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老年隠密としての役割『伊賀の残光』

2023-03-17 08:06:12 | ミステリー小説から見えるもの
身分を隠し「隠密」として長年「門番」として務めていた武士に他の藩での「雇われ隠密」が増え始め、暗殺事件が発生、藩の内部抗争に巻き込まれる物語である。現代で言う企業が「私立探偵」を雇い、その探偵が深入りしすぎて抹殺される事件となる。社会が不安定になると「不安」解消と「自己防衛」の為に「探偵・警備」を強化する事に値する、そんな探偵が事件を解き明かしていく
『伊賀の残光』青山文平
「概要」その誇りに、囚われるな――。鉄砲百人組の老武士、山岡晋平。伊賀衆ながら伊賀を知らず、門番の御役目とサツキ栽培で活計(たつき)を立てていた。だがある日、伊賀同心の友が殺される。大金を得たばかりという友の死の謎を探る中、晋平は裏の隠密御用、伊賀衆再興の企て、そして大火の気配を嗅ぎ取った。老いてこそ怯まず、一刀流の俊傑が江戸に澱む闇を斬る。
三人の老い始めた同朋が次々に殺され亡くなっていく、それは伊賀衆の「隠密」として隠れ潜んで「門番」を長年務めてきた同心だった。最初は物取りかと疑ったが、実は武士から平民になることで江戸を自由に離れることができ「武士を売る」ことで大金を得ることができたのだ。
□「隠密」としてある藩邸を探っていた事で、その内部事情を知ったことが事件を起こしたのだ。それは江戸屋敷を務める武士と地方の武士との闘争に巻き込まれたのだ。
文中で見つけた気になる言葉:「人を動かすのは技ではなく器です」



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