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老舗とベンチャーの違い『ディープイノベーション』

2024-12-14 07:44:06 | 起業家への知恵
日本での「ディープイノベーション」(より高度でより深い、もっと本質的な開発)にはまだまだ時間が掛かりそうだ。それは旧態依然の経営をガンとして保守し続けていることで、底辺から倫理的破壊(不正・改竄)が進んでいることに気がついていない。更に日本は老舗と言われる「成長と継続」を履き違えている点も多くあり、大胆に見直すことでのイノベーション・変革は大きく可能だとも思う日本の世界の競争力の順位は唖然とする。世界競争力(日本の位置)
    ・起業家精神 世界54位
    ・政治の生産性 世界40位
    ・ビジネスの生産性 世界18位
『ディープ・イノベーション』加納剛太
「概要」真のイノベーションとは何か? 低迷を続ける日本の産業界がAI+IoTの時代を生き延びる知恵がここにある
ー「ディープイノベーションとは」ネット時代の新しい概念「より高度でより深い、もっと本質的な」を意味する「QOL」(Qualiry of Life)に繋がる「知の応用」
    ・あらゆるものが変化、衰退し、限界がある
    ・シーズのままでは爆発的なインパクトがなくパラダイムシフトが起こる
    ・ニーズに沿ったイノベーションは速やかに社会に伝わりすみずっみまで伝播する
    ・イノベーションは「こと作り」である
日本企業(老舗)創業200年以上は400社もありドイツの2倍、イギリスの8倍もある
    ・成長より継続(永久性も求めた経営哲学)「不易流行」
    ・経営者に求められるもの「徳」
        「徳とは根本精神を引き継ぎ、ともに歩んでいく人材を求め、資産を継承する」
    ・グローバル経営やM&Aで手っ取り早くシーズを求める経営では成功しない
        多様性に基づくシーズの発見と「徳」の工場を含んだ顧客価値を最大限にすること
    ・日本の経営は競争力、透視リスクで疲弊、倫理不足の人材
        大手企業の不正、改竄など倫理不足が原因
ーイノベーション経営
    ・顧客が求める機能をいち早く提案(競争優位)
    ・顧客に新しい価値の広がりを提案(ネットワーク機器等の利便性)
    ・顧客に先取りした価値を提案(異分野・新規事業)
ー日米比較
    米国はコンセプトオリエンテッド(特許技術の価値が高い=高ロイヤリティ)
        発想・コンセプト作り・戦略構築・研究開発
    日本はマニュファクチャリング(特許価値が低い)
        観察・解析・分析が開発の源泉となる
        日本の大学は「論文至上主義」がゴール、理論が実践的はない
        シャープの復活要因(信賞必罰の明確化、経営分析、人事実績評価
「Seeing is Believing」百聞は一見にしかず vs「Believing is Seeing」信ずれば通ず
「Leap before you look」見る前に飛べ vs 「Look before you leap」転ばぬ先の杖
    

次世代の日本に必須な行動とは『和僑』

2024-11-30 07:35:37 | 起業家への知恵
次世代の日本はどうなるのか、特に地方行政、産業はこのままでは衰退、破産が見えてくる。そんな中で奮闘した田舎町の動き、新たな高齢者施設と運営「プラチナタウン」に続き地場産業の「和僑」的発想で一次産業の生産物を加工し輸出し、海外の市場拡大と町おこしをする起業家小説だ。
これからの日本は一次産業の活性化が必須である。にも関わらず政府は田畠の減反を未だ推進、田舎では空家と耕作放棄地も増え続け、若者は町を離れ続けている。田舎での復興、復活には新たな世代の活気と政策が必須であり、政府は今までの枠組みを取り払い現場と一次産業の起業を支援すべきだと思う。
『和僑』楡周平
「概要」宮城県緑原町に老人定住型施設「プラチナタウン」が開設され四年。町は活気を取り戻し居住者は増えた。だが、町長の山崎は不安を覚えていた。いずれ高齢者人口も減り、町は廃れてしまう――。山崎は、役場の工藤とともに緑原の食材を海外に広め、農畜産業の活性化を図ろうとする。だが、日本の味を浸透させる案が浮かばず……。新たな視点で日本の未来を考える注目作
プラチナタウン:田舎に建てた老人ホーム・介護職は絶えず交代式で報酬も決して高くはないがやりがいのある、イベント、趣味、娯楽の世話をし、仕事がローテーションする。8千人の施設
ー街の経営はこのプラチナタウンの施設で潤い始め、多くの入園者と共に企業参画がで始める。他の地方でも同じようなケースでの展開が出始め飽和状態になるのは目に見えていた。拡張するか他の事業を起こしていくかが街としての舵取りを迫られていた。人口は増えたが、過疎高齢化で老齢者が多く田畠での老齢化も問題視され始めた。如何に次世代の人々が建てるか。
ー田舎の特徴は水も、土も良い、良い作物が出来上がるが、農作物、畜産も老齢化で若者が減っている為、減反、減量し生活の収支が崩れ始めていた。更に空き家が増え、耕作放棄地も増え荒れ果てた。独居老人は2千人ほど60歳以上が街の半分を占め、未婚男性が増える現象となった。
ー同郷していた家族が米国から一時帰国で日本の素晴らしい味とサービスを体験。是非米国に展開するレストランでその味とサービスを展開したいと町長を説得する。そこで閃いたのは日本で野菜等を加工し、冷凍物を輸出できるメンチ、コロッケ、牛肉を草案し、さらに地元の日本酒等を含めて地元農産物を米国に輸出する起業を話し合う。
ー町長自身がこの起業に打ち込むことを決心し、「和僑」へと前進していく。 町長職を辞して若い有能な女性を時期町長に推薦、次世代の街作りを後押しする約束する。その父が言った言葉「やってみれ。その事業ば成功させて、緑原が昔のように、子供の声で溢れ返すような町さしてみれ。安心して農業がやれる町さしてみれ」と息子を後押しする。
次世代を呼び込むため、如何に地元で安定した収入源を確保することができるか、試行錯誤が始まった。
「会社は一生安定を保証する物ではない。かといって、起業もできない。たとえ慎ましくとも、人がいる限り絶対に廃れることのない仕事。つまり農業、漁業、畜産業といった一次産業に目をむける若者が増えるはず」
「人はさ、悲しいもんで、五年先、十年先のことは考えているようで考えていない。明日の飯より今日の飯だ。それが顕著に現れるのが政治だ。我慢を強いる人間よりも、甘言を弄する人間を選ぶ。だけど、それじゃ駄目なんだ。問題を次の世代に先送りするだけだ」
「必要なのは組織な頼らず自分の力で生き抜く力。人間力です。それを如何にして身につける環境を整えてやるかが、親の勤めだと思う」
「これからの時代を生きる世代は、従来の価値観を捨てることを余儀なくされます。高い教育を身につけ、大企業に就職することが安定した人生を送ることにつながるなんて、すでに過去の話す」「だからこそ、地方には永続性ある雇用基盤の整備、新しい産業の創出が必要なんです」「日本の行末を心底心配して、国政には期待できない。そんな焦りを思ているからです」
ーA5の牛脂を使うだけで上品な牛肉の味が出る


知識力・経営能力の差『二代目が潰す会社、伸ばす会社』

2024-11-19 07:40:53 | 起業家への知恵
二代目以降が会社を潰す理由は概ね「経営能力と知識不足」だ。会社の財務・経理(キャッシュフローなど)を始め事業改革への取り組み、更に社員からの信頼不足だ、と言う。ゼロベースからではない会社継続では特に社員からの信用と信頼に欠き、贅沢三昧のまま資金不足で倒産になるケースはよく聞く。私の少ない経験(経営25年、起業5社)でも経営者はあらゆることを要求、追求され、その度に経験して学ぶ経営だったが多くの人々に助けられたことは間違いなく、人間関係(人脈)を大切にしたものだ。教訓は「身の丈を知り、足るを知る」である。
『二代目が潰す会社、伸ばす会社』久保田章市
「概要」新規事業にのめり込み、社員や銀行にはそっぽを向かれる……。社長交代でダメになる会社には、どんな特徴があるのか。伸びる会社の新社長は何をやっているのか。多くの具体例を紹介して、わかりやすく解説します。
ー「潰した会社」(倒産)とは概ね設立してから30年以上が多数
 原因となる事項: 後継者がいない、決まっていない(約半数近く)
            親族以外には引き継がせにくい
ー継続者への要望:    利益を出すこと(儲け)・知識(財務経理・営業)と能力(経営)
            人柄で求心力を高める(人を惹きつける力)
            経営改革(市場・商品開発力)
ー売り上げを上げる
    商品・サービスの値上げをする(製品の見直し)    
    顧客の購入数量を増やす工夫(顧客の見直し)
    新たな市場に対する既存の商品・サービスを提供(市場開拓)
    新製品・新市場への開拓(新規開拓)
    銀行の姿勢:借入金が月商の6ヶ月はイエローカードとなる
求める力「求心力」「聞く力」
    社員の意見を聞き、相談する
    経営理念やビジョンを示し、社員の共感を得る
    社員の満足度を高め、やる気にさせる工夫する
    「実績」を作る(社員に認められる功績)
    仕組みと体制作り(会社が回っていく仕組み・人材)
    事業革新へと舵を切る(時代への対応力・改善改良・新市場・新製品開発)
ー経営者の能力
    経営実務能力:専門知識・業務処理能力(財務経理・人事関係・営業立案など)
    人的能力:強い意志(洞察力・判断力・決断力・人脈作り・リーダーシップなど)


ドン・キホーテの快進撃にある「権限委譲」『進撃のドンキ』

2024-10-20 07:43:14 | 起業家への知恵
買収・傘下に収めたスーパー・お店をドンキの理念で復活させていることに驚愕する。昔から言われる「顧客嗜好」を主に、地域性プラス店舗独自の特性を活かす工夫だ。今までの店舗にはない「お店独自の特性」はナショナルチェーン店の本部次第で全てが決まっていたことが、これからの地域に合った様々な消費者嗜好には向いていないと言うことだ。「権限委譲制度」の素晴らしさは社員の信頼関係を深め、社員のやる気・意欲を起こさせる要因にも繋がる。文中にある言葉が印象的だ。「失敗してこそ強みになる」全員が失敗を繰り返し奮起している
「個性(地域性・お客嗜好・店舗店員意向)」を活かした自由自在の店づくり
「できない理由よりできることをとことん考える」どうしたら出来るのかを工夫する
『進撃のドンキ』酒井大輔
「概要」異端児ドン・キホーテの「ド真面目」な経営に、日経ビジネス記者が迫る。創業者・安田隆夫氏の肉声もたっぷり収録。 権限委譲によって仕事はワーク(労働)ではなく、ゲーム(競争)になる!気づけば売上高2兆円の巨大企業。怒涛の34期連続増収増益を支えるのは、小売業界の王道「チェーンストア理論」に反旗を翻す、逆張り戦略。「ポップ洪水」に「圧縮陳列」。アルバイト店員に商品の仕入れから値付け、陳列まで”丸投げ"して、ドキドキ・ワクワクにあふれた「売り場」ならぬ、「買い場」をつくる。目指すは、理念の力で永続する『ビジョナリー・カンパニー』だ。
ドンキ売り上げ
    セブン・イオン・ファーストリテーリング・ドンキ(小売業界4位)
    総計23年度1兆9367億円、営業利益1052億円、株@¥4122
    アジア事業23年度823億円
    長崎屋・ユニーの買収・米国でのスーパーゲルソンズ買収
    高知県を除く46都道府県に進出
成功への仕掛け・仕組み
    経営理念:大胆な権限委譲制度(全ての社員が店舗運営を任す)
        米国等のチェーンストアー形式の統一化ではない(変幻自在の店・陳列・商品)
        店舗独自の店づくり(アジアでは特に日本製を重視した食が中心:9割)
        米国では「Tokyo Central」ブランドで進出(高級スーパー傘下)
        「顧客親和性」(Z世代の店づくり・トレンド・ファッション・客の総意)
        「便利・安さ・楽しさ」アミューズメント化・商品特化(変化対応力)
        「値付けバトル」独自の商品を開発・勘と度胸で社員が値付け(ハラワタ力)
        あり得ない意外性商品独自開発(値段・パッケージ・組み合わせなどPB開発)
ー御法度5ヶ条
    公私混同の禁止:職務時間を使用の目的で使用する事
    役得の禁止:企業等から私的な便宜・配慮を受ける事
    不作為の禁止:機密情報を漏らす・乱用する事
    情実の禁止:上司部下関係で金銭、贈与などをする事
    中傷の禁止:仕事の評価、批判ばかりする事


コーチングの技「人への思いやり」『1兆ドルコーチ』

2024-09-28 07:35:53 | 起業家への知恵
シリコンバレーで成功者含めた著名人へのコーチングをしたビル・キャンベルの賛辞の書でもあり、その教訓の書だ。気になるビルの言葉で報酬を拒否した理由が「自分のコーチングで育んだ人々が成功した姿を眺めること」、「人がすべて」としたことに感銘した。教訓の中で「常に学ぼうとする意欲」のある人だけに教え、熱心に語り合い、信頼と約束を果たすこと、と言う。コーチングの素晴らしさはやはり「人への思いやり」が大切だということ。
『1兆ドルコーチ』ビル・キャンベル
「概要」スティーブ・ジョブズ(アップル共同創業者)、エリック・シュミット(グーグル元会長兼CEO)、ラリー・ペイジ、セルゲイ・ブリン(共にグーグル共同創業者)、ベン・ホロウィッツ(『HARD THINGS』著者)、マリッサ・メイヤー(ヤフー!元CEO)、チャド・ハーリー(ユーチューブ共同創業者)……シリコンバレーの巨人たちの裏には、成功の全てを知り尽くした「共通の師」がいた! アメフトのコーチ出身でありながら、優秀なプロ経営者。ジョブズの師であると同時に、グーグル創業者たちを育て上げ、アマゾンのベゾスを苦境から救った伝説の存在。エリック・シュミットが、「こんなことは歴史上、誰もしたことがない」と驚嘆する不世出の師、ビル・キャンベルの「成功の教え」の全てを、自らの体験と膨大な取材から徹底的に描き出した。
ービル・キャンベル(元アメリカンフットバールのコーチ)のコーチング技術
    基本「人の最良部分を最大限に引き出し自主的に行動できるように育むこと」
    ・心理的に安心化を持つ(心理的安全性)
    ・明確な目標を持つ(明瞭さ)
    ・仕事に意義を感じ行動する(意味)
    ・お互いを信頼し合う(信頼関係)
    ・チームが社会に良い影響を与えると信じさせる(影響力)
キーワード(コミュニケーション・敬意・フィードバック・信頼)
    ・思いやり(人がすべて)
    ・素早く行動に移す(スピードの「邪魔」を取り除く)
    「人材育成」は千差万別に向き合う(1対1の面談から)
    ・「何を」「どうやって」チームにやる気にさせるか、成功させるか
    ・指示よりチームと一緒に過ごして「聴く」「注意を払う」
    ・部下が仕事で実力を発揮し、成長し、発展できるように手を貸すこと
    ・議論すべきこと「TOP5」を掲げ聞く(コンセンサスは糞食らえ)
    ・「第一原則」で人を導く(目的目標を徹底)
    ・資料は絶対に「先」に共有する(会議の進め方・意見・状況を求める)
    ・信頼とは約束を守ること
    ・「正直さ」「謙虚さ」「あきらめず努力を厭わない姿勢」「常に学ぼうとする意欲」を見つけ出し、導く
    ・「すべきこと」を意図するな(自力で最適解に辿り着けるように導く)
    ・チームとは全員が高い愛着心と忠誠心、服重心、勇気、思いやり、助け合うこと
    ・チームリーダーはエゴと野心を超えチームをまとめること(知性と心)
    ・ペアで仕事にあたり(同僚との関係)「すべきこと」に集中させる
    ・雑談の偉大な力(エレベーター・トーク)自然に声をかける
    ・リーダーは「行動」で座を勝ち取る
        経験知から創造力、説明責任を持ち、活力(行動力)ある、部下の才能を探す
ービル・キャンベルの「ものさし」
    ビルは報酬を拒否したが「優れたリーダーになった人」を考えることをmottoとした


石から紙とプラスティックを製造する新たな技術

2024-09-18 07:39:04 | 起業家への知恵
『〝石〟から生まれたプラ・紙代替素材が浸透 環境に優しく企業・自治体1万超が採用』産経新聞記事。日本に豊富にある石灰岩で紙とプラを作る。それはCO2を50%以上削減、紙を1トン生産する場合、約100トンの水を必要とするが、水使用量は紙との比較で97%削減できる、と言う。 自然なもの(水・空気・今回の石灰岩)からの新たな発想の新製品群は今後大きく経済を牽引する起爆剤になる、期待したい。
(以前ここで紹介したのは「空気」から微弱電気を、「水」からリチウム電池を製造)

自社ブランドで自立経営を(下請けから脱却)『いかなる時代環境でも利益を出す仕組み』

2024-08-09 07:36:57 | 起業家への知恵
未上場で親族系の典型的な経営戦略がここにある。だが現状多くの商習慣的、形式的経営にハマらない、時代・市場に見合うタイムリーな情報の共有、製品開発をスピード感を持った判断と決断は素晴らしく、強みだ。驚きなのは基本的な予算を組まず、年間1千種以上の新製品を出す仕組み(生産・物流・問屋機能を持つ)と社員管理(毎週・毎月の定期的な開発会議・ICジャーナル(日報)、会社・社員の評価・育成(実績・能力・360度評価)で切れ間なくフォローしている仕組みは素晴らしい。社風である「ピンチはチャンス」ではなく「ピンチがチャンス」、「ユーザーイン」と言われる「役にたつ・使い勝手がいい」を重視した企業。生き残る為に下請けでも自社ブランドを持つことの経営革新を提案している。
『いかなる時代環境でも利益を出す仕組み』大山健太郎
「概要」危機のときに必ず業績が飛躍的に伸びるのはなぜか?
■新製品の売り上げ比率は50%以上
■設備稼働率は70%以下にとどめる
■「選択と集中」「選択と分散」をバランス
ー効率編重経営の終わり
「環境変化に対応する」か「環境を自ら変革する」か
    目先の効率追求を廃止
ー製品開発力 売れる製品を最速で大量に生む仕組み
フォーカスするのは「買う人」か「使う人」か
    「マーケットイン」ではなく「ユーザーイン」の視点を発想
ーKPIの目的は「業績向上」か「新陳代謝」か
    新製品比率は50%以上に設定(年間1千点以上)
ー開発は「リレー型」か「伴走型」か
    プレゼン会議で即決(10分)
    アンケートでは需要創造はできない
ー市場創造力 流通を主導し、顧客と結びつく仕組み
「自社の強みに絞る」か「自社の強みを絞らない」か
    強みを内製化(製造・物流・問屋)
ー強みは「固有の技術」か「固有の仕組み」か
 一言では言えない多様化されて製品群
ー瞬発対応力 急な外的変化を成長に取り込む仕組み
上げたいのは「稼働率」か「瞬発力」か
    稼働率7割を保ち市場を読む
瞬発力があるのは「身軽な外注」か「柔軟な内製」か
    稼働率を7割に抑え臨機応変(柔軟な内製化:ロボット化も内部製作)
    「知らない事をなくす」努力と社風で社員を育てる
・「選択と集中」か「選択と分散」か 
    多様化への柔軟性を高める構図
・「短期の効率」か「中期の効率」か
    上場していないメリット・投資の多彩化
ー組織活性力 仕事の属人化を徹底的に排する仕組み
・社長にとって「いい会社」か社員にとって「いい会社」か
    社員評価は、実力、能力、360度評価
    社員教育に力を注ぎ社内で要員を育てる仕組み作り
・経営情報を「独占する」か「共有する」か
    ICジャーナル(日報)は行動管理が目的だが、「意思」を伝える内容・提案のみ
        現場作業社員を除く1万人が閲覧、意見入力可能(会社の至上主義必須)
        200字以内・特定閲覧者特定機能・フォロー機能もあり指名内容必須
・組織内に「ヌシがいる」か「ヌシがいない」か
    「同じ事を繰り返さない・単調になるな」管理者十訓 社内株購入権利
ー利益管理力 高速のPDCAで赤字製品を潰す仕組み
    基本的に予算が無い(開発社員が3年間は損益管理)数値のない目標は認めない
PDCAの要所は「PLAN」か「ACTION」か
    Actionの重視
ーニューノーマル時代の経営
    ベンチャー企業スピリットを育成(高い志)
    「構想力」「説得力」「実践力」「結果責任」
・業界は「守るべきもの」か「壊すべきもの」か
    ネット商売へのシフト
    自社ブランドを作る(下請けから脱却)


「格差の拡散」は今後の大きな課題『Invention and Innovation』

2024-05-25 07:51:21 | 起業家への知恵
新たな発見、発明は新たな社会を作るが、古いものは抹消され、形を変えてゆかざるを得ない。そこにはあらゆる格差が生まれ拡大する可能性がある。新たな技術・製品で豊かになる者とそうでない者の差は膨張し、貧富の差が対立、暴動、戦争にもなりかねない。今後地域間、所得、医療、教育格差を解消させて行くイノベーションが必要だと感じた。風習・慣習などで残すべきモノ、コトは、日本の旧態依然の習慣・文化など焦ったいと映るかもしれないが人間味ある安定安心幸福感があるのではないかと思う。
『Invention and Innovation』バーツラフ・シュミル
「概要」世界的権威が語るテクノロジーの歴史と未来 過去の「失敗」から得られる教訓とは?
いま、本当に必要なビジョンとは?I バイオ 超高速輸送 クリーンエネルギー etc. 報道や宣伝ではわからない事実(ファクト)を明らかに!
ー「破壊的」「社会を一変させる」「革命的」=発明や進歩
ー歓迎されていたのに迷惑な存在になった発明
    有鉛ガソリン・DDT(化学物質)・フロンガス
ー主流となるはずだったのに、当てがはずれた発明
    飛行機船:飛行機大惨事事故および航空機の技術革新で消滅
    原子力発電:原子力に対する恐怖心(事故)、建設への規制、供給減(世界5%)
        2020年世界の原子力発電10%(13カ国4分の1の人口で発電利用)
    超音速旅客機:コスト高(期待の耐久性、環境汚染)不必要、不経済
待ち侘びているのに、未だ実現されない発明
    空間移動輸送システム(ハイパーループ):希望的観測しかない技術と現実
        乗客への恐怖心(旅客機の200倍以上の圧力)
    窒素固定作物:食糧不足への大量生産を夢見る(過剰肥料の河川汚染、遺伝子科学技術)
        窒素は小麦、稲、とうもろこし、キビなどの成長必須栄養素
    制御核融合:太陽の放射エネルギーが未開(エネルギーの放射・核融合)
        低温核融合技術への革新・研究資金と維持費
ーテクノロジー楽観主義、誇大な謳い文句、現実的な期待
    メディアの過大、妄想的な記事を期待(未だ完成なし)
        2020年には完全自動走行車が完成
        2025年には電気自動車がガソリン車から変わる(未だ2%)
        AIが医療健康診断する
期待する技術と進化
    脳とAIを融合:複雑な現実社会との相違・知的思考・自立兵器などへの流用
    新薬開発:創薬の加速化・FDAなど承認増加(急激ではない)・バイオ薬品など新技術
    長距離航空輸送:2030年水素燃料電池
ー指数関数的成長(エキスポネンシャル)デジタル化とAIの進歩に牽引される分野
    太陽電池・バッテリー・電気自動車・都市農業など
    変化は一層加速化し、古いものは粉砕され、形を変え、自立変化から解決していく
    2045年頃には機械の知能が人間の知能を上回り人類は不死、宇宙の植民地化へ進む
    世界から病気や貧困が失くなり、物質的な豊かさが到来する
ー低い指数関数的成長
    世界の人口・穀物の収穫量・経済成長
    イノベーションによる利益や恩恵は新たなテクノロジーの開発で帳消しとなる
    例:太陽光エネルギー 生産コスト減<>設備・建設・維持費増 
    エレクトロニクス・電子・ソフト等の低価格化
最も期待される分野
    「格差の解消」 健康・教育・収入の不平等の改善(水・食料・エネルギー確保)


日米起業家の比較

2024-04-30 12:49:10 | 起業家への知恵
起業家を育てる仕組み。米国と日本との差(下記図)は格段に違う。この差は日本での経済活性化等に繋がる事は間違いないが、余りにも格差があり過ぎる。これから読める事は、日本は起業家を育てようと言う基盤も、組織も機能しておらず、貿易収支(特にソフトウエア関連)での輸入超過になるのは目に見えている。更に起業家を目指す若い人々が高給与・高投資を求めて米国に移住という動きも出て来たのは頷ける。政府のやらなかればならない事は「経済活性化」と「若者への賃金含めた労働環境整備」であることは間違いないが、早々に対処すべき点でもある


国の経済復活は中小企業への大胆な保護と支援『人材・技術・アイデア』

2024-04-30 07:34:26 | 起業家への知恵
@『日本の中堅・中小企業が持つ潜在力に期待する声が高まっており、世界で戦える技術と人材を持つ中堅企業の成長力は大企業を上回るとのデータもある。中小企業庁の調べではバブル崩壊時の1991年に520万社あった国内の中小企業は、直近のデータでは2021年に336万社と3割以上減った』日経新聞記事。多くの中小企業を潰しているのは国であり、大手企業である、と断言したい。経済復活・活況が期待できる産業を育てるのが国なのに助成金、補助金など税収の多い大手しか回らず、中小企業は大手から値踏みをされ給与さえ十分支払えず倒産を迎えた。日本の今後の復活はこの中小企業が持つ人材・技術・アイデアの潜在能力を国が保護し、引き出す事だと思う。


「GRIT:やり抜く力」を課す方法を身につける『お金の稼ぎ方』

2024-04-27 07:33:59 | 起業家への知恵
@まず、自分自身に「GRIT(やり抜く力)」を課すには、好きなことに取り組むことが不可欠であり、好きなことに取り組むことで、継続力とやり抜く力が身につく、と言う事。そのためには、思考力を高め、新しいことにチャレンジし、失敗しても諦めずに次の方法を考えていく必要がある。この過程で努力を惜しまず、立ち止まることなく前に進んでいくことが重要だ。結局、「お金を稼ぐ」には8つの行動を起こす事だが「努力次第」で物事、人生が開けると言うことだ。
『お金の稼ぎ方』厚切りジェイソン
「概要」本書で紹介されているジェイソンさんの経験に基づいて導き出された、お金を稼ぐ力をつける方法“稼ぎ方”のヒントがつまった一冊です。
ー米国のAdvanced Placementと言う制度は、高校生で大学のカルキュラムを習得していくもの
    大学に飛び級で入学できる・夏休みはインターンなどで実績を作る期間
お金を稼ぐ8つの試み
    論理的思考力をつける
        考える力を習慣的に身につけ・役に立たないものは捨てる・疑問を放置しない
        データ(数値)を使い説明する・プログラミング(合理的)的思考を持つ
        相手の立場を考える・事前準備と一晩寝かせる・子供のように疑問を持つ
    実践力を養う
        今日できることは今日やる・集中力がなければ瞬発力を活用する
        完璧を目指す必要はない・「できる」と口にする・相手の反応を伺う・副業する
    世の中で必要とするものを見つけ出す
        流行を見る・ポッドキャストを聞く・ニュースタグの「経済」を読む
    自分にしか出来ないことを把握する
        こうなりたいと思う事・替が効かない人になる・できるスキルを掛け合わせる
        失敗してもいいからとにかくやってみる・諦めなければ失敗じゃない
    自分の価値を売り込むために交渉する
        自分の価値を日々測る・スキルに自信を持つこと・積み重ねること・リスクを知る
        こだわり固定概念を捨てる工夫・社会の平均を考えない
    無駄をなくす
        日々のルーティーンを速くする・同時に2つのことをやり遂げる
        時間を見える化する・TODOリストで管理する(朝起きてから全てを確認)
    失敗しても切り替える
        失敗して立ち止まらず次に進切り替えをする・とりあえずやってみる事
    成長のスピードを重視する
        早く稼ぐ力を身につけて投資に回せてこそ人生の選択も増える
        最初の5年は稼ぐより成長スピードを重視・目標をガチガチにしない
        責任ある仕事を引き受ける・お金を基準に行動を決めない
ー努力すること
    人生を充実させるのはやはり「好きな事」をやる事


カリスマ性を持つ心構え『9つの心理的トリック』

2024-04-13 12:04:25 | 起業家への知恵
『9つのカリスマ性を高める心理的トリック』は、これからの社会に生きる上でとても重要で、日本人にはあまり馴染みがない部分もあるが大切な生活の知恵となることは間違い無い。特に会社の経営者、政治家、管理職にいる人々のみならず起業家等にも必須の心構えになると思う。下記はその記事の短略文です。
  1. 自分自身の個人的なイメージを作る(個性を活かす)
    自分の個性を見つけ引き出すことが重要です。他人とは違うライフスタイル、表情、話し方、いつも身に着けているものなど、あなたをユニークにする特徴すべてを表すことで、忘れられないイメージを作り上げることができます。有名人の例として、チャーリー・チャップリンの小さな口ひげやステッキ、ウィンストン・チャーチルの葉巻、マリリン・モンローのブロンドの髪と美しさなどが挙げられます。
  2. 夢は大きく(目標に情熱を)
    かけがえのない唯一無二の存在として認めてもらうためには、あなたがこの世界に存在する理由を作る必要があります。それには大きな野心、重要な目標、そして人々の生活に変化をもたらしたいという願望などが重要です。「夢のない人はアイデアのない本のようなものです。なぜ誰もがそれに興味をもつのでしょうか?」という格言のように、他の人にとってもっと魅力的でありたいなら、何かに対する情熱を育み、それに従ってみることが大切です。
  3. 自信を高めるように努める(自信を行動に)
    カリスマ的になるためには、良い自信を培う(または少なくとも自信を投影する)必要があります。勇気を持って決断を下し、自分自身を信頼し、他の人が問題を解決してくれるのを待たずに、理解できるように自分のアイデアを人々に説明することが重要です。
  4. ボディランゲージの使い方を知る(表現力を豊かに)
    ボディランゲージは、あなたがどれだけ自信を持っているかを物語ります。頻繁に微笑み、人の目を見て、前の人に体を「近づける」姿勢を避けることが大切です。一般に、大勢の人の中にいるときは、心の中で赤いカーペットを広げ、あたかも自分がその中で最も重要な人物であるかのように歩くことが効果的です。
  5. 不平不満を言うのをやめる(愚痴を止める)
    カリスマ性のある人々は楽観的で前向きな姿勢を持っています。より多くの人を引き寄せたいのであれば、他人を批判したり、何度も不満を表明したり、ネガティブな話題を頻繁に持ち出したりすることは避けるべきです。他の人との会話が楽しく、相手があなたの話を聞きたくなるような会話になるようにすることが重要です。
  6. 興味深い方法でストーリーを語る方法を学ぶ(ユーモアーある話題の選択)
    ストーリーを面白く伝える能力は主に、他のスキルと同様に学習できるスキルです。自信を持って話し、ユーモア、特に自己ユーモアを使うことが効果的です。
  7. 人の目を見てください(話手の目を見て)
    人と話すときは、目をそらさないように、時々、目をまっすぐに見つめることで、相手をあなたに惹きつけ続けることができます。アイコンタクトは、相手の話を聞いていること、相手が注意を払っていること、相手を理解し受け入れていることを示します。
  8. 聞くことを学ぶ(聞き耳を持つ)
    話している相手が注意を逸らさないようにすることで、彼らはあなたと一緒にいることを本当に楽しみ、あなたに魅力を感じるようになります。他の人にとって、真剣に話を聞いてもらえることは中毒性があり、とても嬉しいものです。
  9. ミラー効果を使用する(相手の真似をしてみる)
    ミラー効果は、相手の表情、イントネーション、ボディランゲージをコピーすることで、無意識のうちにあなたを好きになる簡単な方法です。これは人間の本性と自分自身に対する大きな愛に基づいているため、相手に自分には多くの共通点があり、「波長が合う」と感じてもらうことができます。


  10. 9 Psychological Tricks to Boost Your Charisma

    These 9 easy tips will help you increase your inherent charisma!

    Baba-Mail

     

「ロールプレイ」と言う発想の仕方『DESIGN FUTURE』

2024-03-29 07:44:57 | 起業家への知恵
「デザイン」とは問題解決力であり、それにはやりたいこと、楽しいことを周りを気にせずできる力「見立てる力」が必要となる、と言う。新たな考え方で面白いのは「ロールプレイ」という発想かもしれない。たとえば「アインシュタインが考えたらどんなものになるだろう」という発想から始まる「自分の見立て」(自分にミッションを与える)を仕組むのがいいかもしれない。
『Design Future』各務太郎
「概要」日本人が抱えてきた“デザイン”という言葉への誤解を紐解くとともに、デザイン思考の先を行く新たな手法の秘訣を紹介します。ハーバード・デザインスクールの授業で著者は、創造力に必要な二つの力の存在を学んできました。ひとつはあらゆるアイデアの源泉であり、個性と専門性が求められる【個人の見立てる力】。そしてもうひとつは、自ら創造した未来から逆に現在のあるべき姿を描く【未来からの逆算力(バックキャスティング)】。このふたつを原動力として生み出された5つのビジネスやデザインの実例を元に、誰もが革新的な発想を生み出せる4種類のメソッドをご紹介します。
「The best way to predict the future is to design it」バックミンスター・フラー(建築家)
「見立てる力」(The power of likening)
  建築と映画は造り方が9割同じ:シーンの連なり(シナオリ:同じ土俵に結びつける能力)
    アイデアの発想「これを誰が払うのか?」に繋げる
    デザイン力=問題解決力(問題を発見し、解決する糸口を示す)
    デザイン=スタイリング(物事を綺麗に整える)
    アートの定義=自己表現
    「自分がやりたいこと、自分が楽しいと思えること、自分の個人的な見立てを周囲の目を気にせず信じられるような土壌を作っていくこと」
ーデザイン思考
    デザインスクール「仮説を作る場所」vs MBA「仮説を検証する場所」
    デザイン思考=人間中心の考え方(買いたいと思うものを作る考え方)
    いいものを沢山見て、なぜそこに至ったかをトレースする
    アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外ないものでもない
    異分野の専門知識との融合・組み合わせ(パッション+インプット)
ーPDCA説
    Discover the problem or need(課題か需要の発見)
    Define(解くべき課題の定義)
    Ideation(アイデア出し)
    Prototype(試作作り)
    Implement(実施)
    Evaluate(評価)    
3つの発想練習
    ロールプレイ(もし誰々が作るとしたら・・・・)
    因数分解法(できること、できないことなどの要素を取り出し組み合わせ、異分野との組み合わせ、関連性等を分析する)
    ウオーリーを探せ(目に見えるもの聞こえるものの現象からの発想、最初にミッションを与えて見る、聞くなどを試みること)


投資は情報力と忍耐力、勉強は歴史・哲学、数学『危機の時代』

2024-03-24 12:52:34 | 起業家への知恵
投資は情報力と忍耐力、と言う。経営学以上に歴史、哲学、数学を推奨し、決して米国の有名大学を勧められない(授業料高騰=教授のテニュア「終身在職権」古い考え方の存在・過剰なMBA)だという。注目する国はロシア、中国(人口・天然資源・軍事力)であり、日本は今後さらに低迷化する(MMTによる借金とばら撒き)だが、移民を受け入れれば変化もあるが、人口が減少する国、歴史的に移民拒否・外国人撤退国は廃れるは、と言う今の日本の政治はまさに米国がやっていた政策MMT(Modern Monetary Theopry:国債発行で借金増・ばら撒き政策)であり、それは長続きしないで崩壊すると予測しており、プラントンの言う歴史の繰り返しで、今は民主政治のカオス状態で独裁になりつつある状態、と言える。
『危機の時代』ジム・ロジャーズ
ロジャーズ氏本人が世界的な危機の正体と経済・マネーの行方を詳細に分析。リーマン・ショック、ブラックマンデー、世界恐慌など、過去の経済危機では、何が起きたのか、今起きている危機はどうなるのか、世界はどう変わり、どのように投資すればいいのか、個人や企業はどう行動すればいいのか。
ー政治家は戦争をすることで国民の注意をそらすことができる(選挙への関心事)
    外国人、外国を非難する材料にできる「戦争の最初の犠牲者は真実だ」
ー経済危機で大儲けした人
    「逆張り」他人と同じことをすると他人と同じ結果しか得られない
    悲観的な時が買うタイミングだと鉄則とする
    資金をプットオプション(将来にある価格で売却する権利)に注ぎ込む「忍耐」
ー危機を予測できた理由
    誰もが熱狂的になり、絶好調だと永遠に思う時が崩壊の目標(ブラックマンデー)
    世界の銀行の一つでも不祥事がトリガーとなる
    日本の危機(出生率の低下、莫大な借金、企業の借金増大など)が迫っている
    常識は約10~15年で劇的に変わる(危機に対応するには自分で考え投資する)
    危機の際に持っておくべき資産は米ドル(通貨価値の変動でドルは高くなる)
    災害の時にこそ投資する機会(好況時とは異なるもの)
ー金持ちになるために大事なこと
    バランスシートを読む(損益計算書よりも重要:借金額をチェック)
    個別銘柄よりも株式インデックスが有利
    「考えのない学びは、無駄である。学ばずに考えてばかりいては危険である」
    政府の「このような問題がある」に注目する(投資するチャンス)    
ーお金持ちが不幸になる理由
    愚かな行動に出る時(持っている以上のものを欲しがらない)
    一つの情報源に頼るべきではない(歴史からなど他国関係も知ること)
子供にもお金の使い方を教える
    人生のおいて失敗することも重要(忍耐を知ること)
    幼い時から「稼ぐ」を体感させ、競争させる機会を与える
    経営学より歴史や哲学、数学の方が人生に役たつ
ー世界はどこへ行くのか
    世界の重心は東へ、ロシア、中国(人口も多く、天然資源も豊富、軍事力の強大)
    日本の可能性:借金に歯止めをして移民を受け入れること(特に農業への投資)
    オリンピックで救われた過去はない(政治家と一部の企業への恩恵のみで借金増大)
    米国の大学(授業料の高騰化・教授のテニュア「終身在職権」オンライン化へ進む
    MBAは役に立たない(世界で数十万人が取得だが金融機関にはチャンスが少ない)
    MMT(Modern Monetary Theory)国債発行して赤字を作り金をばら撒く施策の崩壊
    米国は頻繁に戦争(過去50年間)を起こし経済的危機を乗り越えている
    シンガポールは国が望むことではなく、国にとって良いことを選択してきた
    中国のデジタル社会・通貨等は国民の生活一才を可視化させる政府の思惑
ー歴史的背景    
    プラントン「国家体制は独裁から、寡頭政治、民主政治、カオス状態から独裁に戻る」
    1884年アフリカ諸国の分割を決定したのは英国、フランス、ドイツ、ベルギー
    1916年オスマン帝国・中東の分割を決定したのは英国、フランス、ロシア
    外国人に門戸を開かない国は衰える(ローマ帝国・エチオピア)
    インドは5ヘクタール以上の土地所有を認めない(他国との競争力弱体)


起業とは結果が全て『たった一人の熱狂』

2024-03-13 12:49:34 | 起業家への知恵
人生で違った一歩を踏み出すには思い切った勇気もいる。死ぬ気で挑戦する姿勢がなければやめた方がいい、と著者。転職、起業など思った以上のリスクを伴う覚悟「No pain, No gain」である若い時には無知だからこそ無理、無茶、無謀なことができ、許されることもあるが、ここにある45歳までがリミットだと自分も思う。私の場合は35歳で転職、日々全力投球、あっと思えば25年以上経過、国内外に4つ起業していた。経営者の孤独感、達成感、苦渋の決断、内外の苦悩、その時の判断が如何だろうと「結果が全てなのだ」と痛感する。
たった一人の熱狂
見城徹2024年2月
「概要」すべての新しい達成には初めに熱狂が、それも人知れない孤独な熱狂が必ずある。「癒着に染まれ」「野心なんか豚に食われろ」「一撃必殺のキラーカードをつかめ」「人たらしになるな。『人さらい』になれ」「結果が出ない努力に意味はない」など、出版界の革命児・見城徹による、仕事に熱狂し圧倒的結果を出すための55の言葉を収録。
ー「見城徹」の仕事と人生に効く51の言葉集本
「仕事に熱狂する」
学歴を気にせず、気分がワクワクする仕事で価値を創造すること
結果が出ない努力に意味はない。できるかできないかではなく、やるからやらないかの差が勝負を決する 「No Pain, No Gain」自分には何ができるか悩み抜き情熱をもって取り組む
「圧倒的結果を出す」
無知を武器にとんでもない発想を生む「無知と無理、無茶・無謀」 惰性(マンネリ・平均・膠着)ではイノベーションは生まれない 己の名を上げるために「たった一人の孤独な熱狂」 価値を決めるのは自分自身ではなく相手だ 癒着に染まれ(唯一無二の関係)仕事ができない人間の共通点は自分に甘いこと、思い込みが強いこと。GNO(ぎり、人情、恩返し)で人間関係を大切にする 自分で汗をかく 貸しは作っても借りは作るな 結果が出たらゼロに戻せ
「企業は甘くない」
経営者は孤独 全ての判断決断は自分のリスクとなって跳ね返ってくる 経営は金の出入りに目を光らせる できるだけ人材を増やさないこと 理念は後付けでも良い 起業転職は45歳までがリミット 現状維持している限り昨日と違う明日はやって来ない
「切なさを抱えて生きている」
薄っぺらな野心や野望如きで這い上がれるほど現実は甘くない 結果を出すことだけが善なのだ 金が全てだ
「トップを走りす続ける男たち」
面白い人間とは、常識やぶり・軽挙妄動・奇抜な発想力・桁外れな行動力。信用できる・懐が深い・仁義に厚い・金にきれい・謙虚
「悲しくなければ恋愛じゃない」
他者への想像力がない人がビジネスで成功するわけがない 恋愛は他者の気mこちを想像し、理解するための絶好の機会だ
「人生を豊かにする遊び・買い物・食事」
安い買い物をして後で後悔するくらいなば、本当に欲しいmこのだけを1点会した方がいい