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次世代の日本に必須な行動とは『和僑』

2024-11-30 07:35:37 | 起業家への知恵
次世代の日本はどうなるのか、特に地方行政、産業はこのままでは衰退、破産が見えてくる。そんな中で奮闘した田舎町の動き、新たな高齢者施設と運営「プラチナタウン」に続き地場産業の「和僑」的発想で一次産業の生産物を加工し輸出し、海外の市場拡大と町おこしをする起業家小説だ。
これからの日本は一次産業の活性化が必須である。にも関わらず政府は田畠の減反を未だ推進、田舎では空家と耕作放棄地も増え続け、若者は町を離れ続けている。田舎での復興、復活には新たな世代の活気と政策が必須であり、政府は今までの枠組みを取り払い現場と一次産業の起業を支援すべきだと思う。
『和僑』楡周平
「概要」宮城県緑原町に老人定住型施設「プラチナタウン」が開設され四年。町は活気を取り戻し居住者は増えた。だが、町長の山崎は不安を覚えていた。いずれ高齢者人口も減り、町は廃れてしまう――。山崎は、役場の工藤とともに緑原の食材を海外に広め、農畜産業の活性化を図ろうとする。だが、日本の味を浸透させる案が浮かばず……。新たな視点で日本の未来を考える注目作
プラチナタウン:田舎に建てた老人ホーム・介護職は絶えず交代式で報酬も決して高くはないがやりがいのある、イベント、趣味、娯楽の世話をし、仕事がローテーションする。8千人の施設
ー街の経営はこのプラチナタウンの施設で潤い始め、多くの入園者と共に企業参画がで始める。他の地方でも同じようなケースでの展開が出始め飽和状態になるのは目に見えていた。拡張するか他の事業を起こしていくかが街としての舵取りを迫られていた。人口は増えたが、過疎高齢化で老齢者が多く田畠での老齢化も問題視され始めた。如何に次世代の人々が建てるか。
ー田舎の特徴は水も、土も良い、良い作物が出来上がるが、農作物、畜産も老齢化で若者が減っている為、減反、減量し生活の収支が崩れ始めていた。更に空き家が増え、耕作放棄地も増え荒れ果てた。独居老人は2千人ほど60歳以上が街の半分を占め、未婚男性が増える現象となった。
ー同郷していた家族が米国から一時帰国で日本の素晴らしい味とサービスを体験。是非米国に展開するレストランでその味とサービスを展開したいと町長を説得する。そこで閃いたのは日本で野菜等を加工し、冷凍物を輸出できるメンチ、コロッケ、牛肉を草案し、さらに地元の日本酒等を含めて地元農産物を米国に輸出する起業を話し合う。
ー町長自身がこの起業に打ち込むことを決心し、「和僑」へと前進していく。 町長職を辞して若い有能な女性を時期町長に推薦、次世代の街作りを後押しする約束する。その父が言った言葉「やってみれ。その事業ば成功させて、緑原が昔のように、子供の声で溢れ返すような町さしてみれ。安心して農業がやれる町さしてみれ」と息子を後押しする。
次世代を呼び込むため、如何に地元で安定した収入源を確保することができるか、試行錯誤が始まった。
「会社は一生安定を保証する物ではない。かといって、起業もできない。たとえ慎ましくとも、人がいる限り絶対に廃れることのない仕事。つまり農業、漁業、畜産業といった一次産業に目をむける若者が増えるはず」
「人はさ、悲しいもんで、五年先、十年先のことは考えているようで考えていない。明日の飯より今日の飯だ。それが顕著に現れるのが政治だ。我慢を強いる人間よりも、甘言を弄する人間を選ぶ。だけど、それじゃ駄目なんだ。問題を次の世代に先送りするだけだ」
「必要なのは組織な頼らず自分の力で生き抜く力。人間力です。それを如何にして身につける環境を整えてやるかが、親の勤めだと思う」
「これからの時代を生きる世代は、従来の価値観を捨てることを余儀なくされます。高い教育を身につけ、大企業に就職することが安定した人生を送ることにつながるなんて、すでに過去の話す」「だからこそ、地方には永続性ある雇用基盤の整備、新しい産業の創出が必要なんです」「日本の行末を心底心配して、国政には期待できない。そんな焦りを思ているからです」
ーA5の牛脂を使うだけで上品な牛肉の味が出る


またしてもばら撒き「能無し政策」を継続させる政府

2024-11-29 12:04:45 |  社会の歪みと偏見
『半導体とAIに10兆円超 民間投資喚起へ公的支援―経済対策』時事通信記事。どんどん増えるバラマキ財政。「ラピダスが27年開始を目指す量産には5兆円規模の投資が必要とされ、民間の投融資が進む、次世代半導体の研究開発などに6兆円程度の補助金や委託費を投じる」とあるが大手民間企業へのみの投資にこれだけ莫大な税金を注ぎ込む『能無し政策』、過去2001年の半導体投資(アスプラ)の失敗では誰も責任を取っていない事実からは不安と怒りが込み上げてくる。政治家への見返りがあるから継続するとしか考えられないバラマキ政策はもっと国民の身近な政策に利用してもらいたいものだ。「103万円の壁」などの財源に「財源には、政府が保有するNTT株の配当などを歳入とする財政投融資特別会計の資金、これまでに予算措置した基金からの国庫返納金、商工中金株の売却収入などを充てる」といくらでも財源はあるのだ。



アレルギー体質が増えた原因と対処法

2024-11-29 07:30:16 | 世界の常識(平均値など)
『食物アレルギーが急増中、新たな注目の治療法が承認、米国』ナショナル・ジオグラフィック記事。
食物アレルギーを引き起こす環境要因については、2つの主要な仮説が提唱されている。そのうちの1つが「衛生仮説」、社会が清潔さを追求しすぎることにより、細菌やウイルスに早期にさらされる機会が減ったせいで、ありふれた無害なタンパク質に免疫系が過剰に反応しやすくなるというものだ。もう一つは遺伝と環境要因、という。
代表的な例のひとつが、1歳未満の子どもにピーナッツを含む商品を与えると、将来的にピーナッツアレルギーになるリスクが大幅に減ることを明らかにした「LEAP (Learning Early About Peanut Allergy ) 研究」だ。ピーナッツを与えられた子どもたちは、ピーナッツを避けていた子どもたちと比べると、5歳の時点でアレルギーになるリスクが81%低かった。

日本は貧しい国の仲間に入った「エンゲル係数」

2024-11-28 12:23:19 | 世界の常識(平均値など)
『食費をどうする 物価上昇の中で エンゲル係数30%超の月も』NHK記事。
「総務省の家計調査によると「3人家族」の食費は、ことし8月には平均で9万3130円となり、去年の同じ月を4.9%上回りました。」「ことし1月から9月までの平均のおよそ28%は、年間ベースで残る「2人以上家族」の統計との比較では、1982年以来42年ぶりの高い水準」
日経新聞によると、年収1000万〜1250万円の世帯の1〜8月のエンゲル係数は25.5%、年収200万円未満の世帯は33.7%と、年収別では最も大きい比率、となる。
日本は低賃金で円安と物価高騰等でエンゲル係数が高騰し、今後貧困生活を強いられる層が一気に増えるという。


国会議員数の減員で財源を作る

2024-11-28 07:38:56 |  社会の歪みと偏見
日米の国会議員数を比較:日本713 vs 米国535 (2023年人口比:1億2千万  vs 3億3千万)
人口が半分も満たない日本は米国よりも多く、その分議員数削減(議員経費・特権費用・秘書費用)できる 103万円の壁など簡単に財源を捻出できる。なぜ日本は議員数が多いのか、議論ばかりで改革的な知恵も策も出ない人ばかり、単に集まって効率が悪い議会を繰り返すのは日本の慣習にもなっている、感がする。
日本の予算も含め年々増やしてきたが、もう全てが右下がりであり、全てにおいて「身を削る」時代になったことを意識すべきだ。


日本の検査システムは安全なのか?

2024-11-27 12:03:12 | 世界の不思議・出来事
『テム・シーイン・アリで売られている子供用冬服から有害物質622倍検出=韓国』中央日報記事。極端に低価格で市場を席捲している中国のオンライン安売り業者。これは韓国の記事だが日本での検査確認はどうなのだろう。一部食品関係でも欧米で禁止になっている添加物食品など日本は依然輸入しているというが、健康管理検査は機能しているのだろうか。企業・政治団体からの圧力で緩和されたままでの輸入は許し難い。

夫婦の嫉妬から衝動的行動『さらわれたい女』

2024-11-27 07:38:31 | ミステリー小説から見えるもの
このミステリー小説は、夫婦の嫉妬から発生した不可抗力の殺人事件が便利屋を巻き込み、事件の漏洩と責任逃れを巧みに仕組むストーリーだ。文明機器を駆使して誘拐や他殺に見せかける展開が非常に興味深く、読者を引き込む。その夫婦の絆と嫉妬、一般的に、夫婦の絆は3ヶ月や3年といった期間で語られることが多いが、見かけ上は円満な夫婦でも、裏には浮気や金銭的な問題が潜んでいることがあり、これらの要因が積み重なることで、嫉妬や恨みが生じ、衝動的に人を傷つけてしまうこともある。特に最近では、短気な人々が増えており、その目的達成の為の衝動的な行動が社会問題として注目されている、という。
『さらわれたい女』歌野晶午
「概要」「私を誘拐してください」。借金だらけの便利屋を訪れた美しい人妻。報酬は百万円。夫の愛を確かめるための狂言誘拐はシナリオ通りに進むが、身を隠していた女が殺されているのを見つけて……。
便利屋にお願いしたのは「私を誘拐してください」という、異例な依頼だった。それも即刻実施してほしいとの依頼で動く事になったが、計画は途中で変更を余儀なくされ、さらに最悪な立場となった便利屋の行動となる。
夫婦の嫉妬から異様な依頼を便利屋に「私を誘拐してください」。誘拐事件として警察が出動、だが誘拐された兄弟の孫を対象に現金が渡される。ところがその誘拐を依頼した妻が隠れ家で殺害されていた。便利屋の立場が相悪となる。とった行動とは・・・複雑な関係を複雑な事件にしたのが「身代わり」で便利屋を利用した・・・「あの時自首しておけばよかった」を思い起こす


「安楽死」は是か非か 日本の延命処置

2024-11-26 12:11:40 | 世界の常識(平均値など)
『「素晴らしい旅へ」注射30分で息引き取る、68歳で安楽死した認知症妻 夫「救われた」』産経新聞記事。妻の安楽死を承認したに夫の言葉「彼女なしでは辛い。だけど、これでよかったんです。彼女の苦しみは安楽死によって救われた。後悔はありません」「妻は同年、夫を代理人とし、安楽死の決定権は主治医に委ねるとした。21年、認知症と診断され、事前書面の作成に取り掛かる。意志表示ができなくなる日のためだった」とある。
《自分で自分の人生を決定できなくなることは耐えられない苦痛》
認知症の自分がなるであろう姿を切々とつづり、決して望まないとした上で、訴えた。
日本は延命処置のお陰で病床が足らず、医師・介護人も足らず、挙げ句の果てに介護する家族の破綻まで発生している

一攫千金の夢は儚く消える『アビゲイル』2024年作⭐️3.7

2024-11-26 07:30:48 | 映画から見える世の中の動き
手早く金を得ようと窃盗集団が富豪の少女を誘拐、身代金を要求する。身代金が入るまで人質を監禁する窃盗集団に次々と異変が発生、そこは恐怖の吸血鬼館となるホラー映画だ。 窃盗について、最近の家屋ゲート・ドアは電子化されハッキングにより開閉出来される、窃盗集団のツールとなっている。便利だけが安心には繋がらない。更に現代の「闇バイト」一攫千金を得ようと群がった素人の仲間達は目的達成の為に人を殺めることを厭わない。そこには指示者からの脅しと成果の乖離があり恐ろしい展開となる。だが結局窃盗犯の夢は消え、一生罪を負うことなる。
『アビゲイル』 2024年作
犯罪者グループが大富豪の12 歳のバレリーナを誘拐した後、5,000 万ドルの身代金を回収するため娘を一晩監視することになる。だが、孤立した邸宅で、犯罪者達は一人また一人と減り始め、高まる恐怖に、娘がいない状態で屋内に閉じ込められていることに気づき、その原因を追跡していく。


政治家も「稼ぐ」に集中すべき時代

2024-11-25 07:43:54 |  社会の歪みと偏見
『「稼ぐ力」なくして自立なし 東京大学長の藤井輝夫氏』日経新聞記事。
東京大が来春、20年ぶりに授業料を引き上げる。グローバル競争に打ち勝つため、財源を多様化し、国の補助金に頼らない自立した経営を目指す
日本の政治家自身が「稼ぐ」に知識知恵を絞るべき時代なのに、いつまでも国家予算を「国債を発行し使いたい放題」のままだ。今こそ政治家に「稼ぐ」という課題をぶつけたい。『稼ぐ力なくして 国政を守る政治家とは言えない』


「生まれ変わる」摩訶不思議な世界を体験する『花まんま』

2024-11-24 07:37:48 | ミステリー小説から見えるもの
人生の摩訶不思議な世界を誰もが一度は遭遇し、体験する。ここでは亡霊、奇妙な生物、死に別れ、生まれ変わり、死神・言霊、死の知らせなど世の中で決してないとは言えない事柄を思い出として記述した小説だ。特に「花まんま」(生まれ変わり)と言う内容は世界でも実例があり、人の魂は生まれ変わる(事も)という。現世に真っ当に生きれなかった魂があの世に行けず再び人間の現世に戻ってくるという話である。
『花まんま』朱川湊人
「概要」まだ幼い妹がある日突然、母のお腹にいた時のことを話し始める。それ以降、保育園をぬけだし、電車でどこかへ行こうとしたり、習ったことの無い漢字を書いたり。そして、自分は誰かの生まれ変わりだと言い出した…
「トカビの夜」いじめへの後悔
異国からの移住者へのいじめ。それは病弱な幼児へのいじめをしたことで悔いる
「妖精生物」生きる幸せ
妖精生物で幸福が訪れるといわれたが、幸福は母の離婚へとつながる
「摩訶不思議」思い通り
仕事もせず気ままな男が不意に亡くなると、3人の女性が葬儀に参加、葬儀は無事に終わる
「花まんま」
兄妹の妹が自分が「生まれ変わり」だと思い、全くの別人の名前と家族を言い当てる。それを確かめにその場所に出向く。そこで見たのは21歳で亡くなった娘を思い、やそ細った父親だった。その父親に娘の好きな「花まんま」(弁当箱)を贈ると記憶が蘇り妹が娘に見えた。
「送りん婆」
医者に見放され苦しんでいた男を、婆やは「言霊」で楽にしてあげた
「凍蝶」
南の方にしか生息しない蝶々を見て一人の女性が悲しんだ。それは病気で弟が亡くなった知らせを送ったのだ。