@話すことより書くことの方が高齢者にとって、特に「孤独」と感じている人々にとって最適な「幸福老人」対処方法になるとある。 定年退職者の多くは、一般の社会システムに馴染めない。特にサラリーマンで会社の上役・上級職などをこなした人は多いと聞く。日本の社会は横並び社会「他人の目を気にする社会」いわゆる「世間体」を気にする人が多い社会なのだ。それが定年後、この様な社会に積極参加できない現象「孤独」を作り始めている。ネットの社会参加は「書くこと」で機会も増えてきた。それはこの様なブログ、SNS/twitterなどでの発信・返信でき、共感を得ることができるチャンスが増えたから。考えを新たにリセット(初期化)させると、「幸福老人」となるチャンスと言える。
『この先どう生きるか』藤原智美
- 暴走老人から幸福老人へ「生きがいのある老後に必要不可欠なもの」
- 「人生の初期化」と言う提案
- 自分を理解するための「リボーン・ノート」を作る
- 過去と記憶を見つめ直し文章を「書く事」
- 自分の虚栄心や自尊心の在り方を書く(謙虚さ)
- ユーモアある態度
- 自分を知るための記述で自覚する
- 我慢したこと・悔しい思いをしたこと
- エプロンをして「料理」を作る事、家事仕事をルーティン化
- 「上下の話法」から「対等の話法」への切り替え
- 人との会話についていけない日本人組織の罠
- 「目的の価値化」から「行為の価値化」への思考の転換
- 誰かに「必要とされる」暮らし
- 「社会が求める高齢者の本音」
- 人生100年、社会が面倒を見ることは期待できない。だから自助努力しなさい
- 「2025年、75歳以上高齢者対応課題」
- 介護施設・医療施設不足、介護難民多発
- 高齢者詐欺まがいのトラブル多発
- 「あなたの豊富な人生経験を正しく導いてほしい」など
- ネット依存社会による非表面化問題(沈黙化する)
- 「豊かな経験」が暴走(炎上)老人にする
- 「人恋しい」思いが狂わす罠
- 「老人孤独」
- 英国に「孤独担当大臣」が誕生(Minister for loneliness)
- 英国には孤独を感じる人が約9百万人いると言う「感情対応」
- 「孤独は現代における悲しい現実だ。お年寄り、介護される人、愛する人を失った人、考えや経験を分かち合う相手がいない人たちが抱える孤独に対処するための鼓動をしたい」メイ首相 「孤独を感じることで、それが社会の健全な発展や安定を妨げると言う危機感を煽っている」
- 「寂しい老人」には見られたくない、外とのつながりを保持
- 「日本社会は常に人の顔を伺い合う、息の詰まる関係にある」
- 「孤独死」とは1週間以上経った屍体
- 他人の目など気にしない生活(競争・比較・同調)しない
- 「人は言葉を受け止めてくれる他者を必要としている、それは建前を一切排除した本音」
- 「話し言葉は思考的でより感情的で、書くことは人を冷静に知的にする」
- 「書くことの重要性は、事実をあなたがどのように体験したのか、どう受け取ったのかと言うこと。その時の感情やあなたの中に存在した考えを書き留めること」