一時期見た夢をブログに書く「夢日記」をつけていました。
一般的に、夢日記を書くと現実と夢の境界がなくなってしまい、狂ってしまうとの論があります。
それはわかっていてですね。
無意識に抑え込んでいる記憶や欲求を表に出して、有意識化することによって不満そのものをなくすという訓練で。
誰にでもできるとは思えないので、おすすめはしません。
人の記憶だけでなく、認識も、意外と正確ではないのですよ。
現実と幻想の区別がしっかりとついているか?
一般健常者でも現実認識に対して、自分の脳内で勝手な補完を行って、自分以外の人の考えや認識を構築する。
全く関係ないただの被害妄想で、相手は当人より自分自身のことを考えるので精一杯、なんてことは多々ある。
「現実」と、脳内補完したシミュレーションという「幻想」を、しっかりと区別して考える訓練をしていたわけです。
痴呆症や精神思考障害は、現実と幻想の区別が全くつかない状態とも言えるわけです。