日本映画を積極的に見ていこうと言う企画で視聴した作品
出演者から監督からして見上愛さん以外は個人的に認識してるスタッフキャストではない作品
監督の土井笑生氏初商業映画ということらしい
現代に生きる若者というか少年と少女の社会における存在感の希薄さ
そして孤独感と焦燥感を作品のメインテーマに据えた作品と言えるのかなぁ
主人公の自称二十歳の八(実年齢17歳)は渋谷地区を根城にしてる麻薬の運び屋さん
これが生業として生きているものの
八とは麻薬組織が便宜的に区割りした販売地域の渋谷が八でして
隣のが原宿が七っていうことっで顔見知りが運び屋をやっている
そんな八を演じているのは倉悠貴と言う若手俳優さん、何か他作品で見た記憶はあるが思い出せなかった
そんな彼がとある日であったのはアイという口の効けない風俗嬢でした
この二人を中心に映画は現代社会が抱えてる闇というか裏社会から見える世界を捉えた作品
まずは主人公は宿無し、漫喫が定宿で身分証もなんもなくても受付のおねちゃんのサジ加減で会員証が発行されるんですね
主人公の八はその時に福島からやってきたようなことを語っているとこから
東日本大震災の影響が未だあることを示してもいるし
都会はそう言った人や社会から疎外された人の吹き溜まりであることや
自分の存在を消せる街が渋谷でありどこで生きてもいいけども
こう言った若者たちが自分を捨てて生きていくには都合がいいのだが
人との関わりは希薄であり、さらに動物虐待とかの問題まで網羅していたのにはちょと盛り込みすぎですが
麻薬盗んで逃げようってとこでつかまって
男にとっては屈辱の性的制裁をうけるものの・・・
女はやっぱ強いよね
女はやっぱ強いよね
アイは性的制裁うけても生きていけるし声もでそうな・・・
エンドクレジット後のシーンが唯一の救いなのかなぁ
エンドクレジット後のシーンが唯一の救いなのかなぁ
個人的には、無くても良かった気もしないでも無いけど・・・
2021年製作、日本映画、映画「衝動」製作委員会
土井笑生脚本・企画・監督作品
出演:倉悠貴、見上愛、見津賢、錫木うり、工藤孝生、池田朱那、川郷司駿平、山本月乃、佐久間祥朗、三村和敬、村上淳
