鎌倉文学館 バラまつり 5月12日(土)~6月3日(日)
文学館の庭園には200株のバラが咲き競っている。
企画展 澁澤龍彦 カマクラノ日々
4月28日(土)~7月8日(日)
フランス文学者、小説家、美術エッセイストである澁澤龍彦(1928-1987)は、埼玉の名家である澁澤一族の本家「東の家」の直系で、武州銀行に勤める武の長男として生まれた(本名は龍雄)。18歳で家族と鎌倉に移り住み終生この地に住んだ。墓所は北鎌倉の浄智寺(写真右)。
文学の世界では、マルキ・ド・サドやユイスマンスの翻訳者・紹介者として脚光を浴び、澁澤は一方で既存の美術史の枠にとらわれることなく、マニエリスムの時代からシュルレアリスム、近世から同時代の日本の美術家まで多くの美術家たちを彼独自の美的視野のもとに紹介した。
また、1960年代は三島由紀夫や土方巽、唐十郎など、文学や演劇、美術の先鋭たちがジャンルを超えて緊密に結びつく時代であった。澁澤の周囲には、引き寄せられるかのように芸術家たちが集まり、一種のサロンの様相を呈していたといわれている。そのような交友のなかで、澁澤龍彦が時代をどのようにリードしていたかを考えてみたい。
両親・父の武は銀行員。母は節子(実業家で政治家の磯部保次長女)
最初の妻・矢川澄子(詩人。教育学者矢川徳光の娘) 仏画家矢野眞は義弟。
再婚の妻・澁澤龍子
妹・澁澤幸子(作家) ・Wikipedia・チラシなどを参考にした。