ちょっと気になるいい事、言葉、最新技術

書籍、映画、旅、最新技術から選んだ心に残るもの。速読者向けは、青文字表示。内容は小学生でも理解できる表現使用

「一緒にいる技術」を重視する『格差社会スパイラル』

2024-12-21 07:42:54 | 経営・リーダーシップに必要な事
自由主義・社会資本主義では必ず「格差」が生まれ、低位置にいる人間にとって社会不満が募る仕組みとなっている。ではどうすれば良いのか。本書では「コミュニケーション力」を身につける(創造力・観察力・美的センス)と言う。人間関係で大切な事は会話において「聞く耳」を持つことも大切だが、「20%の意見と80%の質問」が効率の良いものとなるとある。 気になった言葉は「一緒にいるための技術」と言う解釈だ。同僚と一緒、恋人と一緒、家族と一緒などその場に居て会話をする技術だと言う。会話=人間関係を改善で「格差」はより身近になるはずだ。
『格差社会スパイラル』山田昌弘
「概要」日本人のコミュニケーションに対する勘違いが生み出す収入格差、教育格差、企業の資産格差……。親や教師、会社の上司のコミュニケーション能力の欠如によって、いま深刻化する格差がどのように子ども、部下へと引き継がれ、さらにはその子どもへと再生産されるのか。日本人にとってコミュニケーションとは何か。この問いこそが格差問題への新たなアプローチとなる!
ー資本主義社会には「格差」が生じる当然。 能力差=「コミュニケーション力」となる
    コミュニケーション力とは3つの C
    1、クリエイティビティー=創造力
    2、コミュニケーション=観察力(相手の要求を見抜く)
    3、クール=判断力(美的センス)
ーコミュニケーション力とは「見る」「聞く」「触れる」「フィードバック」「舐める」「嗅ぐ」
    個人の問題であり組織の問題ではない
    子供達は正しいコミュニケーション方法を知らない(学校:体罰・暴力・叱らない)
    人間関係を煩わしいと考え始めた(仕事のでの失敗は人間関係が作れない事が主の要因)
    携帯で退化したのは「人を信じる事」
    約束を守れない習慣・癖を作る(責任意識が気薄になる)
コミュニケーション能力とは「一緒にいるための技術」
    人間関係を「上か下か」「得か損か」「勝か負けか」「戦うか逃げるか」を決めつける
    仕事、人間関係での問題、課題に対して現実逃避する慣習が増えている
    現代は「使い捨て労働」が増加、フリーター(社会的不安定な立場に追い込まれる)
ー「力」をつける工夫
    一つの成功が自信を持たせるきっかけとなる
    明確に何が足らないかを指摘してあげること(上司から部下へ)
    対話で必要とする効率的なことは「20%の意見と80%の質問」にすること


トップの説明責任の重さ『次世代トップリーダーの座標軸』

2024-10-19 08:02:55 | 経営・リーダーシップに必要な事
近年「危機管理」「説明責任」など新たな経営者を問う社会問題などが発生している。そんな中で忘れがちなのがリーダーの心構えと行動だと、思う。日本企業の多くは事件事故に対する責任の擦り合いなど上司と部下が逆転している様をよく見る、また経営者自身が詳細をよく理解していな事で説明責任を問われても応答できないなど、「恥」の文化が蔓延っている孔子の言う経営者でありながら社会規範に欠けた姿は地位があっても水ぼらしく情けない、だ。組織改革と老体の引退はタイミングを見定め実行すべきだ。    
『次世代トップリーダーの座標軸』古田英明
「概要」日本には『論語』をはじめとする日本語で学べる古典があり、これらを通して経営の神髄に触れ、真のリーダーに求められる資質や条件を吸収できるというのが、古田の考え方の基本だ。もちろん古典から学ぶにとどまらず、人との出会いから学ぶ、後進を育成する、程合いを見て身を引くなど、日本らしい経営者のスタイルを見直す大切さも説いている。より厳しさを増すであろう次代の日本で、経営者を目指す志の高いビジネスマン必見の書。
キーワードは「武士道」「禅」「古典」「論語」
    人と会う・出会いの機会を持つ・会うために出向く
    本を読む・教養、知識・知恵を蓄える・多種多様な文化・歴史・技術を知る
    旅に出る・転職する・非日常生活をする・異文化を観る
孔子の言葉「地位にふさわしい知識があっても、仁(思いやり、誠実さ)がなければ、その地位を失う。十分な知識と仁を持っていても、荘(品位、威厳)がなければ、民は敬服しない。知識が十分であり、仁徳があり、品位があったとしても、礼(社会規範)を守らなければ、本当に善い行い、善い仕事とは言えない」
ー経営者の心構え・行動
    「人を動かす力」指揮力と統率力・経営者としての洞察力
    「組織を育む」リーダーの責任・信頼関係
    経営者の最後の仕事は「引き際」を見極める事・後継者にバトンを渡す
ー一斎の生涯
    老いても学び続ける「言志楼録」を書いたのは80歳を超えてから
    「一燈を提げて暗夜を行く。暗夜を憂うる事勿れ。只だ一燈を頼め」
    伝承する方法「書き物として残す」


偉業とは「他人のやれないことをやる」『百年先が見えた男』

2024-10-12 07:45:21 | 経営・リーダーシップに必要な事
経営者たるべき姿「世のため、人のため、他人のやれないことをやる」信念を見せつけられた。戦争前後の苦難を乗り越え、「国産原料で国産製品を」(倉敷レイヨン:ビニロン)をとことん追求、最後には国交のない中国へのプラント輸出で戦争で失われた両国民の蟠りをも腐食する事業を成し遂げた大原總一郎氏はすごい人だ。また、大原總一郎氏は今後日本文化を重要視、多くの文化財を遺す偉業も忘れてはならない。現代、観光立国としての日本は今その時を迎えている
『百年先が見えた男』江上剛
『概要』「すごい経営者がいた!日本オリジナルの合成繊維の事業化、そして国交回復前の中国へ――。敗戦後の日本人の誇りを取り戻させた大原總一郎の激動の人生を描いたノンフィクションノベル。松下幸之助に「美しい経済人」と評された稀代の経営者・大原總一郎――。
数々の分野でシェアNo.1を誇る企業=現在のクラレを創り上げた男の生涯は、波乱に満ちたものだった。国産第一号の合成繊維「ビニロン」の事業化や、国交回復前の中国へのプラント輸出……。激動の昭和史を背景に、“百年先が見えた経営者”と言われた男の生涯を描く感動の企業小説。『天あり、命あり』を改題。
「クラレ」(旧倉敷紡績・倉敷絹織、その後倉敷レイヨン)を創業一家、孫三郎・總一郎・謙一郎の創業から戦後の復興、再生するまでの苦難等を記した立身書。戦争により事業を解体、航空機製造を余儀なくされ社員は徴兵。戦争で工場は消滅、会社は解体され資本110億円~160億円を国にGHQに寄付、社長を辞任し国の復興物価庁次長を数年歴任する。その後社長に復帰し事業復興のため国産の原料を使った「ビニロン」(日本人の、日本人による、日本人のための合成繊維)へ全力投球していく。一番の障壁は15億円という莫大な建設資本を必要としたが国の大物を説得、さらに国の渉外を乗り越え中国への輸出する。
昭和34年岡山、富山、倉敷工業設備増設で売上238億円(内ビニロン126億円)
昭和36年国交がない中国へのプラント輸出計画、米国、台湾、日本での牽制
        米国は日本が中国と関係を改善することに不満を持った
        昭和38年日本が承認(大平外相、田中角栄大蔵大臣、福田通産大臣)
    文化交流を率先させるべく大原美術館、民藝館、考古館を昭和5年から新設
ー公務員の給与・物価価格
    昭和21年540円、昭和23年6月2990円、同じく12月4863円となる
    昭和21年小麦粉10kgが21円、塩1kgが1円1銭、昭和24年それぞれ45円、21円66銭
アメリカの調達(朝鮮戦争景気)
    昭和25年から日本からの調達軍需物資(朝鮮戦争へ)10億ドル
    アメリカ軍による国内消費を換算すると36億ドルにも達した(当時換算1兆3千億円)
ー一家の教訓
・教育方針「強くあれ」「卑屈になるな、ごまかすな」「至誠無息」
・「人は如何に生きるべきかを考えない経営者はダメだ」(哲学+聖書)
・「まだやったことのない新しいことを、失敗なしにやり遂げることが真の経験だ」
「10人の人間がいてその中の5人が賛成することを言ったら、大抵のことは手遅れだ。せいぜい10人のうち2、3人位が良いと言ったときに仕事はやるべきで、一人もいいと言わないときにやるとそれも危ない」
・「日本がこれから国際社会で認められ、再び輝くためには技術立国であるべきだと考えております。独自の新しい技術でイノベーションを起こしてこそ真の発展があります。それこそが戦争に負けて自信喪失に陥っている日本人に勇気を与え、立ちあがろうと奮起させるのだと考えています」(首相・大臣に対して建設資金15億円支援の陳情)
・「経営者の責任というのは、技術革新による利潤、社会や国民経済に貢献することによって得られる利潤でなくてなならないんだ」(企業の社会的責任)
「なにもかわっとらん。官僚というものは前例踏襲ばかりでどうしようもない」
・「アメリカという国は、神よりも効率的な利益を重んじる国なんだ」
・中国と取引する際は、筋道を通し、人として道理を尽くさなければならない」
・「成長を目指せば目指すほど、日本人が古来から持っていた良きものを破壊する。愛する祖国を西欧化し、先進国の植民地にしてしまうことに加担してしまう。日本人は一体なにをより拠り所にすればいいだろうか」(日本文化伝統の継承、重要性)


脳の処理し易い数値は10以下の整数『数学の翻訳』

2024-08-02 07:37:59 | 経営・リーダーシップに必要な事
数学の「翻訳」とは、数値を分かり易く、覚えやすく、理解できる「範囲」に変化させると言うこと。それは人間の脳が瞬間的にイメージできる数値とは基本的には二桁の10までと言い、もしくは例え言葉・ 物で置き換えることで理解度を深めようとする目的の書籍なのだ。最近は富に数値データが多く「心理的麻痺」(数値が大きくなると鈍感になる)を起こしていると言う。例えば:「0.034165」は「10人中3人強」と言い換えたり、「49分の2」は「25人に1人」、「12.5%の人々」は「8人に1人」など数値を丸まることも印象付けするには大切だと言うことになる。「数学の翻訳」をまとめると3点:「なるべく小さい整数を利用する」「脳が最も処理し易いのは10以下の整数」「なるべく普通の言葉で置き換える」
『数字の翻訳』チップ・ヒース
「概要」統計リテラシーについて、驚くほど実用的なテクニックを提供する本だ。
すべての数字を翻訳しよう 相手にやさしい数字を使う
・数字を避ける(詳細すぎる数値の列記を避ける)
・「1」にフォーカスする(単純な単位一人、1日、一つなどにする)
・「プロトタイプ」を使う(イメージし易いこと、物に置き換える)
・シンプルが善(数値を丸める:2,845,000を300万)
・「整数」を使う など(小さい整数を利用する)
ーなじみやすく具体的な「人間のスケール」に変換しよう
・「ほどよい尺度」を探す(畳1畳分など)
・シンプルで見慣れた比較でわかりやすくする(東京ドームのx倍など)
まとめ
    「なるべく小さい整数を利用する」
    「脳が最も処理し易いのは10以下の整数」
    「なるべく普通の言葉で置き換える」


「質問力」より「応答力」の社会『答え方が人生を変える』

2024-07-21 07:48:44 | 経営・リーダーシップに必要な事
@デジタル化社会では「応答力」は「質問力」より重要であり互いの知識を深め、人間関係を良好にし、パフォーマンスを最大限にできる、と言う。それには質問に対する答え方、特に相手本位の目的(関心)を理解し、程度ある簡潔化(リープ:跳躍)した情報を伝えること、とある。例題がこれだ。カフェでの問答:お客「シナモンとコーヒーいただけますか」店員「すみませんシナモンは売り切れです」という会話を「応答力」ある答え方にすると「たった今、最後のシナモンが売れてしまって、申し訳ありません」と言うことになる。
『答え方が人生を変える』ウイリアム・エバンス
「概要」コミュニケーションで本当に重要なのは、「質問力」よりも「応答力」だった!
「答え方」を制する者が、コミュニケーションを制し、そして人生をも制する。なぜなら、答え方は、人生や会社の命運や人間関係を大きく左右するのはもちろん、自分自身でコントロールして無限大のパワーを発揮することができるからだ。質問の訊いていることに答えなさい」「答えは短く、簡潔に」常識のように考えられていることが、話すコミュニケーションでは生産的ではなく、「相手が必ず満足して、あなたを高く評価する質問を「リープ」(跳躍)した答え方」こそ、大きな利益を生み出してく。
「いい答え方」によって、大小の成功を手に入れたい、人間関係を向上させたい、組織を、社会を、そして世界をより良い場所にしたいすべての方に読んでいただきたい。
質問力より応答力(答え方で人生が変わる)
店内での一言:お客「シナモンとコーヒーいただけますか」店員「すみませんシナモンは売り切れです」という会話を「応答力」ある答え方にすると「たった今、最後のシナモンが売れてしまって、申し訳ありません」
ソクラテス・ドラッカーも「質問力」を強調、だが、最大限の実りを確実に引き出せるのは「答え」の側である。短くするよりも重要なことは相手の理解を損ねる事なく必要不可欠で完結する情報を提供することにある。
ー「質問をリープする」で答え方を最強にする(印象付ける)
    「目的」を特定する 知識を深め、人間関係を構築する、パフォーマンスを向上する
    問題提起・解決方法・優先ポイント・誰が相手なのか可視化(相手本位・相手の関心事)
答える側の7つの原則
    質問者が求める完全が情報を提供する
    簡潔さとは「長さ」ではなく「程度」
    「答え方」が全ての透明性の始まり(真実を告げる)
    エビデンスを日常化する(なぜなら・・・、例えば・・・)
    強弱の関連性を操作して答える(関連付けしたことを付加する)
    「曖昧さ」は先述の一部として使う(難しい・・・2つ以上の答えなど)
    最適な答えの呼応世を画策する(ハイライト・トピックをつくる)    
        時系列・結果・理由(証拠)・スペース・問題解決・利益不利益・比較・対照
ー人間の集中力 約8秒間(セグメント(断片)思考
    人は「結論へ至る道筋」よりも「関心」によって誘導される
    話し方:情熱・トーン・ポジティブな単語選択
ー理想的な360度的視野の話し方 (PISTOL)
    問題(問題の指摘)・重要性・解決法・時間特定・影響する人・場所(どこ)
    Problem/Importance/Solution/Timeline/Ownership/Location


自らの気付き・分析・仮説をアウトプット『アウトプット思考』

2024-07-12 07:45:40 | 経営・リーダーシップに必要な事
本書にあるように誰もがいつでも情報を検索、引用できるネット社会では情報のインプット力と言うものの差はなく、アウトプットへのシフトが強まるのは道理だ。昔からよく言う「相手を知る」ことから的を絞った、適切で的確な情報を自らの気付き、分析、仮説を提案できる事だと、思う。コンサルタントがよく使うような方式、パズルなどは、新たなアウトプット思考にこの自らの発想の気付き、分析、仮説を是非提言してして欲しいものだ
『アウトプット思考』内田和成
「概要」AIに決して代替されない自分になるために。
ベストセラー『仮説思考』『論点思考』『右脳思考』3部作の著者が送る「アウトプットから始める知的生産の技術」。「知的生産術の決定版。これだけでいい」
情報が氾濫する時代。「データはたくさん集めれば集めるほどいい」と考える人は多いだろう。しかし、著者はそれを真っ向から否定し、「情報収集(インプット)は最小でいい」と主張する。大事なのはむしろアウトプットから逆算し、情報収集になるべく時間をかけず、最大の成果を上げるという視点。その方法として、「20の引き出し」「デジタルとアナログの使い分け」「脳にレ点を」といったユニークな手法を紹介。リサーチにも、企画立案にも、文章執筆にも、コミュニケーションにも役立つ手法を余すところなく解説する。
「インプットを最小にして、アウトプットを最大にする」(人とは違う視点を手に入れる)
・情報のインプットはもはや評価されない(インプットが競争力を失う)
    だからこそ「アウトプット」で差をつける・・・仕事の本質を見つけ出す
    「仕事」と「作業」を分ける・・・時間の無駄使い
    「情報」目的、目標、立場にあったものを明確にする
    「目的」は意思決定の手助け・アイデアの元になる・コミュニケーションの手段になる
    そのためには意識的に短時間で決める努力
    自分と相手との共通点と異論点を掌握する(説得か共感か)
・「アウトプット」の変化
    相手を知り尽くす・共感を生み出す
    議論した上で情報の再構築、仮説+アイデアの創出
    SNSでの情報発信
ネガティブ情報の収集
    気付きを得る情報(足で稼ぐ情報・現場)
    人脈ネットワークの活用(専門知識・専門分野意見)
    書籍・雑誌・ネット情報の活用(信頼性とアップデート)
    海外の情報(企業・習慣・傾向)
    情報の流れを検分
        収集・発見・気付き・分析・加工・編集・発信・対話・議論・説得・脅かし


海外生産・販売の拡大、国内のロボット化・生成AIフル活用

2024-07-11 12:42:58 | 経営・リーダーシップに必要な事
『人手不足、原材料高が重し コロナ後の回復、足踏み―6月日銀短観』時事通信記事。今後日本のとるべき姿、それは海外での生産のみならず前工程(企画設計)も含めた生産体制と販売を強化させることに尽きる。海外からの人材はこの円安では日本に赴任しない、したくない現状が続く。更にこの機に日本は生成AI化・デジタル化・ロボット化を促進し人材不足を多少でも克服できるようにすることが優先される。(企業は海外で収益を上げ国内に還元する)


次世代交代への日本企業に経済復活期待!

2024-06-29 12:31:03 | 経営・リーダーシップに必要な事
『時価総額上位500社で構成されるTOPIX500指数企業のうち、45%で2021年以降に最高経営責任者(CEO)が交代している。これは米国の36%、欧州の42%を上回る。経営者が若返った企業にはトヨタ自動車や三越伊勢丹ホールディングス、リクルートホールディングス』Bloomberg記事。日本のようやく次世代交代劇が始まるのか高齢者役員の交代で女性と若い次世代が経営者となり経済の復活を期待したい。企業が変化すれば政治も政治家も変化(世代交代)。


老年「プロ」がすべき次世代教育・ボランティアの姿!

2024-06-21 07:39:47 | 経営・リーダーシップに必要な事
『ジャンボ尾崎以来34年ぶり! 片山晋呉が守った「れいちぇる」臼井麗香との約束「1個でも助けに」』スポーツ報知記事。素晴らしいプロの真のアクションだと感激です。スポーツに限らず「プロ」の腕、知恵、技等を次世代に伝えることへの情熱がこれからもっと伸びることを期待したい。(ただし政治家の老年の知恵等は要らない)




経済復興は自国の資源エネルギー確保『世界と日本経済大予測2023-24』

2024-06-14 07:36:23 | 経営・リーダーシップに必要な事
@現実本書では今後の日本は原発の再考、インフラ投資、国際分業体制などに期待、しかしコロナ禍で過保護された企業の倒産が増え、生活費は高騰するが、賃上げはないとある。
私が思うに、日本のボトルネックは「資源エネルギー」(電気・ガス)の自国努力だ。史上における世界の戦争は、石油の奪い合いが発端となっており、日本の第二次世界大戦も米国の供給停止から発生し、戦後のオイルショックでも大きく経済を揺るがせた。そこで日本が取るべき政策は海中深くに眠る鉱物資源とエネルギー資源・メタンハイドレートの早急なる開発だと確信している。ODAなどで諸外国に投資するよりまず国内で最大限に図るべき時期だ。その理由は、ロシアが米国含めEU諸国からの経済制裁下でも大きく経済停滞しないのは鉱物資源の豊かさであり、中東諸国の産油国でも同じだ。
『世界と日本経済大予測2023-24』渡邉哲也
「概要」戦後最大の好機を逃すな! 「東西新冷戦」「習近平の独裁体制」「GAFAMの衰退」なども言い当てた経済予測本の最新刊。円安・物価高で日本経済はピンチか? いや、大チャンスだ。その根拠を示す。ロシアによるウクライナ侵攻から始まった2022年。世界的なインフレと資源高騰による物価高が日本経済を襲う。だが、「1年前から兆候は見られた。リスクに対する対策を講じていたら、危機は未然に防げたはず」と著者は言う。
・「ロシアvsウクライナ戦争」「トランプ大統領再登板」「台湾有事」「対中政策」「EU加盟」
    世界の戦争の背景には支配欲が蠢いている(自国グローバル化)
    天然資源鉱物・エネルギー資源を得るための領土獲得に動いている
    カリーニングラードの存続(ロシアの飛び地の存在)
    戦争終焉は核へのスイッチ次第となるのか(ロシア最後の抵抗)
    原子力開発への再開発(ドイツエネルギー不足)
    SDGはそれぞれ「やっているふり」する諸国
    半導体投資と開発(中国vs米国の制裁)
    資源高騰による債務増と食糧危機
・デフレマインドを変えれば景気は上向く(日本の取るべき行動・政策)
    倒産企業が増える(コロナ禍で給付金などで支援された)
    チャイナリスク(台湾問題・不動産不況・生産者倒産・若者失業)
    国際分業・分散体制への確立
    原発(小型原発開発)電力ロス軽減
    内燃技術力を高める(発電所・機械)
    賃上げ(2022年企業物価指数9.7%vs消費者物価3.0%)
    メディアを反面教師にする(大手メディアの賞味期限切れ記事・使い物にならない)
    外国人旅行者には高付加価値のサービスを提供
    ネット広告拡大(マスコミ媒体の収益減退)つまらない番組・再放送番組など消滅
    インフラ投資(造船、鉄鋼、軍事、半導体・都市開発)
    アジア富裕層の東京マンション投資
    銀行の半減(銀行の役割減)vsネットバンク


顧客への細かな配慮『おもてなし経営』

2024-04-04 07:45:17 | 経営・リーダーシップに必要な事
コーチングビジネスによる「おもてなし経営」とは    
人生には様々な出会いから得られる経験が重要です。時代の変化に合わせて、自身の成長と能力を発揮することが大切です。ビジネスを起業、継続、発展させるには、「おもてなし経営」の理念が重要で、ここにあるコンシェルジュサービスを根本とした、顧客への細やかな配慮が必要不可欠可欠となる。具体的なステップとして:
  1. 課題の把握と整理: 顧客の抱える問題点を正確に理解し、整理する。
  2. 適切な対処方法の検討: 把握した問題に対して、最適な解決策を見出す。
  3. 「Tell me your story」(目標・目的)から「まず行動してみる」への導き: 顧客の要望を丁寧に聞き取り、迅速な行動につなげる。
  4. 「おもてなし経営」の実践: 顧客の満足度を最大化する、きめ細やかなサービスを提供する。
このようなプロセスを通じて、ビジネスの継続的な発展を実現することが可能だ、と言う事。
人生には様々な出会いから得られる尊い経験が重要であり、 ビジネスの成功には「おもてなし経営」の理念が不可欠だと、言う事だ。
『おもてなしの経営』新堀進
ー第一部は仕事とその経歴
    大学での勉強が生かされるべく選択したソニー。製造部門での苦労した結果、時流に乗ったと見られたパソコン事業、米国派遣と果たしたが事業解散。コンピュータ部門での経験は米国ソフト、ハード関係企業で再開できたがこれまた解雇され、遂に出会うことになる「コンシュルジュ」コーチングサービスへと舵を切る
ー第二部は第二の人生としての仕事と人脈・知恵
    コーチングビジネスの事例紹介など問題・課題の整理・把握から対処方法を導いていく
    「笑声」で安心と信頼を得る
    ①タイムマネージメント(効率性と生産性を考える)
    ②役割とタスクを守るマネージメント(適材適所・役割分担で効率を高める)
    ③戦略的な活動に集中する(
スタンフォード大学ジョン・クランボルツ教授
 5つの計画的偶発生理論:brand happen stance
    ①好奇心:常に新しい事に興味を持ち、知識や経験を得るために、積極的に学び続ける
    ②持続性:目標を設定し、諦めずに努力し続ける
    ③楽観性:前向きな姿勢で可能性を追求し、困難や失敗にも前向きに対処する
    ④柔軟性:こだわりを捨て、新たな挑戦に果敢に取り組み、柔軟な姿勢を持つ
    ⑤冒険心:結果が不確実でもリスクをとり、挑戦する


「金銭感覚・価値」を小学生から学ぶこと『GAFA時代の人生戦略』

2023-12-25 07:42:49 | 経営・リーダーシップに必要な事
@人生訓、誰でも何らかの経験で身を持って感じている事がある。ここにもその多くが「幸福」「成功」「愛」「健康」別に列記している。特に気になったのが若いうちから金銭(投資)の価値観を見出すことだ。義務教育では往々にして「お金」に対する意識が薄く大人になって初めて「投資・資産・税金」などを勉強する羽目になる。子供達に対して「子供貯金」などから身近な実体験させることは将来の「人生設計」で重要だと感じた
『GAFA時代の人生戦略』スコット・ギャロウエイ
「概要」5000人が受講、100万人が視聴した「伝説の授業」、ついに書籍化!激変する世界、ますます無慈悲になる現実――。「GAFAが創り変えた世界」を、私たちはどう生きるか。
ありふれた成功法則に惑わされることなく、「迷い」も「恐れ」も振り切る「不変の原則」とは。
ー幸福の講義――激変する世界で幸せになる
成功したいなら若いうちからとにかく一生懸命働く(汗をかき、体を鍛える)
・良きパートナーを見つける(肉体的・価値観・金銭についての価値観)
学歴+大都市=お金(情熱+価値観+金ー人間関係への投資・モノより経験に投資)
・裕福:幸福 (支出よりも多い受動的所得があること)
ー成功の講義――格差が広がる世界で金を手にする
常にハングリーであれ(才能だけでは絶対に成功しない:自分の得意なことを見つける)
・簡単なことをきちんとこなす
・金融危機は5年から7年周期(景気は思った以上に早く変わる
・企業等が高いビルを建てる時期・CEOのエゴがで始める時期は要注意
・資産を分散させる(タイミングを知る・現金を確保しておく)
重要なことは数字で測れ(資産・市場)
・拒絶される経験を積め(正しいことと有能なこととは違う)
ー愛の講義――残酷な世界を生き抜く
人間関係を最重要視せよ(事業パートナ・自分を好きな人を選ぶ)
・自己中心主義を脱する(失敗しても互いを認め合う)
・自分がどれほど幸運かを自覚せよ(災害、病気で苦しんでいる人々が世間には多い)
・スロー思考を身につけよ(素早い思考は効率的、だが、微妙なニュアンスを失う)
ー健康の講義――無慈悲な世界で活力を保つ
・身長と体重を管理せよ(定期的な運動を心がけ数値を管理)
・泣きたい時には泣く(ストレスを軽減する効果)
親密さよりも調和を重視(人間関係はいい距離を保つこと)
・感謝と賞賛をきちんと口に出して言うこと


今年の漢字『税』は納得 無駄使いを止めたい

2023-12-14 12:55:12 | 経営・リーダーシップに必要な事
@今年の漢字『税』 これほど税金が無駄に使われ、増税になった年は過去あっただろうか。給付金・支援金のばら撒きからインボイス制度導入など日本はもう大国ではないのに増税大国にしようとしている今の内閣官僚体制。国民の血税を無視している政治家にメス、「裏金」で政治家を徹底追求し、疑惑には「罪」を科して欲しいところだ。



日本のデジタル化(DX化)へのポイントとは

2023-12-11 12:29:04 | 経営・リーダーシップに必要な事
@日本のデジタルスキルは20年前から低迷、デジタル競争力ランキングでは世界64カ国中35位(2023年)と過去最低順位に凋落。人材のデジタルスキルやデータ活用においては、ほぼ世界最下位レベル。日米のIT投資額の比較でも大きな差が開いており、1994年には1.4倍の差が、2016年にはその差が4倍に拡大。その要因は、IT導入における日本経営のリーダーシップ不足、およびコスト削減や効率化を優先したIT活用のみ。その対応には5項目が必須となる。
1、情報を盲目的に受け入れず、論理的に分析する「批判的思考」
2、具体的な状況から一般的な原則や概念を抽出する「抽象的思考」
3、情報を系統的に整理し一貫性のある結論を導き出す「論理的思考」
4、事象の背後にある本質を探る「深い洞察」
5、事象を異なる視点から考察する「多面的な視点」
日本は「レガシーシステム」での長短(良いものは壊れにくい、最新化への時間が掛かる)が現れた状態だが、スキルの遅れは世代を超えて急速に改革が必要だ。


後悔しないために行動、挑戦すること『逆さ張り思考』

2023-11-27 07:41:36 | 経営・リーダーシップに必要な事
「幸運」「成功」など人生を満足する結果にするにはやはり「物事をポジティブに考え、思い立ったら行動してみる事」になる。「挑戦」しないで結果はない。「後悔」は行動、経験出来なかったことへの回想だ。現代、特にネット社会は「待ち」(与えられることを待ち構える)が多く、一時期の幸運は決して続かない、新たな「行動・挑戦」をしてみることが現代ではないだろうか。
『逆さ張り思考』成田修造
「概要」壮絶な家庭から起業家へ。波乱の人生で得た全てがチャンスに変わる思考法!大学生ながらスタートアップに役員として参加すると、わずか3年で上場を果たし、多額の資金調達にも成功。ところが、その直後から幾多の困難に見舞われていく。波乱万丈の人生のなかで得たもの、それはどんなときにも打開策をもたらし、望む結果へと近づいていく思考法「逆張り思考」だという。困難さえもおもしろがり、しなやかに生き抜いて人生を好転させるコツ、成功を招く思考・行動、夢がかなう目標設定のコツなど、注目の起業家が初めて明かす「シン・成功法則」!
ー「不幸を楽しむ勇気」
    「自分の人生は、自分の手で紡いでいかなければいけない」
    「自分の人生を、他人に委ねすぎてはいけない」
    「人生は目標がるからこそ輝きだす」
    「どんなことでも、解釈次第でプラスに変わる」
ー「安定を捨て、先の見えない暗闇に進む発想:逆張り思考」
    状況を好転させ、想像以上の充実野果実を手にすること
ー5つの上昇気流の考え方
1、人生をポジティブに捉え、不幸も「明るい未来」への布石と考える
    捨てる、逃げる、諦めるは解決策にならない
    自分からアクションをする
    事実は変えられなくとも解釈は変えられる
2、個性をよく理解し、信じ、育てる
    やりたいことをすぐにやってみる
    嫉妬心やコンプレックスも強みにする
3、具体的な目標をたて、目的意識を持つ
    「量」か「質」よりも「結果」にこだわる
    「胆力」が不可欠
    落ち込むのは時間の無駄
4、疑問を持ち、試行錯誤を徹底的に繰り返す
    行ってみて、会ってみて、心が動く場所を探す
    自分の軸を見分ける・自分らしさを見つける
5、目の前に来た幸運を掴み取る
    才能より「運」に恵まれること
    「運」は「自分の強みを知り」「目標」を意識し、それに対する「試行錯誤」を繰り返す
    他人を生かすための行動(与えること)
    リスクを取って挑戦する事、フットワークを軽くする事、失敗から学ぶ姿勢を持つ 挑戦することへの行動