大津の三井寺から京都の山科に通じる旧道小関越
その途中に在る集落のお堂に、素晴しい磨崖仏がある
と言う事で、大和を飛び出し近江まで出かけて来ました。
阿弥陀如来坐像を中心に大小十五体の仏が彫られています。
滋賀県大津市藤尾町
とても美しい阿弥陀坐像です。
光背に沿って梵字が刻まれています。
面相も穏やかで衣文の流れも美しいです。
連弁は下向きに開いた珍しい形式です。
左には地蔵菩薩立像
本来は阿弥陀如来の左右に在る筈の観音・勢至両菩薩が
阿弥陀の右側に並んで彫られた珍しい形式です。
一番右の小さな仏は釈迦如来と言う事です。
十五対並ぶ様は壮観です・・・
このお堂の奥壁に・・・