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コロナ禍の都市空洞化で起こること『東京の多様性』

2021-04-04 07:54:22 | 世界の動きから見えるもの
@これからの「多様性」は国境を超えた人々との密な交流から始まる。「諸外国を知る」留学することで異文化を知り、自国を知ることで新たな発想、次世代の「多様性」につながる、言うこの書である。コロナ禍で起こる都市の機能退化、特に昼間の人口が激減する影響は未だ未知数だが、都市の機能変化、特にビルの空洞化は深刻化する。その後どんな展開があるのかそれは「VOID:何もない空間」の「多様性」を秘めた変化が必須になる。多彩で有能な人材を育てるには「留学」だと言うこの書である。
『東京の多様性』滝久雄
・東京の多様性の現在 山口周
    自分らしさを発揮して生きられる環境「窮屈」から開放=面白い・楽しいを見つける
    都市は仮想化=オフィスの空室化(無限に繁栄する都市の崩壊・職住分離崩壊)
    昼間の就業人口は5分の1から2となる・環境変化(交通・運輸・飲食等利用の減少)
    リモートワークの慣例で物理的な場所の制約から離れる(都市の魅力が減退)
    役に立つ場所・施設・人が様変わりVOID(何もない空間)の利用価値が変化
・隈研吾 多様性を持って世界と接する 
    多様なメンバーから新たな発想の建築物創造
    流動性を高めるため異なる人とのチームを組む工夫
    「ゆるさ」から始まる多様性の建築物(自由発想)
・ドミニク・チェン 倫理的な好奇心を育む 
多国籍人材の登用など、人種差別のない環境制度の見直し(異文化交流)
・フジコ・ヘミング 音楽に国境はない 
    「許す心」「清らか」でありたい
    全ての子供達に無料の教育を提供
・大友克洋 多様な刺激が創作を生む 
    グローバル化でその国独自のものを作る(誇りを持てるもの)
    多様性は科学の進化・科学(デジタル化)を理解してこそ進化できる
・トーマス・フレベル 国際的でローカルな食を極める 
   日本の環境から多様性(気候・食材・風景、さらに伝統文化)への可能性大
    多国籍人材が発掘、発送できる日本の多様性
・大隅良典 多様性が独創的な成果につながる 
    専門教育、特に教養学部の重要性、サイエンスにおける研究(留学の勧め)
・斎藤幸平 留学の歴史と未来 
   「排外主義」的な経済が台頭する可能性(グローバル化)
    アメリカ化=生産性至上主義、能力主義だけを追及は未来は暗い
・滝久雄 多様性が創造性を生む 
    「考える自由」新たな発想はイノベーションにつながる
    思考力・コミュニケーション能力を伸ばす工夫(新しい生き方を模索)
    歴史に基づいた固有の文化を尊重しあうこと


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