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永遠の信頼とは『グリーンブック』⭐️5 Greenbook 2019

2019-02-28 07:57:48 | 映画から見える世の中の動き

@映画『グリーンブック』⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ Green Book 2019

これは今月米国アカデミー賞を受賞したノンフィクション・コメディー映画だが、人間味ある感動ストーリーだ。人種差別の中、イタリア系運転手Tonyと黒人のプロピアニストDocは、ツアーを成功させるため、世間の人種差別の波に逆らわず、耐えることでお互いの関係が徐々に代わり信頼で繋がっていく。留守にした妻に手紙を書くシーンでは、お互いを理解し、納得し、助け合う事、それには心からの思いがなければ出来ないと感じる場面である。男同士の信頼はその後二人が存命した2013年まで続いたとある。

人種差別が横行している米国の1962年、ブロンクスのイタリア系アメリカ人地区の警備員であるTony LipMortensen)が、約8週間、世界的に有名な黒人ピアニストのDon Shirley博士(Ali)をマンハッタンから南部へのコンサートツアーで運転手として雇われる。 手渡された手引きガイド「グリーンブック」、それは人種差別がひどくアフリカ系アメリカ人にとって安全のための宿泊施設を紹介したガイドで、場所によってはそれに頼わざるを得なかった。 映画は、二人のツアーに巻き起こる人種差別からなる暴言、暴力、差別的行為など、だが二人の予想外のユーモアとTony Lipが妻への手紙を書く場面では人としての優しさといつしかその友情に繋がる。二人は生き残るために世間の差別を重く感じ、余儀なくされる。


親と子の「絆」『セレニティー・平穏な海』Serenity 2019

2019-02-27 07:59:32 | 映画から見える世の中の動き

@映画 『セレニティー・平穏な海』 英語タイトル『Serenity 2019』

男の子にとって父親とは、親にとって子供とはを「絆」で結びつけた感動ある映画だ。 再婚した新たな夫が暴力的で、子供はいつしか前の夫の事を憧れる。 親の理由で離婚、暴力的で最悪な新たな父親に馴染めず、子供は悩み続ける。子供の立場から見た、親の優柔不断で勝手気ままな離婚は不幸となる。最近の悲惨な子供への虐待事件もあるが子供を思う親の役割、子供の心の傷は長く尾を引くのか大人になった時それは表にでるのかも。

ベイカーディル(アカデミー賞を受賞したマシューマコノヒー)は、プリマスアイランドと呼ばれる静かで熱帯の飛び地からのツアーをリードする漁船船長。しかし、彼の前妻カレン(アカデミー賞受賞者アン・ハサウェイ)が絶望的な家庭に助けを求めてきた。 それは新しい暴力的な夫(Jason Clarke)とそれによる自分の息子の閉じこもりがカレンの離婚を後悔させ、カレンはディルに夫を海に連れ出して釣りでサメに死んだように頼む。カレンの再会はディルを忘れさせようとしていた人生に戻す、それがディルの善と悪の間で悩み続け流事になる、ついにディルは暴力的な夫とともに船出する。そして事故は起きる、そして・・・・


戦争の裏側にある人生の悲しみ『The Man Who Killed Hitler & then Bigfoot』

2019-02-26 08:05:02 | 映画から見える世の中の動き

@映画 『The man who killed Hitler & then Bigfoot』

この映画の裏側にある、戦争で悲しい出来事がある。 それは主人公カルバンが恋した女性についに結婚の告白が出来ないまま戦場に旅立つ、そして退役後、発見したのは、極秘任務で届かず読むことすらできなかった彼女からの多くの手紙だった。カルバンはその悲しさを「獲物を仕留める」事に、心を燃やさざるをえなかったのである。 燃えるものに身も心も捧げることができることは素晴らしいが、悲しさを紛らわす為の行動は、何故か寂しい。今の自分に燃えるものがあるのか確認してみたい。

世界大戦であのドイツ帝国の総統アドルフ・ヒトラーを暗殺、そして北米で幻のビッグフットを殺害したというストーリーは、誰も聞いたことがないアメリカの伝説が、このスリラー・ドラマ映画だ。 第二次世界大戦以来、カルバン・バー(エリオット)は、アドルフヒトラーの暗殺の責任を負って、秘密をもって生きてきた。そして数十年後、米国政府はカルバンに新たなミッションを要求した。 それは、カナダの荒野の奥深くに住んでいて、今では一般の人々を脅かしている狂人的な野獣、ビッグフットを殺害する事であった。カルバンが戦争中に磨いたのと同じスキルに頼って、再び自由世界を救うために着手した。 そしてその望みは果たされるが・・・

 


政府のお節介ー企業は独自に努力

2019-02-25 08:37:33 | 映画から見える世の中の動き
 
簡単なのに複雑にしている理由
@「シンプル化」は相当昔から言われ続けられている経営者へのヒント。最近の政府も企業も複雑化し、内部統制的な配慮からさらに複雑になるような仕組みを考え始めているような気がする。内部の......
 

@1年前の記事を振り返り思うことは。最近富に政府が一企業に対して「お節介」をしていることだ。正社員の採用、残業撤廃、労働時間の短縮、昇給などなど。。真っ先にやって欲しいのは政府内部の行政改革だと思う。 「シンプル」思考の必然性はまさに政治内部改革だ。


世に役に立たない勉強は・・『細井平洲』

2019-02-25 08:09:49 | 映画から見える世の中の動き

@米沢藩主上杉鷹山の師匠は細井平洲、細井平洲の師匠は中西淡淵という学者。いずれの思想・学問の基本は「学問の目的は、世の中の役に立つ事を学び、実行する事」とある。今の学校での勉強はその域を超え、受験の為、点数で他人を超え、世間一般では役に立たない質問でも回答することが優等生として表彰する仕組みに変わっている。 それと筆者の「日本人は生きるための目的と哲学を持たない民族」とあるが、そうかもしれない。何の為の勉強なのか、目的は何なのか。親は大学に入れば役割終了とする目的しかないのか。 私の知る、米国、ベトナムでも勉強は小中学校から社会の一員としての才能を生かした人間性をしっかり見据えている。「世の中に役に立たない勉強」を何故、殊更難しく教育者は教えているのか。今の無駄な時間と無駄な勉強を思い切り切り捨て、ここにあるような師匠、個人カウンセラーで生徒の適した、才能を見出し「道」を案内する職が、そろそろ必要だと感じる。 

『細井平洲』二宮隆雄

  • 「人を育て、善政を助けた実学の人」
  • 細井平洲こと甚三郎(17歳)の師は中西淡淵であり、その教えは「学問は知識の量ではなく、また細かい字句の研究でもない。学問は書物から学んだ事を、日々の暮らしにどう生かすかが大切だ。」、また「他人の目を気にすることなく、人間それぞれの個性を尊重し、それぞれの能力において、世の役に立てるようにするのが学問だ」
  • 中西淡淵は名古屋城下の円頓寺の下屋敷「叢桂社」学問所を営む学者、甚三郎は尾張国平島村の豪農細井甚十郎の次男であった。両親は甚三郎に勉学をさせる道を選び、名古屋、京都、長崎での生活費等を出したが、甚三郎はほとんど書籍を購入し読み漁る日々を続けた。才能を見抜いたのは近くの義寛和尚で「人の人生は、火打石の花火のように短いものじゃ。あのカタツムリの歩みはいかにも鈍いが、あやつにすれば懸命に行動している。カタツムリに暇がないように、わしにも暇など感じておられぬ。教えることはもうない、名古屋に出て学問を続けるべきじゃ」と勧めたことがきっかけで学問を追求するようになる。
  • 中西淡淵に勧められ長崎で漢詩を学ぶ。そこで、中国語・漢語を学ぶ。特に孔子の「詩経」であった。中西の支援で、その後江戸に出る。雄藩の学問所「昌平黌」に出向くが朱子学以外は別物と自分で塾を開講する。塾生も増えたが、平洲は「辻説法」という路上で説法をするという教えで自分自身への修行としたことだ。この意義は民衆に日々の生活の参考になることをわかりやすく教え、耳を傾けてもらい、納得してもらえるのかを試す修行をしていた。それは平洲の哲学「仕官をして、他人がもたらす富で楽に暮らすことと、学問で自立して、貧に甘んじることと、どちらが学問の道に適っているのかを説いた」
  • 「米沢藩」財政難であり藩を立て直すことが先決とした藩は藁科松柏(藩医)が平洲を見立て藩主の学師として招く事に。高鍋藩主の次男を藩主(のちの上杉鷹山)に決定し、藩革命を実行する事になる。
  • 平洲は鷹山に毎月2回「大学」の講義で、「学問の目的は、『実行』の2文字に尽きる、行われない学問など机上の空論に過ぎない」と。
  • 「鷹山の改革」
  •             教育の振興(人づくりが一番大切)
  •             経済の再建(節約・倹約から経済・収益を立て直す)
  •             全て「勇なるかな、勇なるかな、勇にあらずんば、何を持って行われんや」と『勇気を持って実行する事』を第一とした。
  •             間引きの禁止(人口減少は収入の減少につながる)
  •             農民への税を軽く、農地を回復させる工夫をする(植樹)
  •             農民のゆとりを持たせるための施策(苗木・補助)
  •             江戸大火での復興施策(武士・大工・農民の一致協力)
  • 「国元での鷹山の行動指示」
  •             老人の話に耳を傾け、重臣から足軽まで自分で声を掛ける
  •             賞罰を決め、罪人を許す
  •             粘りつよく立ち向かい継続させることが肝心とした
  •             元藩主重定には随時丁寧に説明し、後日賛同を得る。それは七人の家臣の弾劾書を突き返し、七人に対して切腹・蟄居沙汰をする事になる。(どんなによく効く良薬があっても、1粒か2粒の毒が混じれば、その毒で良薬の効力が消えてしまう)
  • 「鷹山は平洲を国元に呼び、行った行動」
  •             藩主への講義も含め農民・誰もが参加できる講話をする
  •             講話の内容は親の道、子の道など判りやすく笑いあり、涙あり
  •             お礼の金銀、服などを返礼した(無法報酬、自分への修行)
  • 「ふるさと尾張藩での講義」
  •             尾張徳川・地元の先輩・長老の話を聞くなどの配慮
  •             「人の上に立つ力を持つと、自分の勢力を大きくして、ぬるま湯に浸かってわがままに振舞いたいために、自分に擦り寄るものだけを集めて徒党を組むことなど一切好まなかった。」
  • 「日本人は生きるための目的と哲学を持たない民族」、平洲は「好きなことを終生やり抜く・・・」人生だった。

日本脱出は是か否か

2019-02-24 08:25:35 | 人生を「生かす」には
 
成功のチャンスは東南アジアにあり
@今海外での暮らしを求める若者が増えていると言う。特に東南アジア諸国への移住、現地で就職・起業する人が増えている状況は何を物語っているのか。その多くは国内の仕事への不満とアジア諸国......
 

@1年前の書籍評価。2018年度も引き続き日本からの脱出(外国移住)は増えている。外務省の調査報告書によると約135万人と徐々に増えている。最近の米国富豪・投資家のジム・ロジャーズ氏の書籍でも「日本は好きだが、私が10歳なら日本から脱出する」という。理由は日本の政策、特に継続する少子化と国家予算の莫大な赤字だという。私も同意する。赤字の補填を国債という国民の金・資産で運営しているというがこれからの時代、昔のような資産運用でこの莫大な赤字を埋める収益を得ることは見えにくい、また超老齢化による若者の負担は更に増えることは目に見える。また、10%の消費税も「出るを抑える」予算割をしない限り、新たな予算枠を作り既得権なりで減るものがほとんど無い状態では無理だろう。超借金・税金で人口減少、更に超老齢化はどこか昔の歴史が教える「衰退大国」と似ている。


女性を守る女性ボディーガード『Close』2019

2019-02-24 08:03:11 | 映画から見える世の中の動き

@映画 『Close』2019

**女性のボディーガードでこれほどスリルとアクション的な映画は珍しいが、心強い味方がいるだけで、観ている方も痛快になる。 物騒な世の中で女性が、女性を守る役割は今後必須の職業だと感じる。それは身のこなしから、日本式で言うならば武術をわきまえた人材と、やはり一番は「感が良い人材」は何事にも必要な人間の技だ。

ボディガードとテロ対策の専門家である女性のサムは、若い娘ゾーイという裕福な相続人をボディーガードする仕事に就く。安全を求め、ある避暑地の別荘に一緒に移動するが、何者かに狙われてゾーイを必死にガードする事になる。誰から狙われているのか、また誰が味方で、誰が敵なのかサムは混乱する。お金で雇われた警官にも襲われ混沌とする中、相続した企業の投資家が殺し屋と警官を雇い家族を襲っている事がわかり反撃する。

 


「分度」の無い政府に勤労は無い『米沢藩の経営学』

2019-02-23 11:24:20 | 歴史から学ぶ

@「分度」とは、「入りを計って出るを制する」二宮金次郎の改革論の一つ。 今の国家予算に対しての政治家に必須な心構えだ。それは3分の1以上の赤字予算に国債を発行し、「良い思い」(企業に対してはいい顔、良い思いをし、国民に対しては鬼顔・増税を敷いている)をしているからである。 金次郎の言う、「勤勉に働くことで分度は可能」と言う改革は、今の政治家、官僚等は「勤勉さ」が足らないと言う事になる。頭・知恵・知識を使い、国民が収益を得ることが政治家・官僚の「勤労」だとも言えるが、他人事のようにあぐらをかいていると言っても決して過言では無い。上杉鷹山の経営学は現代でも応用ができる、「3つの壁」を如何にぶち壊すかは時代の流れとともに沿った決断をするしかない。師に学んだ最後の藩主13代上杉茂憲でも明治政府での沖縄県令の役割で、既に「モノの壁」で脆くも踏み潰されている。それはその時代でも「何を言ったのかではなく、誰が言ったか」で物事を180度変えてしまう日本人の習性かもしれない。結果として、国民の為にというよりも頂点に立つほんの一部の人達の為の政策だけだったからだろう。 あぐらをかいている赤字予算を「ゼロサム」から論議すべき問題だと思う。国家予算の赤字は次世代で大変な事になる、たとえそれが国債であろうが、負担するのは次世代なのだから。世界でも稀に見る大赤字の国家で、さらに少子化問題が継続するは、次世代にとって最悪となるシナリオを描き始めている。

『米沢藩の経営学』童門冬二

明治14年5月廃藩置県もまもない沖縄県に、13代最後の米沢藩主上杉茂憲が県令として赴任した。 県政運営にあたる茂憲が支えとしたのは、米沢藩の礎を築づいた直江兼続、中興の祖・上杉鷹山を経て継承された「義と愛」の精神だった。成憲から時代を遡り、米沢藩上杉家に生まれた改革者の魂の系譜を明らかにした異色の歴史小説。

  • 上杉鷹山:「倹約節約」より増収策に力を入れた政策「産業振興」
  •                         できないものに目を向けるな。できるものを作ろう
  •                         できるものに市場価値を高める付加価値を見出そう
  •             「火種運動」による心の壁をぶち壊せば、必ずモノの壁も仕組みもの壁も壊せると言う3つの壁改革
  •             1、モノの壁(物理的な壁):「旧慣温存」
  •             2、仕組みの壁(制度の壁):土地・租税・地方
  •             3、心の壁(意識の壁):興譲館(学校教育)
  •                         「棒杭の商い」値札で買っていく良民の心魂
  • 為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり
  •             事を行う上での3つの条件:天の時・地の利・人の和
  • 上杉謙信・上杉家家訓16か条
  •             自らの戒め・心の正しい持ち方・持ってはならない邪心
  • 産業振興の具体例
  •             問屋や商家の地区を区分け、コメの座政度、市場を町民に運営させる。鉱山含め輸出入を増やし、温泉を開き鉄砲などの工場建設
  • 社倉の建設 飢饉の時に利用できる食料等の備蓄庫
  • 農民が帰国しやすいような待遇
  •             食料米5俵、家の代金5貫文、木材20本提供
  •             農民の自発的な増殖と商売の推奨(苗木から蝋をとり販売する)
  •             藩が直接買い上げる
  • 細井平洲の講座は「難しい事を易しく語っている」庶民の言葉
  •             1728年尾張知多郡に生まれ、京都・長崎にて中国語・漢語を学び紀州家にも教えた上杉鷹山の師
  •             「無駄を省け」とはすぐ切除するのではんく無駄と思われる部分をよく理解し見極めることが必要
  •             「日本人はどうも何を言っているのか、と言う内容論よりも誰が言っているのか、と言う言い手論に傾きがち」
  • 国元家臣からの提言
  •             財政難に高い学者を雇用する事
  •             偏向人事での不公平(江戸詰め家臣と国元家臣)
  •             「民の意見を聞くふりして悪用する事」(体裁を飾る嘘の報告)
  •                         現場での聞き取り調査することの重要性
  • 二宮金次郎の分度・勤労・推譲
  •             分度とは、「入りを計って出るを制する」
  •             勤労とは、勤労することで収入を増やすことが可能
  •             推譲とは、収入を家族・隣家・地域・国に収める


疲れた自分の癒しを発見『癒しは科学で手に入る』

2019-02-23 10:32:04 | 人生を「生かす」には

@「癒す」より「癒されたい」という人々が増えてきている。それはどんな状態だから「癒されたいのか」。本書の中では、その「癒し」を科学的に分析、実践の数々(下記一部文中列記)を上げている。が、多忙でも充実した仕事、趣味などにはこの「癒し」は必要ないのは不思議で、私が思うに現代人の状態「時代と共に多くが世の中のスピードに追いつけないと感じている」そんな感じを受ける。様々な情報・命令が四方八方から舞い込み、意見のみならず、クレームなど、それを一気に掌握し、一気に処理する事など、それに伴う焦りにとことん疲れ果てている感もある。社会・会社の効率向上とは言え、能力の差、知識・経験の差で思った以上に手間取り、より綿密な効率を上げるまでには程遠くなる。。。そんな状態が続くと思わず「誰かに癒されたい」とホット、気持ちが楽になる感覚が欲しいのは頷ける。「癒し」は自分で見つけることができ、実践できるることが素晴らしいことだ。自分の「癒し」(モノ・コト)を発見し、自分の中に入れる、多少でも現実から離れた感覚を養うコトで多くは乗り切れるのではないだろうか。。「非日常的」は最近富に聞く言葉になったが、それに実践する勇気を持ちたい。

『癒し」は科学で手に入る』北岡哲子

  • 巷にあふれる「癒し」。ヒーリング音楽、アロマテラピー、アイドルなど、誰もが満たされない心を埋める何かを求めている。しかしそれらに実際にどのような効果があるのかは明らかではない。そもそも「癒し」とは何か。どうすれば本当に癒されるのか。「癒し」を科学的に分析し、作り出す「癒し工学」の提唱者が「癒し」の本質と効用を解き明かし、日常の中で生かす方法を解いた画期的な一冊。
  • 「癒しの3要素」
  •             共に在る=必ずしも人間で在る必要はない、ペット・モノなど
  •             受容されたい=無条件で受け入れ、理解してくれる
  •             自分を取り戻す=自己回帰という作業を意味する
  • 人は「癒す」より「癒されたい」
  •             「刺激=心がより好ましい状態に戻るプロセス」
  • 「心と身体の癒しランキング」
  •             温泉・マッサージ・パワースポット・美しい音・ペット
  •             本・アロマの香り・食べ物・美しい映像・睡眠
  • 「色」
  •             赤色(暖色・赤・黄色)のお店には長居はしない
  •             逆は寒色(青緑・青・青紫)子供の部屋だとIQが高い
  • 「顔」
  •             吉永小百合・黒木瞳・沢口靖子・松坂慶子・竹下景子
  •             上品で知的・清楚で清潔・優しくて柔らかい・社交的で積極的
  •             「目」二重、「口」角が上がっている、「輪郭」卵型
  • 「声」
  •             森本レオ
  •             規則正しい里不規則さがちょうど良いバランス
  • 「マズローの法則と比較対照」
  •             自己実現・自我の欲求・親和の欲求・安全の欲求・生理的欲求
  •             自己実現・自信・他社帰属・安心・物
  • 「5秒間目を閉じる事」=頭の中がリセットされる
  • 「前頭葉への刺激」=童心に戻り塗り絵を描く事
  • 「否定的な言葉を変える」
  •                         絶対やってはいけない>少しばかり不都合だ
  •                         皆に好かれたい>好かれることに越した事はない
  •                         優柔不断>思慮深い
  •                         気が強い>意志が強い
  •                         感情を3行で書いてみる
  • 「鏡を使う」
  •             1日3回5秒間自分の姿を鏡に写す
  •             人は外見よりも心=外見から観察
  •             スマイルを作る
  • 「ハグする」
  •             1日の終わりに5秒間の気持ちのハグ
  • 「自分が知らない自分」を見つける
  •             他人は知っているが自分は知らないこと・知っていること
  •             他人は気づいていないが自分は気づいている・気づいてないこと
  • 「伝達力のアクセントとなる間と沈黙の効果」
  •             非言語のメッセージは言葉の約8倍の伝達力が在る
  •             言葉は1行ごとの内容で区切る、ブレスしない事
  •             3秒置くと伝わりやすくな理、相手が応答しやすくなる
  •             合図地・頷きをする
  • 「相手との距離」
  •             密接距離(0〜45cm) ごく親しい人
  •             固定距離(45〜120cm)個人的関心や関係
  •             社会距離(120〜360cm)商談など
  •             公衆距離(360〜700cm)講演会など
  • 「ネガティブ」言語は使わない
  •             間違っている・おかしい
  • 「会話の最後には感謝の言葉」

日米の戦後「密約」は憲法を無視できる

2019-02-22 08:24:10 | 世界の動きから見えるもの

@日本は敗戦以来、米軍統治下(治外法権)占領下にあり日本國憲法は米軍は一切除外されており、日米合同委員会で認められているという。これは北方4島、沖縄辺野古基地など決して解決できない理由がここにある。それは米軍占領国家との3つの密約(基地権・裁判権・指揮権)があり、それを放棄しない限り、日本人による国家での解決は永遠に無いと言える。よって国民を騙し続けている密約会議・日米合同委員会のメンバーを避難し、交渉力のないただのエリート官僚を即刻全員入れ替える事だと認識した。それにはまず、公文書公開法で資料全てを一般公開させる事が政府の信頼、米軍占領下にまつわる国政問題と経済復興に多いに貢献出来ると信じたい。この書によると、現在の自衛隊は在日米軍下での指揮下になっているという。それは、日本の軍備補強(莫大な国民の税金)が米国軍によって浪費され、戦争の兆しが少しでもあると日本国憲法とは関係なく、密約で自衛隊は後方支援のみならず戦いに出兵することになる、ということだ。そんな事を「知らない」国民は、「知る権利」をもっと主張する時代になった。 そもそもその国議も無し、国民が知らない「密約」を守る義務があるのかを問いたい。

『知ってはいけない』矢部宏治

  • 隠された日本支配の構造「ウラの掟」日米間の法的関係を探る
  • 「日本の空は全て米軍に支配されている」
  •             1959年以降米軍基地とその周辺は米軍配下であり民間は飛行禁止となっている。横田・岩国・嘉手納周辺。
  • 「日本の国土は全て米軍の治外法権下にある」
  •             国土全体が米軍に対して治外法権下にある(1953年密約)
  •             米軍による事故・事件は日本の法での裁判はできない
  •             オスプレイの事故率90時間に一度
  • 「日本に国境はない」
  •             米軍基地:フィリッピンの場合基地は23箇所と決まっている
  •             米軍:イラク国内の米軍は国境をこえて攻撃できない
  •             米軍は日本の基地を設置権を持つ(1960年日米地位協定)
  • 「国のトップは「米軍+官僚」である」
  •             日米合同会議で日本の官僚と米国軍人で決定できる法規制
  •                         日本代表は外務省北米局長以下法務・農林・防衛・外務・財務エリート官僚(国会の承認は一切必要としない、極秘会議)
  •             政治・憲法に関係なく何でも決定できる権限がある
  • 「国家は密約と裏マニュアルで運営する」
  •             1960年の安保条約は「見せかけ」で「密約」がある
  •             密約=米軍による「裁判権」「基地権」「指揮権」である
  •             当時の岸首相と藤山愛一郎外務大臣=マッカーサーとの密約
  • 「政府は憲法に縛られない」
  •             日本の憲法は米軍には適応されない(最高裁も含む)
  •             日米安保条約は憲法判断を必要としない条件となっている
  •             日本人の人権は動物以下と未だ見下されている(低空飛行)
  • 「重要な文章は最初全て英語で作成される」
  •             1946年憲法9条は太平洋憲章から軍事力と交戦権を放棄
  •             日本の終戦日は9月2日(ミズリー号でのサイン)
  •             朝鮮戦争勃発で米軍の後方支援をすることでの憲法無視・破壊
  • 「自衛隊は米軍の指揮のもとで戦う」
  •             米軍による警察予備軍・自衛隊として米軍指揮下
  •             戦争になったら自衛隊は米軍指揮下で戦う密約がある
  • 「アメリカは「国」ではなく「国連」である」
  •             日本は依然として米軍植民地化・完全管理されている(密約)
  •             国連軍の代わりに米軍が戦い、自衛隊は基地・武器・兵力を出すことになる
  •             戦後世界においては、軍事力ではなく、国際法こそが最大の武器になる
  •             「無責任な軍国主義」を支持する日本となっている
  • 「世界大戦後、国民に平和の配当を還元することなく、突出した軍事力を維持し続け、国連憲章を無視し他国への軍事介入を繰り返すのはただ1カ国米国だけなのです」

災害への対応『The Last Man』

2019-02-21 14:41:18 | 映画から見える世の中の動き

@映画 『The last Man』2019

**自然による急激な環境破壊(地震や火山爆発、台風、大型津波)が地球上に起こるだろうか。「備えあれば憂なし」の如く出来ればそれに備えておくことは重要だろう。東京で大災害があっても、果たして助けてくれる人などいるだろうか。誰もがいつかは救助がやって来ると信じているが・・・。多分都心の大災害では無理だと悟った方がいいかもしれない。それらの対策は自主的に準備しておくべき事は誰もが理解している、いざとなった時の人間の運命を左右するだろうと言う事も。国も江戸時代の米沢藩主上杉鷹山のような「社倉」(食料、生活必需品の備蓄庫)を一部企業や都心のみならず今のうちに近郊にも増やすべきかもしれない。

PTSD(ストレス障害)と幻覚を患った主人公カートは、極寒で猛威の嵐により地球の破壊的な天候変化になると預言者ノエの忠告を信じ、秘密の地下シェルターを建設する。彼はその為の費用をセキュリティの仕事で得る事にする。そこで出会った会社の上司の娘と恋仲になる。天候はさらに悪化し住民が一斉に避難し始めると街の中は乱れ、殺戮と強盗が勃発、カートも暴行にあい、娘と一緒に逃げることができず一人シェルターに戻ると既に娘はシェルターに潜みカートを待っていた。


少し離れて気づく愛『The Divorce Party』2019

2019-02-21 08:39:11 | 映画から見える世の中の動き

@映画 『The Divorce party』2019

新婚生活でよくあるのは「お互い何か物足りなくなる気持ち」でしばらくするとお互いがすれ違うようになる。別居生活なり、離れているとその愛情の深さに気づき元に戻るようになる。。。。そんなラブストーリーのコメディー映画だ。 全く違った生活環境で、突然一緒に暮らすことは、必ず何かが欠けている(不満・不安)と思うようになる。それは『結婚していなければ〜』(何でも出来る)と夢を膨らませるからだろう。

一目惚れで即結婚した20代の夫婦、ネイト(トーマス・コクレル)とスーザン(クレア・ホルト)、の結婚生活のコメディ映画だ。ある日、スーザンが突然離婚を望んでいることに気づき、何かがおかしいと思った時、ネイトは身の回りをかばんを詰めて最寄りのホテルでの生活を始める事になる。ネイトはすぐに自分が孤独な一人暮らしに入ると同時に「友人」によって独身生活で解放されたことを発見する。しかし、ネイトの元ウェディングプランナーであるケティー(マルチダ・ルッツ)が、ネイトに新しいステータスを祝うために派手な "離婚パーティー"を開催する事を手伝うと申し出ると、ネイトとケティーの関係は微妙に変わる。だが、何か物足らないネイトはスーザンと再び会い、気づく。


「運」を招く方法

2019-02-20 09:36:59 | 人生を「生かす」には
 
「運」を引き寄せる方法
@「運」はいつでも、どこでも、だれにでもある、だたそれは自分が幸運だったのか、不幸だったのかの「悟り」次第だとある。運を引き寄せるにはやはり「人脈の多さ」と「好奇心」であると思う。......
 

@1年前の投稿。「運」のいい人、悪い人とよく聞く。 それはあくまで「過去」であり、未来に対しては誰も他人を気にしていない。では如何に「運」を掴むか。未来は自分の為にあると強く思い続けること、それに「自分からの発信」で、どれだけ相手・他人に影響するかで「運」は導かれると思う。「自分からの発信」、自分は何をしたいのか、どうしたいのか、どのように生きていきたいのか、など「発信」する事で誰かが共感、支援、協力してくれる事になる。「発信」または「行動」無くして自分を理解してくれない。そう思う。


生きる者の美しい行動『Then Came You』2019

2019-02-20 08:38:39 | 映画から見える世の中の動き

@映画 『Then Came you』2019年

**この映画は、病気・死の恐れに立ち向かい、征服することを学ぶ。それに、生きる者の人としての美しい恋の行動に感動を呼ぶ。 人生半ばにして夢を叶えれない人への優しさアプローチを繊細に描いたストーリーだ。

空港の手荷物取扱い人として働いている心気症者19歳青年カルバンは、ある支援団体のセミナーに参加、そこで末期のガンにかかっているイギリスのティーンエイジャー・スカイと出会う。スカイが偏心したリスト(死ぬ前にしたい事)を実行するのを手伝うように彼に呼びかける。 スカイはどれだけ長く生きるかではなく、どれだけ自分の思いで生きるかということが重要であることを悟り、リストにある行動をカルバンと一緒に行動する。ついに病状は悪化、スカイはカフェで倒れる。一方、カルバンはフライトアテンダントのイジーに片想いをする。それはカルバンがガンだと誤解して近寄った。。。。スカイは最後にメッセージのこもった絵葉書をカルバンに送っていた。


老人の孤独より若者の孤独

2019-02-19 09:28:35 | 人生を「生かす」には
 
孤独を生きる技
@現代では老後の孤独より、若者の孤独が増えていると言う。ネット社会の犠牲者なのか、いやそうではない。今の孤独な人々は「孤独の時間」で楽しむことを心得ている。ネット社会だから生まれた......
 
@1年前に書いたこの書籍を振り返り、思うことは。
やはり老人よりも若者の方が元気が無く、人生に寂しさを感じる。それはまるで小鳥が巣箱に閉じこもっているようで、何となく自由を観ていながら巣箱から出されても飛び立てない、飛び立つことを忘れた小鳥のようにみえる。何でもネットで自由に見る、買う、収集できる仮想満足に慕っているからだろうか。 それに、人とのコミュニケーションが何と無くぎこちなく感じる。そんな若者・人に是非お勧めしたいのは、東南アジアのひとり旅。ベトナム・カンボジア・タイ、ミャンマーなど20代の活気ある世界を見ることで生きる喜びの雰囲気を感じてもらいたい。