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利権ビジネス・サスペンス小説『ウオーターゲーム』

2024-04-01 07:39:53 | ミステリー小説から見えるもの
このビジネスサスペンス小説は、利権絡みの競争社会を描いており、政治家の大物が関与する現実を反映している。物語の面白さは、主人公が過去の人生を晴らすために社会に斬り込む奇想天外な計画と逆転展開を描いている点にある。主人公は情報を駆使し駆け引きを行い、最終的には巧みな戦略で生き残りを果たす様子が描かれている。この小説は、現代社会における利権を巡る金持ちや政治家の貪欲さ、そして彼らが利権を手放さずにしがみつく姿をリアルに描写している。
『ウオーターゲーム』吉田修一
「概要」突如ダムが決壊し、濁流が町を呑み込んだ。水道民営化の利権に群がる政治家や企業による爆破テロ!? 秘密組織エージェントの鷹野一彦と田岡亮一は次の爆破計画を阻止するために奔走するが、事件の真相に迫るスクープ記事が政財界を揺るがす大スキャンダルを巻き起こす。テロの首謀者は、そしてこの情報戦を制する者は誰か
ー「水利権」に絡み情報を抜き、横槍を入れ、ビジネスの横取りが始まる。中心人物となる政治家、警察とのコネがある水利権に主要な人物、海外の投資家・銀行、諜報員・情報スパイ(元孤児)等が絡む裏ビジネスの事件裏だ
ー「水利権(水道事業)の民営化」中南米では外国の投資家による独占で、地元庶民は高騰する水料金に暴動を起こし政府が転覆、契約は破棄されるなどの事件が絡む、その事例をうまく投資家を抱き込んで投資させ暴利を稼ぐ利害関係を整理していく(国民の為に)
ー「男同士というのは知り合ったりしません。一緒にいるかいないか、それだけです。」
ー政治家等へのメッセージ「自分の国を出て、他の国を見ようとしない人たちは皆世間知らずになる、時間が止まるんです」



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