MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

博徒

2025-01-01 17:20:32 | 邦画
東映チャンネルの 12月の鶴田浩二生誕100年メモリアルでOAされたものをなんと大晦日のプライムタイムとミッドナイトの中間時間帯で拾ったというかリアルタイムで見た作品
一応1964年制作ということで、東映は鶴田・高倉・佐久間で「人生劇場 飛車角」の三部作を作ってのこの作品
この後作られた高倉健の「日本侠客伝」で任侠映画路線を不動のものに押し上げたとされる位置にある作品であるのと
一応「博徒」シリーズの第一作にあたるものの今回4Kリマスター版でのOAではあるものの未パッケージ(VHSでは不明)作品っていうかDVD化されていない作品

まだこの時代里見浩太郎さんが東映時代劇の流れから任侠ものにも出演されており
最後に鶴田御大と殴り込みに行くのね
ていうかすごいよね晒しにふんどし一丁でクリカラモンモン見せびらかしてほぼマッパでの殴り込みって小沢茂弘監督も大胆な演出をしてたのね
っていうか一応俊藤浩滋さんの東映任侠映画初プロデュース作品でもあったのね、脚本は村尾昭さんが小沢監督と

結構配役も揃っててヒロインは南田洋子さんに藤純子さんの二枚看板っていうか、松方さんと藤さんとのキスシーンがあったのね
ある意味藤さんのキスシーンが見れたのは貴重かもしれない
遠藤辰雄が実質のワルで敵役の天知茂さんはある意味とばっちり的な存在ですが
最後には殺られる役というプロットの流れでしたねぇ
鶴田さんとの対峙役としての貫目には十分の存在感を出されていたのはさすがです

殴り込みに警察の包囲網を馬車で突破するんですがこの時の警察署長の中村錦司さんがヤクザ同士で殺し合ってくれると助かるみたいなセリフがあるんですね
この映画がらですか賭場での手本引きが映画の博奕シーンとして登場するのは
当時ですから俊藤さんの関係で本職の方々で博奕のシーンが撮られていたのは夙にしられてることですが
今ではもう許されない貴重なシーンになるんでしょうね

1964年製作、日本映画、東映作品
小沢茂弘共同脚本・監督作品
出演:鶴田浩二、南田洋子、藤純子、松方弘樹、里見浩太朗、月形龍之介、遠藤辰雄、田中春男、内田朝雄、加藤嘉、曽根晴美、山本麟一、名和宏、芦屋小雁、芦屋雁之助、天知茂


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赤羽骨子のボディガード

2025-01-01 05:05:05 | 邦画
日本映画を積極的に見ていこうっていう企画で視聴した作品
この作品も漫画原作を実写化した作品、完全にそういうオリジナルでなくて一応漫画っていう固定ファン層ありきで集客が計算できるっていう前提で作ってる作品
今月は邦画のDVD化の当リ月のようで、まだまだ邦画作品のブログアップが続きます・・・
 
っていうか

皆様、新年明けましておめでとうございます
本年もよろしくお願い申し上げます
 
そうなんですよね正月というか新年の第一日目つまり元日にじつにふさわしい作品というくらい賑々しい作品でした
製作幹事がフジTVっていうのもあって原作も多分こんな賑々しい作品なんだろうな
だからでしょうかアニメ化されずに実写化されてしまったようですね
漫画ファンだけでなくSnow Manのラウル目当ての女性客の集客も一応計算内ですかね
 
日本の諜報機関の長官の娘の命が狙われて、長官直々に彼女のボディガードを依頼されたラウル演じるヤンキー高校生で腕力に自信のある威吹荒邦
何日後かに迫った骨子のダンスチームのコンテストをピークとしてGF気取りでガードしてると思っていたら
なんと骨子と荒邦を含めた3年4組の高校生というかクラスメイト全員が各人の持てるスキルを生かしてのボディガーズだったのね
 
まぁ現代日本の映画界は映画会社が映画を作らずにほとんどTV局が映画を作るという不可思議な国でして
っていうかそんな中でもバブル期からなぜかフジTVだけは作る映画にフジTVのカラーを鮮明に醸す映画しか作らずにきてるある意味正当というか実に稀有な会社で
ほんとフジTVカラーを全面に出し切って来るからそれなりに楽しく見られる娯楽作品が多く
実にノー天気なコンセプトを崩さないとこがいいよね
 
アクションありーなちょっぴりらぶロマンスありーのっていう中でそのTVバラエティみたいな雑然としたコメディタッチで見せてくれる作品ですから
ある意味安心安定の人死にの皆無の作品
高校生の友情とちょっとした裏切りとか二転三転するもののなんとなく誰もが共感しうる要素がテンコ盛りなちょっとした青春映画って感じもあったりで2時間飽きさせる暇もなく
そして最後は親娘愛で泣かせることも忘れないとこはさすがフジTV
 
劇中ポン刀持ってたのは山本千尋さん、元々は中国槍術のチャンピオンでしたのがデビュー作「太秦ライムライト」でみっちり故福本清三師匠に映画さながらにみっちりと殺陣をしこまれていましたからね
あれだけの群衆アクションの中でポン刀が振り回せるわけで・・・
 
ちょっと外したらおバカ騒ぎの映画にしかならないプロットをよくぞここまでまとめたなぁって思わされた作品
土屋太鳳さんがいい役もらっていたし
ヒロインの骨子ちゃんのヘアスタイルどっから見てもあれは耳にしか見えない
 
2024年製作、日本映画、映画「赤羽骨子のボディガード」製作委員会作品
石川淳一監督作品
出演:ラウール、出口夏希、奥平大兼、髙橋ひかる、倉悠貴、山本千尋、戸塚純貴、鳴海唯、中田青渚、長井短、坂口涼太郎、木村昴、芝大輔、詩羽、有輝、かなで、あの、安井順平、津田健次郎、土屋太鳳、遠藤憲一
コメント (2)
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