goo blog サービス終了のお知らせ 

MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

生きててごめんなさい

2023-09-28 20:08:55 | 邦画
日本映画を積極的に見ていこうという企画で見た作品ですが
今月のライツキューブからリリースされてるちゅうのもあって見てみた作品
いやハマったなぁヒロインの穂志もえかには
ある意味コミュ障害っていうのともちょっと違うんだけど、誰かに頼らないと生きてはいけない人間を描いてるって思って見てたら
完全に肩透かしを喰らわされた作品でもありましたが
ヒロインのは生き方にはちょっとついていけないのもあったんですが最初に書いたようにヒロインの人物像とこの穂志もえかさんとが重なって不思議な魅力に惹かれて最後まで見てしまった作品

出版社の編集で働く黒羽麻璃央演じる園田修一は居酒屋で穂志もえか演じる清川莉奈という店員さんと出逢い、同棲生活を始める
修一は小説家になるという夢を抱いていたが、日々の仕事に追われ、諦めかけていた。莉奈は何をやっても上手くいかず、いくつものアルバイトをクビになりいわゆるコミュ障害的な人物で父母からも厭われているありさまで家日本こもって過ごすことが多かった
ある日、修一は高校の先輩で大手出版社の松井玲奈演じる編集者相澤今日子と再会し、相澤の務める出版社の新人賞に応募することを約束する
一方、自身の出版社でも売れっ子コメンテーター西川洋一の担当者がヘマしたためにその担当することになるが、西川は編集担当にすべて書かせるやり方に修一は全く小説の執筆に時間がさけなくなり焦り始める
そんな中、莉奈はふとしたきっかけで西川の目に止まり、咄嗟に修一月新人と言ったために西川担当のアルバイターとして修一と一緒に出版社で働く事となる
西川は莉奈の口をついて出る本音に今の若者を見出し、彼女をちやほやする光景に修一は嫉妬心が沸々と湧き
なんと修一のは言葉で原稿を書いたために西川を怒らせてしまい
そのはけ口が莉奈にむいてしまいついに莉奈に言ってはいじぇない言葉を吐いてしまい莉奈が家出をしてしまう・・・

今の生き辛い世の中でのあれこれを一つの物語日本いっぱい入れ込んで今を生きるには生きづらい若者たちの姿を描いた作品なんだろうけども
莉奈もちゃんと何もしないできない自分を自分なりに理解しており
その心根をSNSに綴っていたんですね“イキゴメ”さんとして
修一の机を並べてる女性編集者も共感させるほど本音で生きづらさを表現していた
そんな中で西川って言う社会学者から“ダメ人間って”と聞かれてつい口から出た言葉が西川の心をとらえたわけで

知らぬは小説家になる夢を諦めきれない修一だけだったってことが
仕事に失敗し
小説家にもなれない修一が自身のダメさ加減知るのは
西川が見出した“イキゴメ”さんが実は家で悶々としたココロを素直に描いてた莉奈だったってことで

”イコゴメ“さんイコール”生きててごめんなさい“なわけですが、人間の本質にいつも触れていたのは莉奈であって
自分が何者あのかも分からずに分別と同情から莉奈を世間の荒波から匿っていたのは自分だって自惚れていた自分こどが“生きててごめんなさい”な人物だったって知らされると言う作品だったのかな

2021年製作、日本映画、ikigome Film Partners作品
山口健人監督作品
出演:黒羽麻璃央、穂志もえか、松井玲奈、安井順平、冨手麻妙、安藤聖、春海四方、山崎潤、長村航希、八木アリサ、飯島寛騎
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コンペティション

2023-09-28 05:05:18 | 洋画
アントニオ・バンデラスとペネロペ・クルスがジャケットにいるっていうことと
今月のレンタル作品が足りるか足りないかっていう微妙な数字っていうことで
セットレンタルに組み込んで来ましたが
なんとそれなりに面白かった
ジャケットにあるようにバンデラスにペネロペにもう一人の老俳優オスカル・マルティネスの三人が紡ぐ風刺コメディ映画
個人的にはちょっと長く感じたところに、まさかの予期してなかった事件が起きて
この三人の中の一人が・・・
 
第一このお話の発端がバカげてる
ものすごく金だけが天井知らずに溜まっていくのと反比例して自分の名前が世間に残らないことを憂えた大金持ち
どうしたら自分のも名前が世に残るのか人々に周知されるのか
自分の名を冠した奇抜な橋を作るのもいいかとか自問自答してるうちに
“そうだ、映画を作ろう“と、まずは自分は読んだこともないベストセラーの映画化の版権を大枚出して買い取り
 
世間的にこれまた名の通った世界的な映画監督ローラに依頼して
映画界で超有名な俳優バンディラス、著名な舞台俳優オスカル・マルティネスをキャスティングして
映画製作をすることに・・・
映画はそのリハーサル模様をこの三人で描いていくだけのお話なんですが
リハーサルの初日から本読みに関しても本意気を望むローラ監督日本戸惑いながらも
そこは役者さんですから何回かのNGを受けながらもOKテイクをとって行く
 
見てるとそれなりにバンディラスとマルティネスとの兄弟の確執を描いた作品だっていうのがこっちにもわかるようになって行くプロットでして
彼らのリハーサルアクションを見せつけられていくと段々映画の完成が
このリハーサル形態で出来上がるんだってこっちもわかってくるっていう寸法だった
 
賞を得られる会場での完成の暁になんと舞台俳優とスター映画俳優とのギャラが雲泥に差を知ったことから
マルティネスとバンディラスがいがみ合うことになり・・・
なんと争ってるうちにバンディラスはマルティネスを突き落として殺してしまう
何食わぬ顔で現れるバンディラスがいいよね
ってことでこの劇中映画のテーマに沿った形でペネロペはなんとバンディラスの二役っていう形で映画を完成させてしまう
完全なる裏技
 
まぁ大金持ちのスポンサーはやっぱ映画だけではって言うことで、実は並行して自分の名を冠した橋を作っているという
さて実は死んだって思っていたマルチネスが息を吹き返したシーンで映画は終わる
このエンディングがじつに秀逸ってことで敢えてネタバレさせ手書きましたが
このラストシーンがなければこの作品単なる風刺コメディだけで終わっていたような・・・
なんとこの作品二人の監督が二人でホンを書いて演出までして製作されたものだったんですね。
 
2021年製作、スペイン・アルゼンチン合作映画
ガストン・ドゥプラット、マリアノ・コーン共同脚本・共同監督作品
出演:ペネロペ・クルス、アントニオ・バンデラス、オスカル・マルティネス、ホセ・ルイス・ゴメス、ナゴレ・アランブル、イレーヌ・エスコラー、マノロ・ソロ、
ピラール・カストロ
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする