数々のコラムを世に送り出してきた高山真の自伝的小説を、鈴木亮平主演で松永大司が監督を務めた
いわゆるっていうか俗に言うところのBL映画
BLとは“Boy’s Love“まんま”ゲイ“映画って言っても構わない作品
まぁここんとこ世の中の風潮がLGBTに寛容になってきており
さらに二次元での少女漫画界ではBL旋風が吹き荒れ
さらにそのBLの延長線上っていいんだろうけども任侠ドラマの男と男の心意気に世の女子はその関係性がBLと繋がる世界観だと「日本統一」が異常な人気を得たりする中で
これも面白いんですが映画会社っていうか制作サイドはまるっきり違うんだけど、まだまだゲイ映画っていうのも人を選ぶ作品であるっちゃあるんで
なんと二次使用のDVDの販売会社が「日本統一」とおんなじライツキューブって言う会社からリリースされてるのも不思議なご縁といえばご縁ですよねぇ
いや開けてびっくり玉手箱っていうかなんだろう
もう、オープニングで見せてくれる鈴木亮平の醸し出す彼の肉体の動きの一投手一投足が完全にゲイの風格がにじみ出てていやすごいなぁ
って感心してしまった
二丁目辺りではゲイ専門の雑誌とかDVD売ってるお店があるんだけどそこで売ってるような煽情的な毒々しさではなく
映像的にもじつに清潔っていうか爽やかって言うような撮り方をされてて
ゲイのも人ってやっぱ己の肉体をまずは鍛えるっていうか
そんな関係でパーソナルトレーナーとして宮沢氷魚演じる龍太と出会った浩輔は
互いに匂いでわかるんでしょうね
お互いを求めて関係を持つ
最初はなんでもなかったんだと思うんだけど逢瀬をかさねていくうちに
浩輔は龍太の生い立ちを知り、彼が貧乏のどん底で母を養うためにパーソナルトレーナーのほかに飲食店で夜中のバイトをしてることから
ほんの愛情の一部だと思うんだけど愛情って目には見えないもんだし
女子はパパ活とかなんとか言って愛情を金銭に換算する方もいますが
浩輔クンは毎月何がしかしの援助遠申し出て本のなんでもない行為だけど
これってまさに一方的なエゴでもあるんだよね
って多分ここからタイトルが付けられたんだと思うけど
そんな援助を受けつつ二人の交際が続き
浩輔はなんと龍太の母親とも会うことができた
っていうかこのお母さんを演じてるのがなんと阿川佐和子さん
亮平持つおっきいけど、他の男に体を売るときの会話で龍太も184あるとか言っていたんで二人ともでかいのが阿川さん挟むから阿川さん二人のバストアップサイズでのカットだとまさかの頭髪部分しかうつらねぇし
身を売ったり深夜労働で疲れていたんだろうね龍太の突然死を迎えてしまうんだけど
これで映画は終わらない
龍太が亡くなった後浩輔は何かと龍太の母親の面倒を見ることで映画は続いていくんですね
こうなるともう愛した人への無償の愛の延長上に龍太の母親がいるってっていうか
自分は小さい時に母を亡くしている関係もあったのか
なんと映画の後半は恋人の母への愛に移行していくというまさかの変化球に見てるこっちはとまどってしまうんですが・・・
ある意味演技者のなりきり演技の凄さを鈴木亮平に見せられた2時間だったかなぁ
2022年製作、日本映画、「エゴイスト」製作委員会作品、日活配給
高山真原作、松永大司共同脚本・監督作品
高山真原作、松永大司共同脚本・監督作品
出演:鈴木亮平、宮沢氷魚、中村優子、和田庵、ドリアン・ロロブリジーダ、柄本明、阿川佐和子