いつもの職場の教養から。
今回は歯についての内容ですね。
以下。
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Cさんは、むし歯の治療で歯科医院に通っています。
ある日の診療で、歯科衛生士に、「どのように歯を磨いていますか?」と尋ねられました。
Cさんはいつも、歯ブラシをしっかり握って、短時間でゴシゴシ磨いています。
そのように答えると、歯科衛生士から次のように指導されました。
「力が入りすぎていると、歯にも歯ぐきにもよくないですよ。
歯ブラシは鉛筆を持つように軽く持って、やさしく磨いてくださいね」
その日の夜、Cさんは教わった方法で歯ブラシを持ち、やさしく歯を磨いてみました。
しかし、長年の磨き方がすっかり身についています。何か物足りないような気がして、
すぐに、前の磨き方に戻ってしまったのでした。
その瞬間、Cさんはハッとしました。会社では部下に、
「良いことはどんどん取り入れなさい!」
「昔のことにしがみついていてはだめよ」
と言っている自分が、良いとわかっていながら、今までのやり方に執着していたのです。
<まずは歯磨きから>と思いながら、新しい磨き方に挑戦しているCさんです。
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むむむむ・・・
今までの方法で結果が出ていない。
今まで通りではよくないということですから、
変える。変わる必要があるということですよね。
とはいえ、長年の習慣というのはなかなか変えられないものです。
素直に受け入れ、実行する。
実行したら、それが正しくできていいるか客観的に評価してもらう。
そして続ける。
ムズカシイことですけどね。
たかが歯磨きかもしれません。ですがそのたかが歯磨きが難しい。
変えられない自分自身がもっとも難しい。
山形県 米沢市 笹生歯科医院 副院長のKazuyoshiでした。