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生け花には
心を鎮める何かがある。
コトラー教授・8つの成長戦略のエピローグ
☆われわれは今、大恐慌以来の最も大きな危機の中にいる。
大恐慌時代もそうであったが、今ここにある危機は、地球規模のものである。
われわれはみんな、世界経済を再び成長させるために、
それぞれの役割を果たさなければならないということだ。
本書は重要な領域であるビジネス(企業・事業)について書かれたものである。
ビジネスは成長しなければならないし、
また、成長のために他の領域と協力していかなければならない。
ビジネスは成長のダイナミックな源泉
―これまで、そしてこれからも、それは消費者のことであるが―と
関係を築いていく必要がある。
国内市場であれ国際貿易であれ、経済成長の扉の鍵を開くのは、
いつも消費である。
消費が指導する鍵は、マーケティング力とその適用にある。
☆アメリカでは、経済回復の解決としての、緊縮経済か、消費刺激か、
という二者択一の対応策をとっている2大政党の極端な立ち位置が経済の回復を遅らせている。
経済回復の解決としての、緊縮経済と消費刺激の論争の解決には、
中道的な立場の存在が考えられないだろうか。
債務削減と増税の折衷案を要請するような中道の立場で合意することで、
多くの政治的な争いや、企業を悩ませ、投資や借入を躊躇させてきた経済の不透明性が消え、
もう一度、あの幸福な時代がやってくるだろう。
☆現在、資金は不足していないのである。
単に自身と協力の欠如があるだけだ。
われわれに必要なのは、単純に、個人、企業、組織や政府が
もっとお金を費やすようにすることなのである。
科学とマーケティングの実行によって、消費することの不安と戦い、
恐れをなして貯蓄に回すという衝撃に抵抗しなければならない。
マーケティングは将来への自身と希望を生み出すことについて、
より大きな役割を果たさなければならない。
☆マーケティングには、
すべての人のよりよい生活と夢を売る、比類ない力がある。
企業が、魅力的な価格で、どんどん製品やサービス、経験を生み出していくことが必要である。
iPadのような新しい製品がもっと出てくることが必要だし、
反対に、
金融派生商品は減るべきだ。
われわれは生産とマーケティング・カルチャーを守っていく必要があり、
マネーゲームでお金を増やそうとする金融カルチャーを減らしていくべきだ。
☆すべての企業は1つではなく、2つのマーケティング部門が必要である。
通常のマーケティング部門は戦術的なものである。
その職務は、企業が現在つくっているモノを売ることである。
それは製品(product)、価格(price)、流通(place)、プロモーション(promotion)の4Pを使って行うことになる。
企業の製品を既存チャンネル(流通経路)に提供し、
またそれを届ける新しいチャンネル(流通経路)を作り出す。
メッセージを伝えるのに伝統的なメディアを使用し、よりきめ細かく、
あるいは適切なメッセージを適切なタイミングで適切な人々に伝えるために、
現在ではデーターベースやソーシャルメディアも使用する。
もう一つのマーケテイング部門とは、戦略的なものである。
それは、今日の製品動向に左右されず、将来に対して準備するものだ。
企業は今から3年後に、顧客は一体何を欲しているのかを考える必要があり、
将来の競合に備えなければならない。
新しい技術や新しいメディアが出てくるかもしれないことを予想しなければならない。
技術の進歩やグローバリゼーションによって現在訪れて機会を視覚化するような、
革新的な考え方を取り入れなければならない。
トップマネジメントには、常に新しいアイデアを継続的に送り続けなければならない。
☆成長はこの陰鬱な時代においても可能である。
われわれは機会を作り出す9つの主要なメガトレンドという処方箋から本所を書き起こした。
そして、成長への8つの途を指摘した。
1つの途だけを遂行して、残りの7つを提供している機会を見過ごしてしまっている企業がある。
またいくつかの途に突っ込んでいるが、
まさに平均レベルでのパフォーマンスしか発揮していない企業もある。
我々は本書で、企業をいかに成長させるかの解説と処方箋を述べてきた。
また、企業が成長への異なった途をどのようにとれるかの疑問にも応えてきた。
☆マーケッターは好機を捉えられるように訓練を積んでいる。
彼らはあらゆる危機においても機会を発見するのが得意だ。
企業が、危機の思考ではなくて、新しい成長への機会を発見するのに、
いかにマーケティングを利用するかという思考に転換することを、
われわれは望んでいる。
コトラー教授の結論には
日本の現在、
考えなければいけないことや
学ばなければいけない事があるようです。
いわきは雨。
これから
飯村直美料理教室へ。
今日は何が・・・・・
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