東映チャンネルの 12月の鶴田浩二生誕100年メモリアルでOAされたものをなんと大晦日のプライムタイムとミッドナイトの中間時間帯で拾ったというかリアルタイムで見た作品
一応1964年制作ということで、東映は鶴田・高倉・佐久間で「人生劇場 飛車角」の三部作を作ってのこの作品
この後作られた高倉健の「日本侠客伝」で任侠映画路線を不動のものに押し上げたとされる位置にある作品であるのと
一応「博徒」シリーズの第一作にあたるものの今回4Kリマスター版でのOAではあるものの未パッケージ(VHSでは不明)作品っていうかDVD化されていない作品
まだこの時代里見浩太郎さんが東映時代劇の流れから任侠ものにも出演されており
最後に鶴田御大と殴り込みに行くのね
ていうかすごいよね晒しにふんどし一丁でクリカラモンモン見せびらかしてほぼマッパでの殴り込みって小沢茂弘監督も大胆な演出をしてたのね
っていうか一応俊藤浩滋さんの東映任侠映画初プロデュース作品でもあったのね、脚本は村尾昭さんが小沢監督と
結構配役も揃っててヒロインは南田洋子さんに藤純子さんの二枚看板っていうか、松方さんと藤さんとのキスシーンがあったのね
ある意味藤さんのキスシーンが見れたのは貴重かもしれない
遠藤辰雄が実質のワルで敵役の天知茂さんはある意味とばっちり的な存在ですが
最後には殺られる役というプロットの流れでしたねぇ
鶴田さんとの対峙役としての貫目には十分の存在感を出されていたのはさすがです
殴り込みに警察の包囲網を馬車で突破するんですがこの時の警察署長の中村錦司さんがヤクザ同士で殺し合ってくれると助かるみたいなセリフがあるんですね
この映画がらですか賭場での手本引きが映画の博奕シーンとして登場するのは
当時ですから俊藤さんの関係で本職の方々で博奕のシーンが撮られていたのは夙にしられてることですが
今ではもう許されない貴重なシーンになるんでしょうね
1964年製作、日本映画、東映作品
小沢茂弘共同脚本・監督作品
出演:鶴田浩二、南田洋子、藤純子、松方弘樹、里見浩太朗、月形龍之介、遠藤辰雄、田中春男、内田朝雄、加藤嘉、曽根晴美、山本麟一、名和宏、芦屋小雁、芦屋雁之助、天知茂