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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

ウォーキングデッド シーズン11(9〜12)

2023-09-27 20:08:54 | 海外ドラマ
“ウォーカー”と呼ばれるゾンビの出現によって終末世界と化したアメリカを舞台に、12年間も続いたこの「ウォーキングデッド」もようやっと最終章に入ります
何故に最後の4話だけこれだけ遅れてのリリースなのかは知りませんが
前シーズン10はコロナが流行しての措置だったことだけはわかりますが
今最終シーズンに関しては全くわからないものの
 
最終章の最終に相応しくなんとリックの唯一の生き残りの子供であるジュディスのこのシリーズの過去の伝説を毎回オープニングで語るという作風にして制作側も一応最終章を盛り上げて行きますが今回の八話はマギーやダリルをはじめとするこの物語を今まで牽引してきた生存者たちと、巨大共同体コモンウェルスを統治するパメラ・ミルトン知事との戦いを描いた作品となっています。
 
前16話でコモンウエルスの副知事にあたるのか野心家ボーンズビーにアレクサンドリアや他のコミュニティが占拠されたとこで終わっていましたが
それによって各コミュニティの住民たちは捕虜となりどこかに運ばれてしまう羽目に
こっちはボーンズビーが最終的にラスボスになるのかって思わしといて
パメラの息子の性悪な一面からそれを利用しようとしてるボーンズビーはある意味呆気なく命を落として
息子可愛やってこともあるのかパメラの本性がいきなりユージーンによって炙り出された結果
 
なんとコモンウエルスは貧困層からの搾取の上で金持層がいい目を見てると言った世界が露呈して
各コミュニティやニーガンたちは囚人として町の外での強制労働に駆り出されていく中で
捕まったマギーたちみんなはパメラの命を狙うと言う行動に・・・
もうちょっと派手なドンパチでの権力闘争っていうかクーデターみたいなことを期待したら
全く違っていたんですがコモンウエルスの奥深い闇を見せるお話だったのね
 
コモンウエルスを崩壊させるためにゾンビを利用するのはいいとして
彼らを町に入れたお陰で、主要キャラクター数名が命を落としたものの
一応、コミュニティーに平和が戻るというお話になっていてそれにジュディスまで命が危うくなったりとしますが
最後は生き延びた人々が談笑しながら食卓を囲うシーンが描かれるもののパメラはまさかの逮捕だったし
皇帝が知事になっていたりと平和が戻った中でダリルは仲間のもとから離れることを決意して
行方不明となっているリックとミショーン夫婦を探しにいくとこで終わるんですね
 
後はスピンオフTVドラマと本篇に続くって言うことで
最後の最後でミショーンとリックを登場させてきましたが
よくまぁ12年間も続いたものですよね
映画本編でこのものがたりは大団円を迎えるようにするのかなぁ
 
ニーガンに子供ができたことで私は彼に死亡フラッグが立ったって思っていたんですがそいつは違っていたようですね
いやほんと我ながらよくここまで見てきたなぁ
 
 
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ワース 命の値段

2023-09-27 05:05:30 | 洋画
“.9.11テロ犠牲者の命を、ドル換算した男がいた”
っていうDVDジャケットの惹句に惹かれて視聴した作品
なんと”.バットマン“役者のマイケル・キートンが
アメリカを襲った未曾有の大惨事9.11テロの発生直後、約7000人ものテロ被害者と遺族に補償金を分配する国家的な大事業。このプログラムを束ねる弁護士ケン・ファインバーグを演じているのだった
 
彼の命の計算は実に単純で?映画のオープニングで彼は大学の授業でその算出方法をきっちりと生徒達に教えていた
その算出方法は血の通い用のない人間の社会的的地位と生涯獲得賃金から算出されるもので
例えば“会社役員55歳、 年収75万ドル扶養家族3人の男性には補償金1420万ドル”
“皿洗い25歳、年収2.300ドル扶養家族4人の男性には35万ドル”
 
そこには合理的で矛盾のない補償のように見えるし結構単純にかつ機械的に人の命の値段が換算できてしまうが
被害者は誰の命も平等であり、それぞれ抱えている問題もまた個別に違ってるはずだと納得できないわけで
大統領に大見得きってみた手前確実にこの計算式は被害者達に受け入れられないっていうことを映画の前半で見せといて
 
個別に被害者に向き合うキートンたちのチームスタッフたちがそれぞれの遺族と向き合って行く姿を後半で描くことで
それぞれの個人の問題を解決する方向に被害者の会の教授から教わって個別に解決する話し合いの方向に持っていって
なんとか被害者の会の90%セントの賛同を得てこの補償基金プログラムは2年後に成功を見るのだった
っていうかパパブッシュから子ブッシュと大統領も代替わりしたりする中で
無償で働く人々もすごいが
このシステムはなんと9.11だけでなく、その後のアメリカ国内での無差別銃撃事件とか様々のテロ事件での被害者救済資金に機能しているようですね。
 
まぁアクション映画とちがって映像的に派手ではないし
被害者それぞれの個人的な問題がサンプル的に浮き彫りになること以外に
これって言った山場もない二時間強の作品なんですが、それなりに見応えがある作品でしたねぇ
 
前に観た日本映画の「赦し」でも日本でも被害者救済資金っていうのが給付されてることを知りましたが
っていうかそんな基金とかあることも知らないで普通にここまで何事もなく生活してこられた幸せを噛み締めることが一番ですよね
 
2019年製作、アメリカ映画
マイケル・キートン製作・出演、サラ・コランジェロ監督作品
出演:スタンリー・トゥッチ、エイミー・ライアン、テイト・ドノヴァン、タリア・バルサム、ローラ・ベナンティ、マーク・マロン
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