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グローバル化時代に生きるのは脱日本から『世界に広がる日本の職人』

2022-01-30 07:54:14 | 世界の動きから見えるもの
グローバル化であらゆる人々が海外生活・仕事に日本脱出を試み始めている。ここにある「自分の仕事を正当な対価を伴って評価される」で、やはり「やりがい」も生まれ、やがて「生きがい」となることは目み見えている。日本の旧態依然の商習慣が世代と共に変わり始めて当然なのだ。今がチャンスだと思い、若い人、老いた人でも海外での生活を一度経験してみると「自分が変わった」が見えるはずだ。
『世界に広がる日本の職人』青山玲ニ郎
流行に敏感な中間層が急速に形成されつつあるアジアのグローバル都市。日本で技術を身につけ腕を磨いた人々が、そうした都市をめざし移住を始めている。彼らが提供する高度な技術とサービスは、現地の消費欲求に応え、徐々に都市のライフスタイルを変化させている。
日本人の移住者数は130万人(2021年10月1日時点1,357,724人)
    前年度より52,632人減(コロナ禍による影響)
    地域別:北米36.6%、アジア30%、西欧15.6%
    都市別:ロサンゼルス5%、バンコク4.3%、ニューヨーク2.9%、上海2.9%
        シンガポール2.7%、ロンドン2.4%、シドニー2.3%、バンクーバー2%
        香港1.8%、ホノルル1.7%
グローバル化時代
    人口移動が盛んとなり日本の職人にも変化    
        寿司職人・美容師・バーテンダー・日本語教師
    理由:「やりたいことをしたい」に憧れ
    「おもてなし」で日本人の職人に人気(日本での職人修業があってこそ生きる)
ー個人経営の店激減(日本での寿司)
    1996年には4万5千ヶ所から2014年には2万4千ヶ所に減る(個人は半減)
    従業員は22万人から25万人へと増えている(回転寿司とかのチェーン店増)
ーバンコクの日本人美容師
    人気の秘密は「手捌き」プロフェッショナル・技術(免許)バンコクは免許がない
    少子化と美容への憧れ(誰でもできる仕事)
ーシンガポールのバーテンダー
    シンガポールでの修業(気品ある職業・ラッフルズホテル)
    政府関係者、交易商人などヨーロッパのお客との会話(イギリス文化仕込み)
    日本人バーテンダーは厳粛で丁重な静寂さのある会話・仕草
ー台湾の日本語教師
    日本語の心理・社会・教育・文化と言葉(素材)が大切、広範囲な知識を求められる
    求められる資質:意欲・人間性・教育能力(コーディネイト能力+国際感覚)
海外で仕事をする目的
    「生きがい」「やりがいを感じる仕事」
    仕事が正当な対価を伴って評価されていること
    一般会話のみならず、具体的実践と理論的対話能力の必然性(仲間との人間形成)



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