「カード社会の歩き方」
・・・金融広報中央委員会発行の「これであなたもひとり立ち」から
「きみはカード社会を歩けるかクイズ」より。
「カード社会の落とし穴・・・金利と法律に強くなる」から。
「おいしい話にご用心・・・きっぱりはっきり断ろう」から
「悪徳商法とたたかう」から。
「ネット社会を生きる」から。
「先生の問いに答えよう」から。
今回の講師高橋先生のレジメから。
クレジットカード枚数の推移。
1人3枚以上持っています。
銀行系・流通系が多いです。
消費支出はここ10年そんなに変わらないが、
決済が
クレジットカードになっている傾向がわかる図表です。
先日、ファイナンス研究会
109回目の講座を開催。
クレジットカード等の基礎知識と多重債務について
講師は高橋直也先生
(弁護士・金融広報委員会金融広報バイザー)でした。
金融広報委員会でも
「これであなたもひとり立ち」という
小冊子のワーク8で
カード社会についてよくまとめられた
よいパンフレットがあるのですが、
なかなか本当の意味での
カード社会の理解が進まないのが現状。
カードを
打ち出の小づちに考える人が後を絶たない。
今回は
弁護士という実務を通した中から
実例を交えながら
「クレジットカードの基礎知識と多重債務」を話していただきました。
レジメと
☆消費者信用供与額と前年比の推移
☆販売信用供与額の推移とその内訳
☆クレジットカード発行枚数の推移
☆民間最終消費支出に占めるクレジットショッピングの推移
☆クレジットカード不正使用被害の推移
の図表で
下記の項目を説明していただきました。
第1 クレジットカードの基礎知識
1)消費者信用の市場動向
2)割賦販売法の概要
①割賦販売法の趣旨
②法の対象範囲→販売信用(割賦販売、ローン提携販売、信用購入あっせん)
③信用購入あっせんにかかる法規制
ア 個別クレジット契約のクーリングオフの効果が販売契約に及ぶ。
イ 既払金の返還(適量販売)
ウ 既払金の返還(不実告知)
エ 支払停止等の抗弁の接続
オ 契約解除等の制限
カ 過剰与信防止義務
第2 多重債務
1) 多重債務の現状
2) 利息規制
① 利息制限法
② 改正貸金業法
3) 多重債務の解決方法
①任意整理
②調停
③個人再生手続き
④自己破産
アベノミクスに揺れる日本ですが、
またまた
「貯蓄から投資」の宣伝が政府の広告から見えてきました。
クレジットカードにつきましても、
どんどん消費をという声に押されて一人3枚以上持っている現在、
消費は
美徳という神の声があるのはそれとしていいとは思いますが、
いかにセフティネットを構築するかの
体制・教育が遅れているかと思われます。
今回はその現状を高橋先生にお話しいただけました。
高橋先生ありがとうございました。
これからも
実務からのお話をお願いします。