こちらの記事で書かせていただいた内容に関するものなのですが、
わたしが通っていた高校は普通科で、わたしと同じ学年では、音楽大学受験生はわたしを含めて2人でした。
神奈川県立秦野高校というところで、丘の上にあります。
自転車通学の人は朝から死にます。
わたしはバスでした。
秦野駅と東海大学前駅の中間に位置し、東海大学から行っても非常に遠い上、坂道を上がっていきます。
当時の校風は「ただただのんびりおだやかいさかいなし」という平和を絵に描いたような学校でした。
音楽の田中正博先生は、東京藝術大学声楽科のご出身でした。
普通科の生徒に対して、高度な音楽教育を展開していました。
そのうちのひとつが、写真のものです。
ドボルザークの『交響曲第9番新世界よりホ短調』、ベートーヴェン『交響曲第5番運命ハ短調』の単行本サイズフルスコアを全員に渡し、どの楽器が主旋律をリードしているか判断して、それぞれ第1楽章から第4楽章までマーキングさせる、という課題を課しました。
わたしは楽しかったですが、音楽に詳しくない生徒はどのようにして提出に至ったのか、謎です。
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