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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

かくしごと

2025-01-03 05:05:05 | 邦画
1月のレンタルのリリースは8日ですので、なんとも余裕のよっちゃん(フル〜ッ)で昨年 12月のリリース作品で乗り越えていけるんです
そうそれも邦画が結構多くて
まだまだ未消化のは邦画が・・・(汗
 
っていうことで杏さん主演のこの作品
映画タイトルとしてはどうやら全文仮名書きなのは、劇中のヒロイン杏さん演じる千紗子の職業が絵本作家っていうことでしたが“書く仕事”
そして他人の虐待児童を自分の子だと言って生活しているという“隠し事”のダブルミーンの掛け言葉になってるようですが
実は原作があり北園浩二さんの2011年に発表された『嘘』という作品から脚色された映画でして
 
東京で絵本作家として生活している主人公千紗子が実家に帰省してきたところから映画は始まります。主人公の千紗子の父親が妻を亡くしてから認知症になり夜な夜な裸で彷徨ってるっていうのを友人から連絡を受けて急遽駆けつけてきたものの
この親娘実は確執があって7年も没交渉だったのだ
この確執の原因も劇中で明らかにされるし
その原因が実際この物語を突き動かす原動力となっていることが判明します
 
さらに物語は認知症の他に児童虐待の被害者であるらしい記憶喪失の少年がからんでくることで千沙子は自分の過去の忌まわしい“記憶”を自分から消し去ろうとすることで物語は動いていくんですね
日本人が現代抱えてる問題を取り込んだ一本の映画として後半はサスペンスフルな展開を見せてくれます
かなり杏さんと認知症の父親を演じる奥田瑛二さんと記憶喪失の少年を演じてる中須翔真の三つ巴の演技で見せてくれた作品でした。
 
主人公が虐待を受けてる可能性のある少年との出会いは主人公の幼馴染みの飲酒運転の事故であるものの
ここのとこでも結構リアルな状況会話でこの作品をさらに面白くさえており“かくしごとは”多方面に・・・
なんと虐待の痕跡と少年の記憶喪失から千沙子の決断の早いこと
他人の子どもを実子と偽って養育しようってするわけですが
 
ここから記憶喪失の少年と過去の忌まわしい記憶をこの少年によって消し去ろうとする主人公、さらに自分の今まで積み上げてきた人生の記憶を認知症という病によって毎日喪失していく父親との三人の奇妙でほのぼのとした生活が始まるが
まぁそんな幸せも長く続くわけもなく・・・
 
“魔斬り”という短刀を伏線として作家さんの記事が元で少年の虐待の元凶である義理の父親が現れて
なんと”魔斬り“の短刀で少年は義父を刺すのだったが
千沙子はなんとその短刀を取り上げててとどめを刺す
もう完全なる母親が子を守る姿であったわけで

まぁネタばれは避けまづが裁判のシーンで泣かせるセリフとで映画は終わるのよね
二時間強の作品でしたが長さを感じさせない映画でした。
エンディングを迎えて知れるのは“かくしごと”は杏さんの演じる千沙子のことではなかったんですね・・・
 
2024年製作、日本映画、「かくしごと」製作委員会作品、製作幹事ホリプロ
関根光才脚本・監督作品
出演:杏、中須翔真、佐津川愛美、酒向芳、木竜麻生、和田聰宏、丸山智己、河井青葉、安藤政信、奥田瑛二

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