仔猫と女の子との成長物語、フランス映画である
原題は「Mon chat et moi - La Grande Aventure de Rroû」
原題は「Mon chat et moi - La Grande Aventure de Rroû」
一応学部での二外はフランス語でしたので、今でも一応仏語辞典が残っております。本題は「私の猫と私」そして副題は「ルーの大冒険」とでも訳したらいいのかな
そんな感じでパリのアパルトマンの屋根裏で生まれたキジトラの仔猫ちゃん5兄弟だったようですが2ヶ月後にはもう天窓から外の世界に出てネズミと遭遇して追っかけっこ
彼?彼女?(劇中ではどっちか判断しきれてませんが)の好奇心はここから始まるものの
このアパルトマンに居住する10歳になるクレアとその友達によって仔猫ちゃんたちは救出され、このキジトラちゃんはクレアに引き取られ飼い猫ルーとして暮らし始めるものの
このクレアの両親は別荘を持っており
バカンスを利用してルーも家族と一緒に田舎の別荘に連れてかれて暮らすことに
隣の住人はクレアが魔女というおばさん
おっきなワンちゃんともいっしょに暮らしている
ルーは新しい世界と森に興味を持ち森で遊ぶうちに野良っていうか森に住む白猫に興味を持ち・・・
新世界での冒険を楽しんでいるがバカンスの終了とともにパリに帰っていく
新世界での冒険を楽しんでいるがバカンスの終了とともにパリに帰っていく
それから数ヶ月後クレアの両親が離婚することになり
別荘も売ることになってその始末に母親と一緒に別荘にルーを連れて行ったのが裏目となって
再び森への興味と白猫ちゃんを求めてルーは森の中に消えてしまう
心の中にルーを残しつつパリに帰るクレアでしたが
森で一人っていうか一匹で生きていかねばならなくなったルー
魔女のおばさんが一応心がけてくれているものの
森の中で野生に目覚めて生き抜いていくルーの姿をカメラはキチンと追っていきますが
鉄条網に引っかかり動けなくなるルー
まぁ魔女のワンちゃんがルーを見つけてくれるもののその見つかった時点まで飲まず食わずだったルーは傷つき虫の息
クレアが急遽魔女の家に行き看病するものの
まぁ冒頭にクレアのナレーションで”これはルーと私の成長の物語“ってあったんですが
生き返ったルーは再び白猫と森の中に・・・
クレアもルーを手放す決意をすることで一回り人間として成長を見せるということで・・・
いや野生に生きる道を選んだルーの生き方ということで
都会に生まれた猫が田舎で生きていこうって自覚するからの邦題なんでしょうね
配給会社の宣伝部で原題通りに“猫と私”なんちゅう安易な邦題に走らずに
都会に生まれて都会で育った仔猫が自力で野生の猫として生きてこうっていう自覚に目覚めたお話ということで、この邦題をつけた人はナイスセンスなお方ですよね
犬とか猪とか鷲、鳩、ネズミとネコ以外の動物もいっぱい出てきますが
仔猫を生まれてから一年撮り続けていった作品だったんですかね
猫も犬もちゃんと芝居してるんですね
ネズミだけはCGだったのかな、あの猫に驚いて首を竦めて逃げ回る自在の動きを見ると・・・
しかし見分けがつかないほど動物たちは自然の演技でしたよね
なんか思ってたのとは違ったシノプシスでしたが
仔猫の可愛らしい姿を存分に堪能できる映画ではありました。
2023年製作、フランス映画
ギヨーム・メダチェフスキ監督作品
出演:キャプシーヌ・サンソン=ファブレス、コリンヌ・マシエロ、リュシー・ロラン、ニコラ・カサール・ウンブデンシュトック、ジュリエット・ジル
出演:キャプシーヌ・サンソン=ファブレス、コリンヌ・マシエロ、リュシー・ロラン、ニコラ・カサール・ウンブデンシュトック、ジュリエット・ジル
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