ちょっと気になるいい事、言葉、最新技術

書籍、映画、旅、最新技術から選んだ心に残るもの。速読者向けは、青文字表示。内容は小学生でも理解できる表現使用

一枚の写真『ゴタゴタ失態がここにも見えた』

2021-08-31 09:57:53 | 一枚の写真
『誰が助けてくれるんだ! もう見殺にしする日本政府には失望だ』
アフガンの日本人退避者は自衛隊機3機に1人だけ ここでも見える日本の大失態、何もせず「見殺し」だ。15日の米軍退避告知から日本の自衛機が着いたのは23日 韓国その他は既に退避済み。 その理由、首相は総裁選の自席確保で忙しく現地退避を軽視 失敗続きの国政責任をとって辞任するどころか競争相手を退かせ再び総裁選に挑むという これで見えた、菅首相は自分をへばりついてでも守るために政治をしていること、国民を守るなど全く視野には入っていない。
(写真出典:Bbmail)

一枚の写真『飛び入り参加』

2021-08-30 09:57:40 | 一枚の写真
予約なしで飛び入り・・ 「バカにするな!抽選するから整理券の配布を取りに来いと! ネットで全部できるだろう?」
たったの1日300人の接種 どれだけの若者がいると思ってんだ! これもまたまた正直者は馬鹿を見る状態になった。高齢者には最初からネットで予約させた事実があるが、一般接種会場でも予約がなかなか取れないことを承知でこの予約なし接種を公開したことは、もう都政も内閣並みの悪政 唯一言えるのは「若者にも接種を開始した」というアリバイ作りなのか。
(写真提供:Bbmail)


異常気象がもたらしている現象 今世紀末の予測

2021-08-29 10:23:49 | 世界の動きから見えるもの
「世界の気候変動」(二酸化炭素問題)は何をもたらし始めたのかの報告書。
既に兆候を出し始めた砂漠化、極暑、干ばつ、湖の消滅、丸裸の山(火災)、海中からの二酸化炭素発生、プラスティック製ごみ、氷河の解凍、水不足(田畠の砂漠化)、自然災害(洪水・水害)等、今世紀末には多くが常用化し食品不足、水不足、伝染病、害虫・感染病被害等が予測されると言う。 今からでも人間がしなければ間に合わないことがここにある。
報告書詳細は下記のサイト(National Geographics)

「戦争」も国の代表が判断する、恥ずかしくない人選必須『神の火を制御せよ』

2021-08-29 07:45:08 | 経営・リーダーシップに必要な事
@戦争の惨さは計り知れない。数人の政治家、軍の上層部の意思だけで多くの国民を巻き添えさせるのはあまりにも酷い。現代でも北朝鮮、中国など共産、独裁主義的な国家では国民の意思の自由が無惨にももぎ取られ政府の言うなりにならざるを得ない国を見ると「同じ人間なのになぜ」が浮かぶ。「人間の貪欲さ・孤独であるが故の恐れから独裁的制裁となる」は余りにも浅ましく見える。日本人に生まれてきて良かったと実感する、だが、国内外の情勢を冷静に判断できる諸外国に恥ずかしくない国を代表する首相が欲しい
『神の火を制御せよ』パール・バック
ノーベル賞作家、パール・バックが描いた原爆小説。実在した若き美貌の女性科学者(キューリ夫人)事実をもとに紡がれた、愛と葛藤のものがたり。欧米でベストセラーになりながら、なぜ、長年、日本で出版されなかったと言う。
「概要」背景となる実話:1940年、アメリカには、ユダヤ人物理学者アインシュタインをはじめヨーロッパ(イギリス、ハンガリー、ポーランド、イタリヤ等)からの亡命科学者が多数いた。「ナチスが核兵器を作っている! ナチスが核兵器を完成させたら大変なことになる!」と当時の大統領ルーズベルトが決断。約20億ドル、3年半以内、物理学者オッペンハイマーを中心とした「マンハッタン計画」が始動した。実は日本は原爆研究者の一人湯川氏、サイクロトロンの権威理科研の仁科博士がいたが政府の余力がなく断念した。
科学者の様々な葛藤
    1、期限付き製造開発とチームワーク(大量殺戮爆弾製造:ドイツとの競争)
    2、大量殺戮兵器製造することで戦争を終焉させる(実験から実弾行使)
    3、原子爆弾で更なる戦争の抑止力にする(他国への情報漏洩・ソ連スパイ)
    4、原子力の平和利用の可能性(平和利用の可能性・エネルギー、医療転用)
ー科学者個々の葛藤
    1、他国の科学者たちとのチームワーク(組織・漏洩・脱落)
    2、軍部支配下で自由な開発の支援の可能性(命令組織・開発予算)
    3、極秘情報がもたらす家族、仲間の絆(黙秘行動の理解・ストレス)
ー一人の女性科学者の存在 
    一人の若い女性の科学者がヒロイン達との複雑なロマンス関係を広げる
    女性の立場で原爆の製造、開発、利用に関して強い関心、意見対立する
原子爆弾を利用することへの判断
    日本の真珠湾攻撃(奇襲攻撃と多数の米国人を殺害)
    ドイツは降伏、唯一日本だけが戦争を継続(B29による東京空襲開始)
    日本人の性格(死ぬまで辞めない・特攻隊)完全で無条件降伏しか選択がない
    米軍の命を救う唯一の方法と確信、日本人の命を救うことにある
    原爆で戦争を早々に終結する必要性(米軍の日本本土上陸の前)
    多くの科学者は原爆使用禁止を提訴、だがソ連への情報漏洩が発覚する
原子爆弾の威力
    直径500mの火の玉で中心温度5500度
    衝撃波は時速数百キロ、数千キロに達する爆風が起こる
    人口30万の都市の3分の1が一瞬が死に至る
    生き残りでも火傷を負い、不自由になった体は新たな傷が繰り返しその傷を障害抱え生きることになる

国務長官の「新兵器行使の役割」の言葉「文明の方向を変えるかもしれない任務を実行するよう勧告する。これは我々の責務である。我々の大きな任務はこの戦争を速やかに、かつ成功裡に終結することだ。新兵器によって我が国は圧倒的な戦力を持つことになる。新兵器の使用が長期的な歴史観においてどのように見られるかを念頭におきつつ、この戦力を最高の知恵を発揮して行使することは我々の義務である」


介護保険料金が止まらない現状

2021-08-28 10:23:56 | 人生を「生かす」には
@日経の記事によると「介護給付費の膨張が止まらない。2020年度は10兆円に達したもようで、介護保険制度が始まった00年度の3兆2400億円から3倍以上に膨らんだ」とある。 介護保険料支払いは40歳以上の人からの義務だが、40歳から64歳までは介護保険のサービス対象にはならない、また、介護保険料の料金見直しは3年毎とある、が異常な増加を続けている。(増加率は下記の表を参照) 介護士等の給与は減額されているにもかかわらず費用はどこに消えているのだろうか。これも「ザル式」管理だとすると現代の40代は今後も相当な金額を収めることになる。 これも、あれも増税、日本の増税大国化!は止まらない。



「自己合理化」主義はこれからの世の時流か『今日も言い訳しながら生きています』

2021-08-28 07:49:58 | 人生を「生かす」には
@この書にある「自己合理化」は世間の時流だ。権力主義者も政治家を見ても、皆同じだ。「無駄なことはしない」以上に「他人を犠牲にしても自分に悪いと思ったことは決してしない」主義者が増えてきたのだ。
もう一つ、この書にある「人間、開き直る事の重要性」もできないことを考えるよりもできることを考えて行動する、今までにない思考回路を開くことだ。結局、自分のためなら「しないよりはした方が良い」が世の中になり始めた、と言うことだ。
『今日も言い訳しながら生きてます』ハ・ワン
「概要」適度な言い訳は人生を美味しくしてくれる味の素みたいなものだ。つまり言い訳(自己合理化)とは悩み大き現代社会で、心折れずに生かしてくれる最後の砦なのだ。人間関係に悩まずに生きるには。自分らしい人生って。ストレスフリーに心地よく生きるにはどうすればいいのか、こんな生き方もある。
ー考え方「言い訳」できる視点
・正面がダメでも、側面がある
成功の基準は人それぞれ 
・よそはよそ、うちはうち
・幸せは「大きさ」じゃない。「頻度」だ (頻度に感じられるほうが重要だ)
・出不精のほうがコスパよく幸せになれる(心置きなく休息できる自分の家にいること)
・あえて距離を置いているだけ(近い人こそ距離が必要だ)
負けたんじゃない、競いたくないだけ 
・大切なのはオシャレよりTPO(アバウトに生きること)
・人生なんて、わけのわからないゲームだからしょうがない
・結婚は「義務」ではなく「選択」だ
・"冷蔵庫の整理"は強く生きぬく訓練である
・戦い続けるとキリがない
「一般的な人生」から外れた部分こそ「特別」だ
・お金を持ちすぎると不幸になる
・クソつまらない時期こそ、人生には必要かも
ー文中で見つけた言葉・格言
「どうせなら楽しく生きたほうがいい」
「絶対的には貧しく無いのだが、相対的には貧しい」
「劣等感は『存在』からくるものではないく『意識』から始まるものなのです。実際に『存在』が劣っているではなく、劣っていると思う『意識』があるだけなのです」
「お金で幸せを買うことはできない。でも自転車よりベンツに乗るほうが快適だ」
「万物は変化する。年を重ねると好きだったことが邪魔になったりもする」
「変わることは悪いことばかりではない、変化しない人の方がおかしい」


人間の未知の可能性を観た『パリオリ競泳』

2021-08-27 12:52:12 | 世界の動きから見えるもの
@人間の可能性ーパラリンピックの競泳で銀メタル、山田美幸選手(14歳)の競泳を観るととてつもない勇気がもらえた。人間の可能性、それを競泳で挑戦し、それが無限大にあるものだと心から感動した。 素晴らしい!!
「私もカッパになった」と泣き父に報告した姿は涙腺が緩んでしまった。

一枚の写真『ガマン 我慢して!』

2021-08-27 10:17:56 | 一枚の写真
「お母さんガマン、我慢してって言うけど、オリンピック観戦は良いって!」
修学旅行も文化祭も学校の行事は悉く取り止めしているのに、オリンピックは全てが政治家の「特例」なんだね。「特例」は、国民の命を軽視してまでも、政治家の「権益・名誉」を守るためのものか。
(写真出典:Bbmail)


怪盗ルパンの乗り切る知恵『水晶の柱』

2021-08-25 08:08:09 | ミステリー小説から見えるもの
アニメの「怪盗ルパン」のイメージが強い分、小説のルパンは数度の窮地をどのように乗り越えるのか興味津々、一気に読み終えたくなる。それは変装し現場に赴くと相手は既にルパンの正体を知って逆手に取りルパンを窮地に追い込む。最後の最後まで騙す、騙されるを繰り返すが危機一髪で事件を解決に導く
現代、世の中の金を使い権力を持っている輩がいる。が、金で得たものはやはり金でしか解決しない。人は常に「情」を持って人は従うのを忘れている。
『水晶の柱』モーリス・ルブラン
「概要」政界の黒幕ドーブレック代議士の別荘へ侵入したルパン一味。ところが計画が狂い、ルパンが可愛がっていた青年ジルベールを含む二人の部下が逮捕されてしまう。怪盗の部下逮捕の報に世間は沸きたち、迅速な死刑が決定した。部下救出に策を凝らすルパンは、そもそもの発端であるドーブレックがその力の源とする、ある品物に狙いを定めるが……迫りくるタイムリミット、強大な敵との対決。ルパン最大の苦闘が、今始まった!
この小説の背景にはリアルな疑獄事件があった。1869年のパナマ運河に関わる国会議員の過半数、全ての官僚、新聞界の半数以上など大掛かりな賄賂と買収があり、実際1903年に起訴されたのは元建設大臣一人だったのである
貪欲な政治家ドーブレックに振り回されたルパンは正体を暴かれ3度窮地に立たされる。ルパンの知恵が何処まで勝るか、乗り越えれるか。ローブレックの先手先手で周りを買収し、情報を集め、次の手を打つ。誰が何処までの人物を買収しているのか疑問が残る中、ルパンはあるきっかけでそれを見破り危機一髪を乗り切る。
ードーブレックは国を司る主要人物たちに対して強い立場に立っている理由は、運河贈与に関わった27人の隠されたリストを持っていたことで、世間にバレると破綻するほどの威力を持っていた。それが「水晶の栓」にあるとのことで、ルパンはついにその「水晶の栓」を手に入れるが隠されていた場所が謎だった。

一枚の写真『お願いに来ました』

2021-08-24 10:00:30 | 一枚の写真
「病床が足りませんお邪魔します〜」
自宅療養者は既に全国で10万人弱。療養ではなく自主介護を予期なくされた人々だ。既に数十人は亡くなっている
国・都は病院に増床願いを今頃脅迫するようにお願いしているが、なぜ「臨時病棟」等を体育館、イベント会場などを利用して「行動」しないのか。 もう「人災訴訟」が亡くなった遺族から出てきてもおかしくない。
(写真提供: Bbmail)

世の中の矛盾に対する考え『求む、有能でない人』

2021-08-24 07:54:21 | 世界の動きから見えるもの
世の中の矛盾を如何に捉え考えるべきか。ネットの社会になればなるほど有能で才能ある人々が多数の意見を飛び交合すと矛盾も創出する。その中で自分としての考え(発想の転換)をしっかり持ち、伝え、教えれることになることは世の中をうまく生きていける術かもしれない。そんな転換をミステリー作家のチェスタントンが記述した項目は参考になる。特に政治家、権力を持つ人々に対するメッセージとしても面白い。 未来の労働力は国の金儲けのための事業に利用される」
『求む、有能でない人』G・K・チェスタトン
逆説のモラリストが新聞、雑誌等に発表した痛烈時事エッセイをピックアップ。科学技術と宗教が支配する近代社会の迷妄を喝破する、現代日本にも通ずる警句に満ちた箴言集。
発想の転換を考える良書
    「世の中の矛盾・不条理・不都合・理不尽」 
    「世の中の常識・非常識・認識相違」
    「世の中の批判・逆説・発想転換」
ー「求む、有能でない人」世間の諸問題
「混沌状態は人間が最初に望んだことを押し並べて蔑ろにしているせいである。それぞれが手に入りそうなものだけを要求して、心底から望むものを求める人がいない」「大衆は人間が最初に望んだことをすぐ忘れる」
ー「近代の発端
    「民主制」は現実には民衆の消滅を結果した。革命の初めに民衆がいて、その終いには民衆の姿は見えなくなった
監獄の進化
    みんなが眠っている時に起こるのがエボルーション、みんなが目覚めている時に怒るのがレボルーション
ー労働の強制
    資本の支配者の武器は昔は「首切り」と飢えさせること。
    現代は減給に罰則、さらに体罰(身体的強制・教育と衛生)
    未来の労働力は国の金儲けのための事業に利用される
ー官印・烙印・執行
    政治は(強制)力そのもの 前提の正義は合意と観念である
    政治に認められたものは力を行使すること、信念は政治家の唯一の支え
    政治の種類:専制政治と民主政治 民主国家では集団が処罰を強制する
ー真摯さと絞首刑
    公開処刑が廃止されるとその由々しき日に非公開処刑が復活する
ー現代の奴隷
    男は一つのことをさせるにも難事、怠けるが、女は真面目によく働く 女の能率はそれこそ奴隷根性の証、仕事をサボりたがる男はならずもの、女はストやぶり 前例主義
ー悪いジャーナリズム
    大衆の趣向でもなく、世論でもない、少数の金権支配者の陰謀によるジャーナリズム
    少数のお上品な連中のせい、現代の生活が下品なのは高学歴の支配者側がそうさせている
ー理解しない精神
    南北戦争、北軍は黒人奴隷のために多々かてはいない、南部人が自由のために戦ったのだ
    黒人奴隷はむろん自由になるべきだが、彼らは民族を形成しなかった
ー知力の退行
    社会退廃の原因はモラルの退廃ではなく知力の退行衰弱にある「自由な無思想」問題
ー幻想の社会
    スケールの大きいことは大成功であるかの如く錯覚させる
    増殖には隠蔽作用がある、繰り返しは間違いを見えなくする
ー国家の狂気
    狂気の過程は恐ろしくノロノロダラダラとして退屈        
    狂気に至る過程は本人(政治・国家)がそれに気づいていない
    杓子定規や字義へのこだわり、干からびた精神や生真面目などは病の兆候
ー狂人と法律
    例外がルールを証明するは大衆には判らない(狂人と常人の違い)
    政治的狂人は政界を認めたくないのである(常人との区別はつかない)
ー無神論者のスタイル
    「戦争をする」とは言わないが「戦争の勃発」と言う
    「共感」とは言わないが「連帯」と言う
    「改良改善」とは言わないが「成長発展」と言う
ー「科学」と言う国家宗教
    政治暴君は「科学」であると言う
ー信義と戦い
    祖国を守るのが正義だとすれば祖国を破壊しようとする勢力を倒すも正義である
ーエゴイスト
    タチの悪い人畜有害なタイプ:無口で用心深い ずる賢く抜け目がない
ー平和的侵略
    陰謀自身が陰謀の存在を否定する
    偽善者は人に対して「自由」を支持すると公言するが汚職や賄賂を要求する


知らなかった「動物が主役」のオリンピックスポーツ

2021-08-23 10:36:14 | 世界の動きから見えるもの
オリンピックで動物が主役となるスポーツ「馬術」が8月26日から開催となる。 今まで考えもしなかったが「動物が主役」のスポーツがオリンピック競技になると今後他の動物もあり得るかもしれない

人を抜擢できる才能は上司の役割『蕗問答』

2021-08-23 07:50:27 | 歴史から学ぶ
「蕗問答」人は見かけによらず人の才能は無限にある。それはその才能があることを見抜く方こそ才能が必要だと言うこと。 現代、上司は、部下の才能を見抜き抜擢できる才能がなくては部下はいくら頑張っても出世どころか昇給すらないと言う会社組織だ。恵まれない上司にはさっさと諦め「鞍変え」した方がいいと言う時代なのだ。
『山本周五郎作品集20』山本周五郎
「入婿十万両」
藩は財政難に大金の工面を大阪の大商人の倅に目を付ける。やがて家老の一人娘と結婚させ婿入りさせた。その理由は大商人の息子から借金の肩代わりをしてもらおうと考えていたが、やがてそれが実現した。それは昔この藩の出身がその大商人だったことがわかりその御恩顧としての見返りだったのだ。 侍を辞め、商人になり、その息子が侍の家に婿入りしたのだ。
「抜打ち獅子兵衛」
藩が簡易処分され15人の家臣と奥方、その娘がひっそり復帰を伺っていたが望みは稀有だった。そんな中一人の侍が江戸市中で賭け勝負をし、負けたことがない等の噂に水戸の松平の暴れん坊若殿が登場、勝負をする。勝負したのはもちろん武芸者の一人その家臣だったが負けた。それを聞いたその武士の奥方が武士にあるまじき行いと絶縁、だが武士は賭け勝負をやめないでいると若殿が武芸の腕を買い求めにきた。武士は支えるにあたって元の藩の娘を娶ってほしいと願いで、承諾された。だが、その武士は家臣になることを避け、若殿と2人だけの秘密としてその場を去った。 (自分の出世より御家の繁栄を望む。人の為に役立つ事をする、たとえ自分が犠牲になったとしても恩を返す)
「蕗問答」 
江戸にて殿の恥を恥として残さぬようにと「秋田名物の大きな蕗」を届けにきた。だが別件の諫言を忘れて思わず座敷の娘を嫁に欲しいと行ってしまった。「忘れ寒森」と言われるほどの健忘症が嫁を娶ることになった。その嫁が何と家中に来ると切り盛りがうまく田を耕し、蕗を江戸に売り捌くまで考えると「忘れ寒森」も自慢話となった。 本多平八郎の言葉「座談の折などには真らしき嘘は申すもよし、嘘らしく聞こえゆる真は申すべからず」(人は見かけによらずその才能は無限にある)