倭地区の真光寺墓地に南北朝時代の地蔵笠石仏が在ります。
三重県津市白山町中ノ村
石柱状の自然石に、蓮華座に立つ通常型の
地蔵像が彫られ、笠石が乗せられています。
笠石は軒反りの形、棟の作りにも古風が見られます。
元は、本街道に面して建立された街道地蔵だった様ですが
現在は寺内の墓地に六地蔵と並んで置かれています。
埋め墓だった頃は、受け取り地蔵の役目も果たしていた様です。
面相はとても可愛らしく、乳児の様です。
伊賀地方の地蔵の様な立派な錫杖を持っています。
破損や亀裂を樹脂の様な物で修復したのか
斜めに走った黒い筋が目立ち、非常に残念です・・・