医者から詳しく聞かされない医療情報:セカンドオピニオン

誤解と批判を恐れない斜め後ろから見た医療情報

「休日に寝だめ」は逆効果=平日差大きいほど不眠、抑うつ-働く人の睡眠調査

2007年03月17日 | 総合
普段の寝不足、休日に補えません-。休みの日に遅くまで寝ている人ほど、不眠や抑うつを訴える割合の高いことが17日、働く人を対象とする内村直尚久留米大助教授(精神神経学)の調査で分かった。

平日の睡眠時間の短さは、抑うつと強く関連していた。同助教授は「時間が不規則だと熟睡感が得られない。良い睡眠のためにはできるだけいつも同じ時間に起きることが重要」としている。

調査は昨年12月、首都圏の35~59歳の勤労者約9000人を対象にインターネットで実施、約6000人から有効回答を得た。それによると、平均睡眠時間は平日6.1時間、休日7.3時間。休日の起床時間が平日より2時間未満遅い人が不眠を自覚する割合は25.9%なのに対し、2~3時間で29.4%、3時間以上で33.3%と、平日との差が大きいほど不眠の人が多かった。抑うつ経験も、2時間未満4.3%、2~3時間5.2%、3時間以上6.2%となった。
(時事通信より引用)


この内容と類似のことはすでに2年前の米国睡眠関連連合学会で朝寝坊は夜更かしよりも日内リズムに有意に大きな位相変位を起こさせるとして報告されており、私のブログでもお伝えしていました。米国睡眠関連連合学会での報告よりも調査人数は多いとはいえ、研究のアイデア自体は過去のものの焼き直しと言わざるをえません。


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コメント (1)
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