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守るのは偽りのない組織と正義感だけか『ラスト・コード』

2022-02-18 07:42:36 | ミステリー小説から見えるもの
刑事と公安、それに各省庁、特に外務などが絡むと日本の警察機能はむやむやになるのは日本の特徴だ。外向けの顔(外交の良好関係)を保持したいばかりに見ぬふりをし、自己地位保持に必死になるからだ。縦割り、横割り社会の不備は至る所で噴出するが、正義感を持って、断固たる姿勢で素早く、強く、一歩前に出れる組織が日本にも是非欲しい。 
印象的な台詞「守る人がいる限り、俺は警官をやめない・・・・」
『ラスト・コード』堂場瞬一
「概要」豪奢な一軒家で、執拗に切りつけられた惨殺体が見つかった。渋谷中央署の刑事・筒井は、被害者の娘・美咲と署へ向かう道中、何者かに襲われる。だが、警察上層部から圧力がかかり、襲撃事件は揉み消されてしまう。孤立無援となった筒井は、探偵の小野寺冴とともに調査を始める。警察内部の「事情」、襲撃者の目的は――ノンストップ・アクション・ミステリー。
警察官、刑事と公安とはいつも対立する。そこに政治家の大物が事件に絡むと双方の立場が変わってくる。その場面に遭遇した筒井刑事は殺された父親の娘を保護するが、14歳ながら秀才で、大人顔負けの言動に出る。父が殺害されても悲しい思いは見せず、何が父を殺害させたのか筒井刑事、元刑事で私立探偵冴ともに探り出していく。
ー殺される前に父が娘に言った「コード」とは、機密書類ファイルの暗証で襲撃した外国人は薬品会社の回し者でその仲介をしていたのが代議士だったのだ。 代議士が関わる事件では外務省など所轄の権力者が地位を揺さぶられないように操作していた
ー結局、下っ端刑事のできることは娘を保護し、父親を殺した殺人犯を捉えるまでに、終えた。



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