嘗て今木は吉野金峯山寺に登拝する古い街道筋であった。
泉徳寺には蔵王権現石仏を中心に、役行者・双竜神・善女竜王
二神像・不動・倶利迦羅不動のほか、道祖神など
大和では通常見られないような石仏群が見られます。
吉野郡大淀町今木
権現堂内に祀られている石仏。 この権現堂は自由に入る事が出来るうえに
石像にライティングまで出来るようになっていて非常に在り難い所です。
中央の蔵王権現は金峯山寺の本尊でもあります。
岩座に立ち、火焔を負って、三眼炎髪、右手に三鈷、左手に弥勒印を示し
右足を高く蹴り上げる活発な姿で現されます。
躍動感溢れる石仏です。
役行者倚座像と前鬼・後鬼
双竜神
双竜神の上部左に如来像、右に不空羂索観音（馬頭観音とも）
権現堂の柱に書いてあった素晴しい言葉です。
先人の文化遺産を鑑賞することは、後世の欣喜すべき権利であり
これを将来に伝えるのは、崇高な義務である・・・・・と
無闇に閉ざされた堂が多い中、この言葉は私達石仏好きの心に沁みます・・・
立派な仁王門が在ります・・・
