝶ヶ岳ヒュッテ(泊)
3日目(8/11): 蝶ヶ岳ヒュッテ ~ 三股
※山小屋のサイトへリンクをつけてます。こちらも覗いてみてくださいね。

このルートは初心者でも登りやすく、
常念岳~蝶ヶ岳を縦走する間ずっと槍・穂高連峰を展望できる人気ルートなのです。
ちなみに常念岳は百名山の1つなんですよ。これで百名山は16個目です。





それではいよいよ出発でーす!

と行きたいところですが、一ノ沢の駐車場でゴソゴソ準備をしていると、
おばさんが寄ってきて、「台風が来てるみたいだけど、天候は大丈夫かしら?」と聞いてきます。
こちらは、「えっ、台風!? 」 て感じです。
家を出る前の天候チェックでは大丈夫だったはずなのに。。
どうやらスポットで天候チェックをしていたため九州に来ていた台風に気付いてなかったんですねー。

まぁ、とりあえず登山口にある登山指導所で確認してみよう! ということで歩き始めます。
ちなみに、おばさんのパーティは帰っちゃいました。
隣りに駐車していたテント泊の若者パーティもご帰宅。 嫌な予感ですねー。。

駐車場から10分程で登山口に到着。指導所のおじちゃんが迎えてくれます。
ここで登山届を提出して、いよいよ登山開始でーす。
学生や家族連れのパーティがぞくぞくスタートしていくのを見て、天候の確認をすっかり忘れちゃいました。。

(6:54)登山口を後にして登山開始! うっそうとした森の中に入っていきます。


(7:14)「山の神」に到着。
こういう目印があるとつい休憩をとりたくなりますがまだ20分しか歩いてないので我慢して通過します。


森の中はヒンヤリしていて気持ちいいです。マイナスイオンがいっぱい出ている気がしますねー。
沢のせせらぎを聞きながら、ゆっくり登っていきます。水がめっちゃキレイです。


いろんな高山植物にも出会えます。ゆるやかな登りなので、まだまだ花を見る余裕あり。(笑)
高山植物って、こうやって下に向いて花が咲くのが多いですよね。可憐な姿ですねー。


(8:49)烏帽子沢を通過。
沢沿いのルートなので丸太の橋をいくつも渡っていきます。
慎重な嫁さんはへっぴり腰で進んでいきます。私も怖がりなのでへっぴり腰で続きます。


(9:29)笠原沢を通過。まだまだ余裕ありまーす。


少し標高が上がったせいか、植物が少しずつ変化しているような気がします。


(10:33)ようやく胸突八丁に到着。ここで30分ほどの休憩をとります。


胸突八丁というだけあって、ここから急な登りになります。
1.4kmの道のりで370mの高さを登ります。 正念場です!

さすがに体力を使いました。写真を1枚も撮ってないのにあとで気付きました。余裕なしっ!って感じです。


(12:15)ようやく今日の目的地である常念乗越に到着。


ガスがきつく、視界が20mほどしかないんですよー。
ここに常念小屋があるはずなんですが見当たらず、付近を捜索すること5分。
テントを張ってる兄ちゃんを発見。「小屋はどこ?」と聞くと「すぐ前にありますよ!」だって。
それでもまだ分からず、指さしてくれた方向をよーく見ると赤い屋根がうっすらと見えました。

ようやくゴールできたことの安堵感が一気に湧いてきます。ホッ。



さっそくビールを頂きます! 疲れた体に冷たいビールが沁み渡る~~! 最高!!


本当なら小屋から槍・穂高連峰が一望できるそうなんですが、ガスで全然見えません。残念。。 
明日の朝、晴れることを期待しましょう。


常念小屋での夕食です。美味しかったです。お腹が空いてると何でも美味しいです!(笑)


部屋はこんな感じ。大部屋ではなく6畳くらいの部屋がいくつもあります。
この部屋は定員12名って書いてありましたが、私たちを含め3組の夫婦で使います。


1組は東京から来られた50代くらいの夫婦で、なんと袴姿で登山されてました。
宮司さんなのか、修行僧なのか興味津々。聞いてみると、剣道の修行だそうです。
靴も登山靴ではなく、地下足袋だそうです。これが一番よいのだ、と言ってました。

もう1組は40代くらいの夫婦。奥さんが岸本加代子さんに似てました。
ご主人も誰か芸能人に似てそうな感じですが思いつきません。
こちらのご夫婦とは2日目、3日目とも同じルートで、ペースもほぼ同じで抜きつ抜かれつ。


私たち含め、みなさんお疲れのようで日没前に就寝。
疲れていたのでグッスリ寝れました。途中1度トイレに起きた時、
東京組の奥さんが寝言で、「もう、いやや」と何度も言ってました。。 
何が嫌なのだろうか。袴で登山するのが嫌なのだろうか。うん、きっとそうだ。。
そんなことを妄想しているうちにまた眠りにおちていきました。


ちょっと長くなってきたので2日目、3日目はその3へ続く。
さて槍・穂高連峰は見えるでしょうか。乞うご期待!


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