@世間では自分の責任を回避した形で、人の悪口を勝手に誇張し吹聴する輩がいる。特にSNS、Twitterで誹謗中傷的で言いたい放題の輩もいる。例えそれが誰かの売り言葉・表現でも現在では犯罪であり刑罰(3年以下の懲役又は50万円以下の罰金等)が徐々に厳しくなっている。その被害者が「命を落とす」ことに繋がれば重刑となる。ネットでは「プライバシー保護」も逆に保護できない域になりつつあることを自覚しておくべきだ。 (ドイツは事業者にも65億円の罰金)
『アントキノイノチ』さだまさし
「概要」杏平はある同級生の「悪意」をきっかけに二度、その男を殺しかけ、高校を中退して以来、他人とうまく関われなくなっていた。遺品整理会社の見習いとなった彼の心は、凄惨な現場でも誠実に汗を流す会社の先輩達や同い年の明るいゆきちゃんと過ごすことで、ほぐれてゆく。けれど、ある日ゆきちゃんの壮絶な過去を知り…。「命」の意味を問う感動長篇。
ー遺品整理の会社に勤め出した杏平は遺品から「人のつながり」を伝える
人はいつでも親子とのつながり・社会とのつながりを求めていると言うこと
遺品整理屋は「天国への引っ越し屋です」と亡くなった人を送りだす商売と
遺品から人と人を繋ぎ、人に伝え、個人の思いを届ける使命があると
人それぞれ違った人生から「命の重さ」や「生きる凄さを知る」知り
亡くなった人の良いものだけを残し、亡くなった人の面子を守る仕事
ー繊細で純粋な若者の受ける衝撃は大きい、人を信じれば信じるほど嘘だと知った時の反逆心
ましてや嘘を撒き散らされ周りからの反感を買われた時など
人は心的ストレス障害となり心の閉鎖につながっていく(ノイローゼ)
ー人には人それぞれの「人間の心の振れ幅」があり「心の傷」は自分しか治せない
人を許せる心と許せない心の葛藤が「狂気」変貌することすらある
心の中にある「あの時の命の重さ、あの時失った命、あの時失われなかった命」
ー生前依頼(生きている時に亡くなった後の処理をお願いしておく商売)
ー元気な人、それは「眼に力がある人」 眼を輝かせて仕事をしている人
ー「リーダーは一番弱いものの代弁者でなくちゃならない」
ーこの小説「遺品整理業」はNHK「無縁社会」として放映された