MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

あぶない情事 獣のしたたり

2023-09-30 20:08:16 | ピンク映画
日本映画専門チャンネルの今月の<おとなの桃色シネマ白書>の二本目
ギリギリ30日でのアップになっちゃいましたねぇ
なんと3日後の10月3日には当該チャンネルで再放送予定されてる
 
実にピンク映画らしいピンク映画でしたねぇ
脚本臼野朗は瀬々敬久監督のこの時代のペンネームである
ってことで瀬々敬久監督の脚本を鎌田義孝監督で映像化された1998年の作品
なんと主演のピンクで男性が主演という作品だったようで主演の伊藤猛と
ピンク映画としては女優さんが二人しか出てきませんが
岬の喫茶店の女将さんの佐々木麻由子さんにGSのお姉ちゃんの鹿島春美さんも
なんとピンク初出演ということだったようです
 
男優さんは仕方ないかもしれませんが、鹿島春美さんは剃髪までして臨まれたものの
この作品以外でピンク映画に出演はされていないんだとか
そして鎌田監督がこの三人の存在感を思いっきり引き出されてじつにいい作品になっていたような
佐々木麻由子さんは現在でもピンクやエロチックOVで年齢なりのご活躍をされていて
この私でも結構お馴染みな女優さんである
ってことでデビュー作が見られたのは嬉しい限りです。
 
脚本の妙なんでしょうね伊藤猛が自分がやってきたことを相手の立場で繰り返すシーンがよかったな
そして意図的にキリスト教の宗教画みたいなのがインサートされており
この作品野テーマをしっかりと我々に訴えかけてくる
まさにピンク映画にもってる役割
実はハダカ見せときゃそれでいいんだって思われがちなんですが
ピンク映画ほど性というテーマ以外にしっかりと作品としてテーマ性に富んだ作品を輩出してきた映画業界であって
 
そう言った雰囲気から著名な監督たちを輩出してきた土壌があったようですね
そうなんですよね日活のロマンポルノからも著名監督を輩出しているのも同じ理由からでしょうね
そういう意味ではピンク映画の功罪という立場から言うと功の要素が現在の映画界に影響してるんですよね
そういうことを思い出させてくれた作品だった。
 
切り口の違う記事はコチラ
 
1998年製作、日本ピンク映画、国映作品
瀬々敬久(臼野朗)脚本、鎌田義孝監督作品
出演:伊藤猛、鹿島春美、佐々木麻由子、澤山雄次、岡島博徳、飯島大介、松田章
 
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ハロウィン・ナイト

2023-09-30 05:05:04 | 洋画
新宿東口の単館名画座新宿シネマカリテの恒例企画興行<カリコレ2022>で上映されたされた作品がなんと一年遅れでようやっとDVD化されたっていうことで
正直言って私には何が何だかわっからねぇなぁと小一時間見てて、あんまりわけわかめすぎて
もう一回最初っから襟を正して見直したんよ
104分の作品が164分になってようやっと
 
ハロウィンの夜にホラー専門ラジオFM6.6のDJが次々としゃべくれる
ハロウィンの夜に起きる惨劇譚を一々映像化して見せてくれるというオムニバス風連続ドラマだってわかったわけ。最初の方の少女が描くハロウィンのお化けが実際にヒトを殺しまくるってお話だと思いきや、いつのまにかその少女の描く化け物から違った話になってしまっていたりで
実にてんでんバラバラな殺人譚が羅列されてるだけのお話
 
バラバラだった殺人譚はやがてラジオ局のDJポールへと収斂していく…、って話しになっていくんですね
オムニバスの殺人譚同士につながりもなくホント正味10分くらいのお話が数珠繋ぎにに誰かが死んで終わりっていうだけのある意味殺人の無限ループで
殺される人にも殺す悪魔にも意味も理由も無い
 
多分に若者受けして企画興行にかかった後になんとこの作品単各地では館上映されたっていうことで
私みたいなロートルには実際に受けないしわけワカメな部類に入る作品なんだけど
こう言った意味もなく短尺で一つのお話が終わって次から次に繋がっていくっていうのはYouTubeやTikTokでの短尺動画慣れしてる若者には内容で魅せるんではなく
短時間で意味もなく完結していくってとこがうけての作品だったとしか思えねぇ

したがって90分で一つのお話が完結するっていうのに今の若者に受けなくて
その場限りでただただ数分で見せる刹那的な羅列映像を感覚で受け付けるっていう
そんな次世代的な映画をこの作家さんは作って見せてくれていたような
 
ホント最初は私自身この作品なんかクスリの作用が効いてる中でこさえた作品なのかって
そりゃこっちには理解不能だわっていう憶測に見舞われたものの
見返してこのような結論に至ったちゅうわけでして
私自身数分の時間的な余裕っていうか電車に乗ってるとかトイレに入ってる時にTikTokとか見てるからこのようなことにきづけたし
ホント最近の子はなんと倍速で映画見るとかって聞いてるし
もう映画自体これからの時代にあわせていくとこう言った作品って言った先駆け的な作品ともいえるかも
 
映画としてはあまりにもおもんなさすぎて書くような事はなんも無いんですが、こう言った考えに至ったっていうことで・・・
 
2020年製作、アメリカ映画
スコット・B・ハンセン脚本・監督作品
出演:ザック・ギャリガン、コリィ・テイラー、デレク・ルッソ、ブリトニー・レイ
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