いちよう:二千和会だより

 会報「いちよう」を通して、人生がさらに豊かに広がるよう「今も青春!」の心がけで楽しく交流しながら散策しましょう。

ほんの30分

2010年01月28日 | SO-Color

なんだか寝ぼけているような写真である。
この海で、初めて泳げた思い出の海である。知識として、海の比重は水よりも重いから浮力は大きいと…、
だから水の中で泳ぐよりも楽に浮くはずである…、ということをしっかりと頭に刻み、イメージして
「今年は泳げるようになる!」と、励んだことを思い出す。小学校5年生の夏のことであった。

土地の子と海で遊んだ。
「立ち泳ぎ」って、何気なくラクそうに泳いでいるからそれを覚えよう……教えてもらって泳ぐわけではない。
見様見真似である。結局は泳げるようになったのは「平泳ぎ」だった。
初めて浮くことを体験した。
やっぱり海での泳ぎは浮力が手伝ってくれて早く泳げるようになったと、ひとり納得した。

 

いま、時間があれば駅の近くの「RENAISSANCE」スポーツクラブへ行って泳いでくる。
バタフライは上手く泳げないし疲れるから、背泳、クロール、平泳ぎの3種泳法で泳いでくる。

教員免許の「小学校一級免許状」は、全科の教授法は試験を通れば単位を取れたが、泳げない場合は話にならない。
泳法は問わず、兎に角25メートル泳ぎきれば私の時代は合格。
子供の頃からの自己流の泳法で、足の届かない深いプールで
手と足のタイミングが合っていなかったようだが泳ぎ切り…無事免許状を取得。

大人になってスイミング教室で正しい泳ぎ方を学んだ。
スポーツクラブだから、プールのみならず体を鍛えるための機械にも、あれこれ挑戦してみた。
機械を使ってみると、かなり力仕事をしているような…、しかし何の仕事の成果もないのに
体を使い時間を潰すだけ、汗を流して疲れるだけ…、
風景を楽しみながらの散歩に加えて、買い物も出来るような良さもない。
実際に
自転車で出かければ?草取りをすれば?穴掘りをすれば?雑巾がけを力いっぱいすれば?
ハタキをかけたり、物を片付ける時に重いものを運ぶのなら、かなり筋肉が出来るだろうに…と、なんだか馬鹿らしくなった。

水泳の場合、冬は特に温水のプールがなければ、出来ない。
そしてほんの30分あればかなりの有酸素運動が出来て、心地よい疲れもある。
25メートルを6~12往復すれば、300メートルから600メートル泳ぐことになる。
それだけでも運動したという手応えがあり体調も良い。私は水泳のみで満足して帰ってくる。

ある部位を細くしたいとか、足に筋肉をつけて歩行に困らないよう運動したいとか、
痩せてスマートになりたいとか、スポーツクラブで頑張る目的はそれぞれである。
部分的な体づくり、筋力の補強・調整をしたいのなら、その疲れは、
必ずしも生産的な仕事の結果ではないけれど、まあ良いかという気になってきた。
機械を使って筋力や体力の調整をする…というのも、私の考えている中で許される範囲としよう、
毛嫌いしていた機械を使っての運動をやってみても良いかも知れない…という考えに
最近は変わりつつある。
しかしながら、まだスイミング一辺倒である。水泳は時間的、効果的な手応えがあって最高!と感じつつ、
クラブに通っている現在である。