Sengoku1985

何故、私は鉄道を撮り続けるのか?

The Sleepers#61

2016-03-14 | 鉄道写真


 それでは、連載第61夜は、平成19年夏の夕方の上野駅をお届けします。


 暫く寝台列車も使用しない時期が過ぎましたが、夏休みに北海道に行くことを計画、通常に北斗星か新幹線で行けば良いのに、何故かひねくれ、乗車列車は「あけぼの」でした。


 まだ夜と呼ぶにはあまりに早すぎる、昼下がりの上野駅13番線に、銀色の車体が入線します(写真)。寝台特急「カシオペア」です(写真、スロネフE26-1)。最末尾の特等席のこの位置に、特殊弁装置があります。



 電源車、カハフE26-1です(写真)。空きスペースは、展望ロビーになっています。子供がゲームをして遊んでいます。



 牽引機は専用機3両のうちの一つ、EF81 79「田」でした(写真)。塗色も変更されています。



 続いては、少し暑さの緩む頃、上野駅13番線に、客車が推進入線します。「北斗星1号」、客車はJR北海道の列車です。先頭は、マニ50改造の電源車、マニ24 502です(写真)。編成美を維持するため、通常高さの屋根上にキセを装備、24系寝台車と屋根高さを合わせています。



 牽引機は、EF81 93「田」です(写真)。横に流星マークの描かれた、いわゆる「星ガマ」です。


 なお、田端機関区所属の交直機(EF81、EF510)は、交直電源地上切替地点の黒磯を通過できる対策が、車両側でとられています。



 続いて、「北斗星81号」が、カニ24 507を先頭に、上野駅13番線に入線します。以降は、客車もJR東日本所有車両です。



 「北斗星81号」牽引機は、EF81 85「田」でした(写真)。



 続いて、「北斗星3号」が、カニ24 505を先頭に、推進運転され、上野駅13番線に据え付けられます(写真)


 青函区間の当時の牽引機ED79は、以前は青森駅でスイッチバックして繋いでいましたが、この頃から青森信号場場内に変わった関係で、上野方末尾がオハネフ25では無く、カニになっていました。


 また、写真左下のLEDカンテラは、夜間の前照灯に相当します。



 この日の「北斗星3号」牽引機は、EF81 82「田」でした(写真)。



 続いて、オハネフ24 27を先頭に、客車列車が推進されてきます(写真)。「あけぼの」です。貫通路を開け、特殊弁装置を乗務員が操作します。



 そして据え付け完了、弁装置を外します(写真)。間もなく貫通路が閉じられ、カンテラも外され、テールライトが点きます。テールマークも見えます。



 電源車は、カニ24 25でした(写真)。



 牽引機は、EF81 139「青」でした(写真)。同列車が、最後の正調ブルートレインになると、誰が予想したでしょうか。


 そして、同列車に乗り込み、北を目指します。その先は、次回としたいと思います。


 それでは、次回をお楽しみに。


コメント
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