@「近年は、今まで貯蓄していたお金を投資に回し、それを運用していくことで安定的に資産形成を図っていくための制度・環境が整備」として預金から資産・投資運用が重要となってきている。市中銀行の金利から投資・株式・外貨預金などへ移動し始めている。だがここに為替円安等も鑑みながらの投資は学習すべきである。「高校から始まる・・」日本も実践的な教育がなんとなく疎いがようやく始まった。
@「ディープフェイク」(音声・画像)の偽装で詐欺が増えると予測する記事がある。今までは「会話での偽装」がさらにブラッシュアップされ、本人に似た音声と動画も含めた詐欺事件が起きそうだと言う。悪用された場合、真に本人との確認を自らが行うしか手が無い。
@「学び」力が低迷している原因が、日本の将来と仕事にやる気のない人が増える、と見る。さらに生きがいを求める人が減退していく様を見るようで日本の末恐ろしい。
「学びの必要性を感じていない」「何を学ぶべきか分からない」という回答
国内のスポーツ選手始め、高級技術技能者、研究者など様々な才能が海外に流出することが今後さらに拍車をかける(日本で頑張っても賃金が相応していない現象=学力・努力)
@『やっぱりそう来たか 親子関係』
「厳しく叱った」でも何も処罰もしなかった首相(親と息子)だが、世論の批判から昨日漸く「更迭」という。これも親の保護がある。それは「本人が辞めたい」と言ったこと、更迭が「6月1日」(6月1日在職で給与が違う)首相の任命責任とはなんなのか、これでいいのか公職責任 何も変わらない
『論語』自分に厳しく他人にも厳しく・親子なら尚更だ
(写真提供:Bbmail)
@原発停止しているにも関わらず関連会社が大きな黒字を維持している疑問!
記事には「2011年の東日本大震災による東京電力福島第1原発の過酷事故以降、稼働停止中だ。要するに現時点では売り物となる商品が何もない。にもかかわらず、この会社は毎期1000億円前後の売上高を着実に計上し、しかも黒字を維持し続けているのである。総額は12年度から22年度までで実に1兆2141億円。原電の連結総資産7285億円(今年3月末)を軽く上回る」
電気事業の組織そのものにも大きな課題がある。そこにメスを入れて欲しい。
これでも電気代値上げを了承した官庁の姿勢が理解できない!
@徳川5代将軍以降の幕府思想がこの伊藤仁斎の儒学が重んじられた。基本は中国『論語』「孔子・孟子」の教えである。特に現代でも言われている「他人を思いやって行動すること」(事が思う様にならないときには振り返って考えよ)、「他人に厳しくするように自分にも厳しくあれ」(自分に甘いのであれば他人にも優しく接すること)は肝に命じるべきものかと思う。
『伊藤仁斎』澤井啓一
「概要」京都・堀川に生まれ、若くして朱子学に傾倒するもやがてそのあり方に疑問を抱く。朱子学による解釈を排して孔子や孟子のテクストに直接向き合う古義学という方法を確立、その学塾古義堂は多数の門人を集めた。本書は京都を中心とした文化人や公家衆との交流、さらには同時代の東アジアの思想空間の中で仁斎を位置づけ、その思想を立体的に浮かび上がらせていく。
ー伊藤仁斎 江戸時代の儒学者(1627~1705)京都商家、母方は豪商角倉一族
徳川5代将軍綱吉時代の思想家、旗本・書院番頭稲葉正休に献上した書物が「論語古義」「語孟字義」その後、稲葉は大老堀田正俊を刺殺する事件を起こす。萩生徂徠等が続く。
ー歴史認識 秀吉を秦の始皇帝の様に軍事的才能に恵まれたが、秀吉は「不仁の過ち」悪独非道の行為など民衆との同調ができず二代で滅したと評価(自暴自棄者)
ー仁斎の儒学、特に孔子と孟子の教え(論語)を実践することに結論づける
朱子学から陽明学、儒学へと学び「語孟字義」「童子問」「論語古義」「孟子古義」などの著書
陽明学では特に「心学」への関心、儒学は「心の修養」
ー「語孟字義」
上巻:天道・道・理・徳・仁義礼智・心・性・四端之心・情・才・志・意・良知良能
下巻:忠信・忠恕・誠・敬・和直・学・権・聖賢・君子小人・王覇・鬼神・詩・書・易・春秋・総論四経
実徳としての仁(思想と正面から向かい合いその実想を捉えること)
慈愛の心の行動で恩恵が与えられる
他人を思いやって行動すること(事が思う様にならないときには振り返って考えよ)
他人に厳しくするように自分にも厳しくあれ
(自分に甘いのであれば他人にも優しく接すること)
学問を志す人間はどこまでも謙虚であるべきだ(学問こそが日常の実践と考えるべき)
学問が不十分では俸禄をもらうのは恥だ
ー「古義堂文庫」は天理大学附属図書館に保存
ー荻生徂徠「学問は歴史に極まり候ことに候」
歴史の中にこそ人間お知恵は宿されている。人間のオロサカもそこに露わだ。歴史を探り、歴史に学んでこそ、人間はようやく自らの正体を知り、いくらかは賢くなることができる。新しい勇気を得て未来にむかくことが出来る。
@目の錯覚(イルージョン)2つ (画像を大きくして近くで見てください)
1、白黒の女性の鼻の頭の赤い点を10秒ほど見た後、瞬きすると何かが変わります。
2、白黒の画像の中央にある4つの点を10秒ほど見た後、瞬きすると何かが変わります。
@ここにある思考地図はよくある分析アナリストの基本のようなものだ。トッド氏の重要視している点は、事実に基づく統計数値データを如何に先入観なくして分析・出力すること、さらに、史実に基づく歴史観比較が付加されることにある。歴史は繰り返すの如く事件事故、災害も過去の史実が参考になる場合も多く、特に政治家の政策などは「前例」を重視する人間が多いのはそこに理由がある。だが、悪い事に過去20~30年の歴史でも政府の政策で最新技術を駆逐した対処にはなっていないのが残念だ。今回のコロナ対策で、多くの国々が「マスク・対処機器」がほとんど自国以外であったことの誤りが浮かび上がったことは今後の政策にも参考になったと思う。
『エマニュエル・トッドの思考地図』エマニュエル・トッド
「概要」これから世界はどこへ向かうのか?危機の時代を見通す真の思考法を世界で初めて語りつくす。困難な時代/思考を可能にする土台/なぜ哲学は役に立たないか/混沌から法則を見いだす/思考とは手仕事/考えるのではなく、学ぶ/能力はだれもが平等/思考のフレーム/処理能力としての知性/記憶力という知性/創造的知性/機能不全に注目する
1、インプット(入力 脳をデータバンク化せよ)
読書/分野横断的に読む(古典・歴史)/新たに学んだことを掘り下げる
2、創造 (発見・着想は事実から生まれる)
データ蓄積から着想へ/アイディアにどう向き合うか/データからの思いつき(直感)を形にする
3、検証(視点 ルーティンの外に出る)
外の世界へと出る経験/歴史との比較/テーだの分類/別の世界を想定する
4、分析(現実をどう切り取るか)
社会を観察する目/歴史学、統計学との出会い/相関係数から読み解く/先入観を排除
5、出力(書くことと話すこと)
社会への発言/書くことは苦手/友人を説得するように/書きながら考えない
6、倫理 (批判にどう対峙するか)
学術界からの反感/思想というバイアス/同調圧力に抗う/価値観ではなく知性の戦い
7、未来 (予測とは芸術的な行為である)
現実には服従せよ/進行中の危機を思考する/歴史という補助線
思考から予測へ――三つのフェーズ/芸術的行為としての予測
@『やっぱりマイナンバー含め政府のITには信頼できるものはない』
国のデジタル化で信頼できるものが本当にない(相当の税金を注ぎ込んでいる割に)のは将来恐ろしい行政にもなる、と思うのは私だけだろうか
(写真提供:Bbmail)
@「欧州連合(EU)の欧州議会の2つの委員会は5月11日、公共の場所での顔認識や生体認証テクノロジーを用いた大規模な監視活動の禁止などを盛り込んだ、人工知能(AI)の規制案を承認」と言う記事。「公共空間でのリアルタイムの生体認証システムの使用を禁止することに加え、顔認識のデータベースを作成する目的で、SNSや監視カメラ映像から生体データを無差別に収集する行為を禁止」としているが、果たして可能だろうか。社会の「表と裏」(公共vsサイバーセキュリティー分野+秘密警察+公的機関)での実行となる気がする。
近未来は「仮面」を被って外を歩く人間が増えるかも知れない。
@隣地から枝や樹々が越境している場合は枝・樹々を切ることが可能に!2023年4月に施行された改正民法(民法209条1項〜4項)条件:隣に通告し切ってもらうお願いをする、それでも切らない場合2週間後程度で自ら切っても良いと言う民法(詳細はサイトへ) 写真はイメージ画
@世間は様々な悩み事で相談できる相手が必要な社会となりつつある。この書では「私立探偵」として人々の悩み、相談を解決していくが、ケースによっては依頼者が「被害妄想」から「偽装」させ、「優越感」を持つ様なものまであるのが現代だ。「独りよがり」で「自己満足」の目的で仲間でも犠牲にできる人間が現存し、増えていることが悲しい。それは現代社会の所為だろうか。
『五つの季節に探偵は』逸木裕
「概要」人の心の奥底を覗き見たい。暴かずにはいられない。わたしは、そんな厄介な性質を抱えている。高校二年生の榊原みどりは、同級生から「担任の弱みを握ってほしい」と依頼される。担任を尾行したみどりはやがて、隠された“人の本性”を見ることに喜びを覚え――。(「イミテーション・ガールズ」)探偵事務所に就職したみどりは、旅先である女性から〈指揮者〉と〈ピアノ売り〉の逸話を聞かされる。そこに贖罪の意識を感じ取ったみどりは、彼女の話に含まれた秘密に気づいてしまい――。
ーイミテーション・ガールズ
いやがらせをする相手を何とか逆襲しようと友達を巻き込む、ところがその悪戯された本人が・・嫌がらせ話の主人公だった。「被害妄想から仲間を売る」
ー龍の残り香り
龍線香というめずらしい香木が失くなり、犯人をつ突き止める。意外や師匠の正体分かる
「プロの魅力は欠点を隠すこと」
ー解錠の音が
詐欺とストーカー扱いされた元妻から夫の悪癖を知ることで、自転車の鍵だけが失くなる新たな事件から別の犯人像が浮かび上がる。「人は暗証番号を使い回す」
ースケーターズ・ワルツ
一流の指揮者を目指すがどん底に、薬物に手を出してしまう。同棲していたピアノ販売人からも最後の仕打ちで夢は罠うことがなくなった。「薬物は人を変え人を裏切る」
ーゴーストの雫
兄弟仲がぎこちない中で妹のリベンジポルノ事件を捜査すると、意外な事が出てきたそれは偽装
兄を見返そうと偽装し心配させる事で有利、優越感を持ちたかったのだ。「自己満足と優越感」
文中にある気になる言葉・説明
色の世界には「三原色」があり全ての色は3つの原色を混ぜること
@日本には、全国に1572の最終処分場があり、それらの最終処分場でこれから埋め立てることのできるゴミの量は、東京ドーム79.4杯分、とある。今のペースで使われると、全国平均で23.5年しか埋め立て処分可能な期間がない、と言う。
最終処分場へのゴミの搬入量を減らす手段の1つとして、ゴミを燃やした後の灰を資源化する方法がある。灰を工場に運搬し、粘土の代替原料としてセメントにしたり、民間の資源化施設で人工の砂を作ったりできる、施設建設のコスト高が懸念されており思うように進んでいないという。これからの日本のゴミはどこにいく。
@現存する「テキヤ商売」は決して「ヤクザ商売」とは違い、縁日などでの稼ぎ商売人であることだ。また、近年露天商は「キッチンカー」など素人の商売人が増えている、と言う、その背景には昔ながらの「テキヤ」正月、5月、9月だけの商売では儲からず、「テキヤ商売」の人手がないことだ、と言う。(今後消えゆくお店の一つになるかもしれない)「テキヤ言葉」で気になったのが行商をゴミと言い、客をジンキヤリと、様々な差別語が数百種もあると言う。
『テキヤの掟』廣末登
「概要」縁日から屋台が消える。暴走する暴排条例。反社でないのに排除されている――。
ー「半グレ」とは、暴力団に代わって勢力を増してきた、組織を持たない連中
高齢者などを標的に詐欺行為など社会的脅威を生み出している
ー「テキヤ」の言われは香具師と言われる
香具師、野士、薬師、矢師、など、江戸中期かの商売人が発祥とも言われる
ー「テキヤ」とは、庭場を持ち家業する商売人
「ヤクザ」はシマからの上がり(賭博など)を主とする集団
「テキヤ」は戦後間も無く闇市から始まり、経済成長と共に暴力団化したもののある
「テキヤ」は総じて非合法なことはなくむしろ神社仏閣における「お祭り」の名脇役
「タンカバイ」とは口上を伴う伝統的な商売(寅さん)
ー「テキヤ」商売
寺の庭(庭場)に露店を設け世話人が仕切る、テイタ(場所代)を支払う
ボク(植木商)、タカモノ(曲芸、見せ物)、ハジキ(射的屋)、クロマ(占い者)
ヤチャ(茶屋)、ジク(くじ引き)、電気(綿菓子)、チカ(風船)など
ー「露店」と言う時は露の店
「10年やっても世の中で何の役にも立たない、だから金儲けたらさっさと商売変えをしろ」
露天商は戦前には減少気味だったが、戦後闇市で復活、だが、GHQの露天商禁止となる
関東大震災後、一時期人口418万人の東京の人口で闇市は1万7千店と言われた。
集団で集まりビルの一角を占め始めるのもこの「テキヤ」の元祖である
【テキヤ隠語使用例】
・数字 100円(ヤリッコ)、1000円(ヤリセン)、1万円(ヤリマン)
・情婦(イロ)、紛い物(ガセ)、飲酒(キスヒク)、盗む(ギル)、血(ケツ)
・行商(ゴミ)、喧嘩する(ゴロマク)、人集めする人(ジメ師)、客(ジンキヤリ)
・バイはマブテン、サンタクヨロクした(商売は上首尾で沢山儲かった)
・アニコウからタイガリくっちまった(兄貴からひどく怒られた)
・ヒンはヤリモカマラん(銭は一文も無い)
・今日はジンがナイスクだった(今日は人出が少なかった)
・スイがバレないうちにハヤバにゴイしょうぜ(雨が降って来ないうちに早く帰ろう)
・あいつにヤクマチ切られちゃったよ(あいつに悪口言われた)
@「少子化財源でまたもや増税」誰でもできる政策など誰も期待していないのに。もっと根本的な「減税」「予算削除」など身を削る思いを政治家自体がやってほしい。