ドラゴンハート ～新章:戦士の誕生～

9月6日に新譜としてリリースされたこの作品
タイトル通り20年ぶりの新作ですが、未公開作品だったようで
一応「ドラゴンハート」「ドラゴン・ハート新たなる旅立ち」「ドラゴンハート最後の戦い」に続く正統第４弾ですので
ちゃんと最初っから見てきてる私は性格として続きを見なきゃ気がすまない
ってことと第三弾までもしっかりとコンプリートしてましたので
性格から購入予約もしていましたが、

買っちゃうと中々見ない性格でもあるのですがホラーに全裸姉ちゃんと言う
「ＮＡＫＥＤ　ブービートラップ」を撮ったノルウエーの監督パトリック・シヴェルセンと言うことでちょっぴり期待で
レンタルでは海ドラマ以外見るものの未あたらなくて見ちゃいましたが
見終わっての最初の一言は”なんじゃこのつまらなさは、DVDスルーが当然やねぇ
Blu-rayでの発売は商売人の余計な計算だったんだ”

一言でこの映画を言い表すと"性別の違う二卵性双生児の姉弟の王位継承をめぐる兄弟喧嘩"
を見せられただけなのよね
ドラゴンのドラコのCGは格段の進歩を見せてくれてるんだけども
ドラコもそんな活躍せずに、姉弟たちの間でウロウロしてるだけっていってしまえば
身も蓋もないんだけども、ただそれだけの映画

ドラゴンから命を分け与えられて英国王となったガレスの命が
ついに尽きてしまい、王位は継承者のないまま空位でしたが
そのガレスの魂は孫である双子の姉弟メーガンとエドリックに受け継がれていた。
エドリックの王位継承の印として背中にドラゴンの鱗を見つけ出したドラゴは、
エドリックに王位を継承させようとするが、

そこへ監督がノルウエー人ということなのかもしれませんが
ヴァイキングたちが英国に攻め込んでくる。
その軍団の中には炎を自在に操る女戦士メーガンが・・・
メーガンは女でありながら左頬に鱗模様があり、
こどもの頃にいじめられエドリックに助けられていたのだが
彼と生き別れになっていたのだが

エリックが王位を継承したことで姉である自分にも継承権があると
ヴァイキングと共に攻めこんで来たわけで
メーガンは炎を自在に扱うためにドラゴンの命を司る心臓の炎を盗み・・・

結局コレが元でドラゴンも命を全うしちゃうわけで
ま最終的には血の繋がりは水よりも
ってお話

実につまらん映画だった
ドラゴンも死んじゃうからこれで終了ということかなぁ

2017年製作、アメリカ映画
パトリック・シヴェルセン監督作品
出演：トム・リース・ハリーズ、ジェサミン＝ブリス・ベル、アンドレ・エリクセン、リチャード・コーデリー、マーティン・ハットソン、タムジン・マーチャント、パトリック・スチュワート(声のみ)

ホームジャック リバース

越坂康史監督の拉致監禁凌辱スリラー「ホームジャック」の続編です
主演は前作から引き続いての範田紗々と言うことですがDVDの裏表紙の惹句にあるように

”今度は女が男を犯す!!”

と言うことでして、範田紗々が前作とはうって変わって犯す側の人間に・・・

夫婦関係の修復も兼ねて、娘を妻の実家に預け、山間の別荘にやって来た元大学教授の川津だが、
娘が急病になり、妻は急遽帰宅してしまいます
管理人と警察官が訪ねてきて前作の「ホームジャック」の犯人がこちらの方に逃げ込んでるようなので注意喚起に来るんですね
夜になり、雨も降り出して散々な日にと思った矢先、
道に迷ったとずぶ濡れの“山ガール”二人が道に迷い電話を貸してくれと現れて・・・
南まおさんもAVの業界の方なんですねぇ

実は、あのイーライ・ロスが70年のアメリカ映画「メイクアップ」をリメイクした「ノックノック」を
日本のOVと言うか、越坂康史監督さんがリメイクと言うか、無断でインスパイアと言うか、リスペクトしたような
平たく言うとOVだからパクったと言われても仕方ないような・・・ってことで
そういわれないと言うか、著作権侵害に問われないように
一応前作の「ホームジャック」の犯人である安藤ヒロキオを、
ちらっと画面に出してきていたような

あの前作の連続暴行殺人逃亡犯、通称“ジャック”がこの山村に逃げ込んだと聞いてはいたものの
そんな犯人に襲われてはもあって女二人を招き入れる元教授。
だが、何時まで経っても来るはずの迎えは来ず、そうこうしている内に一人の女の甘い誘いに乗ってしまい
そしてその模様をスマホで撮影され
美女二人は男を脅しはするものの、要求するのはセックスだけで二日間
女二人に攻めまくられる教授
すっきり性的欲求を解消した女二人は何事もなかったように教授を解放し
次の性的対象を求めて山荘を去っていく後ろ姿を見つめる安藤ヒロキオジャック・・・

まだまだ続編を作る気満々な終わりかたですが
教授の精神は破壊され、帰宅した妻にナイフを・・・

2017年製作、日本OV、ニューセレクト作品
越坂康史脚本・監督作品
出演：範田紗々、南まゆ、飯田浩次郎、若狭ひろみ、北九州、安藤ヒロキオ

ホームジャック

アルバトロスからリリースされたエロチックOVです
ジャケットが扇情的スギでは無いでしょうか？？元AV女優の範田紗々さんは私のこのみとしてはあまり好きな女優さんではないですが
AV卒業後もこういったOVでの需要が沢山あると言うことは、艶技・演技共ににそれなりに安定してるのと
作りての方でも、濡れ場のどのような要求にも応じてくれるところで使い勝手のよい女優さんなのでしょう

そうですな、今まで数多見てきたRｰ15のエロチックOVからしてもファックシーンの数の多さはピカイチ
普通の愛する男女の性行為、さらにホームジャックされての凌辱SEXとか、オモチャにいたるまで
色々と見せてくれます、最後はM2での2穴挿入の3Pまでと
見てるこっちが本当にこれでRｰ15なのか？ってことで
映倫さんのレイティングの基準って一体どうなってるんだ？って思ってしまう

東京の23区外の架空の都市では自宅に押し入り女性を凌辱殺人する
切り裂きジャックの事件が連続して起きていた
そんな中、菜津子はマザコンの夫に満たされずにいたのである
そう菜津子には範田紗々さん、マザコン夫に津田篤
津田さんこういう役には外見を作ってさらに内面をってということで実にはまり役ですが
出張してただ帰ってくるだけの役でしたが出演場面ではすべてを持ってってしまってる(笑

で、物語はこの夫の出張中の二日間に菜津子の身に起こった出来事を・・・
マザコン夫に満足してない菜津子は川村という男と不倫関係にあった
夫の出張中、自宅にたずねてきた川村と快楽に溺れる菜津子

川村が帰った後に宅配業者に化け侵入してきた謎の男により、菜津子はあっという間に
自宅で拘束・監禁されてしまうのだった、男は“切り裂きジャック”として世間を震撼させている連続殺人鬼だったのだった
生き残るため、菜津子はジャックの要求に応えていくが
その時あえて携帯を忘れたふりで川村が戻ってきて
二人とも拘束されて凌辱の限りを尽くされるのだが・・・

範田紗々がたった一人でエロチックシーンを担当してますので何回濡れ場を演じていたのやら、
エロス・スリラーのOVとしてはかなりなエロチック作品ですが夢オチではありませんが
あのオチはちょっとねぇ
効いているんだかいないんだか、意外ではありましたが・・・

2016年製作、日本OV、ニューセレクト作品
越坂康史脚本・監督作品、深澤浩子共同脚本
出演：範田紗々、安藤ヒロキオ、一本杉渡、津田篤、ハヤト丸

レクイエム 外道の中の外道2

加藤晴彦主演のオールインエンターテインメント製作のヤクザアクションの体裁を借りた
ある意味ホラーテイストな作風であった”1”と、
この"2"ではちょっと趣が変わっていましたが
それを如実に表してるのが何とエンドクレジットのバックカラー
赤と青でシンメトリーになっていたのね

前作でどこかいわくがありそうだった加藤晴彦の元妻で
今では県警の刑事の後妻に収まり、加藤晴彦との間の子供を鬼畜外道の三又又三に
右腕切断のはてに内臓ぶちまけられて殺された薄幸の妻で
今回その正体が露見するかと思ってましたが・・・結局いわくの何もないし
簡単に三又グループに拉致された挙げ句にあっさりと殺されちゃうのね

前作では三又の転落死体が消えたところで終わってましたが
今作では息子の件で組をやめ、一人三又を探す加藤に
義理のと言うか育ての父親でもある本宮泰風も義理の息子の敵討ちに執念を燃やすものの
県警は先手を打って彼にお目付け役として筋肉アイドルの才木玲佳をつけて来るが
コレがなんの役にもたたずにあっけなく殺されてしまうのねぇ
彼女にも活躍の場を与えてあげてもよかったんじゃんしでしょうかね

今作では三又が霞んでしまうほどの鬼畜母子ファミリーが登場し
飯田圭織始め才木玲佳を簡単に殺してしまうけども
もう一人黒フードの男が息子の恋人や本宮泰風まで殺すんだよねぇ

このときには本宮泰風多分32口径を一発食らって死んじゃうんですが
やっぱあの体躯で32口径一発じゃ死ぬわけねえよなぁ
大島葉子が引き連れての外道家族が実にみんないっちゃてて三又又三がいい人に見えてしまうで娘の一人の赤井沙希がホットパンツから常にハミケツという刺激的なルックス
それがこの映画のアクセントになっていましたけども
加藤晴彦に股間に電圧棒あてられての最期はある意味衝撃ですけども

途中から完全にオチが見えてしまうのが難点でしたが
余計な説明がないのが実に上手いプロットになってましたねぇ
結局みんな無題死にだし

たまにはこんな突き抜けたオールイン作品もいいものですが
今作では前作とは全く毛色の違ったジャケットデザインでしたが
見終わるとジャケットがすべてを語っていたんですねぇ

2017年製作、日本映画、スターコーポ21作品
山本淳一脚本・監督作品
出演：加藤晴彦、本宮泰風、三又又三、飯田圭織、大島葉子、赤井沙希、平川博晶、ワニ完才、諸星あずな、才木玲佳、神林斗聖、尾形貴弘、原田龍二、つまみ枝豆、赤塚真人

ザ・ヤクザ 炎の復讐

オールインエンターテインメントでは、新作に混じって
旧作それもビデオのみの発売で未DVD化の作品を時々発売する
これもその旧作のDVDパッケージ化作品の一つ

竹内力全盛期の作品
何と松竹を追われた奥山知由が立ち上げた”チームオクヤマ”作品ですので
Vシネマではありますが、製作は完全にアメリカのスタッフキャストでの
オール現地ロケ作品ですが、監督さんと主演のみが日本人
一般公開されてますので邦画のジャンルにしておきます

アメリカ、LAにやって来た黒流会幹部の鹿沼は、現地ガイドの案内で
現地ギャングとコカインの取引に成功するものの
鹿沼の恋人で、スチュワーデスの洋子の手を借りて
日本国内に持ち込むつもりでいたのだが・・・

そこに売ったコカインを奪いに来たギャングが洋子を射殺
怒った鹿沼は、犯人一味に単身・・・って言うありきたりのプロットに
現地で冷飯食ってる日本人の男女がコカイン争奪に加わってきて
さらに現地の警察まで加わってのコカイン争奪戦

ロスロケの映画ですが、現地のキャストが何とも言えない演技力が皆無
日本人のお姉ちゃん二人もよく私の知らない人ですし
力チームの野村裕人が頑張りを見せてくれていますが
力さんによる力さんの映画で力さん一人が目立ってる映画でして
カッコのいい力さんがみられます
何せもう20年近く前の力さんですからねぇ

ストーリーに関してどこにでもあるお話ですし
突然生き別れた妹のエピソードまで絡んできたりと無理矢理感が陳腐なだけでしょ

750以上の大型バイクを手放しで運転し、そのままショットガンをぶっ放す竹内力の姿に表されるように
ストーリーなんてもうどうでもよくて
ただただカッコいい竹内力を見るだけの映画でした

1999年製作、日本映画、チームオクヤマ作品
大川俊道脚本・監督作品
出演：竹内力、野村祐人、星野マヤ、二条永子、ジョージ・チェン、マイケル・バロン、マリオ・オピナート、ロバート・マコール

妹の夏

先に書いた「ハケン家庭教師の事件帖」と一緒に紀伊國屋フォレストで
アルバトロスの在庫処理ですか、新品1本1000円で売っていたのを
これまたエロチックOV7本パック1800円のBOXと一緒に買ってきたのですが
城定夫監督作品「ハケン・・・」に次いでの視聴ですね

城定秀夫監督が城定夫名義で早撮りしたOVですね
尺が早撮りを如実に表してるかのような58分
主演は、元AV女優の星美りかさん、2013年ですからこのときには現役バリバリのAV女優さんの時代ですね
実に見事な引退ぶりでしたよね、私としては彼女のAVみたことないですが
完全引退は実に残念ではありますが
ちなみにおっぱいの実におっきく美しい方なんですが体はちっちゃいので
このアンバランスが実にこの映画のテーマでもある妹のキャラクターには実にぴったりなお方なために、
今回は役にはまってというか、見事な演技と艶技でしたよね
城定監督の演技指導の賜物なのかなぁ

共演にAV業界の堀口奈津美さん
凸凹コンビになっちゃうのかしら
星美さんが150cm 堀口さんが168cm なんですねと言うことで同じシーンでの共演はなしですが・・・

売れっ子編集者の妻が出社して一人アパートで執筆を続ける売れない官能小説家の秋夫
家では洗濯をしたり、食事は自炊
そんなある日、突然妹のナツが家出して転がり込んでくる

二人の何気ない昔話の中では、二人は血の繋がってないことも語られる
一度 は追い返そうとするものの仕方なく狭い押入れに匿う事にした秋夫だった
嫁の居ない昼間っからいくら血縁ないといいながらもセックス三昧
夜は押入の中から兄のセックスを覗き見したり、
夫婦で寝ている兄を押入に誘い込んでチョメチョメしたり
というか、同じ部屋ではいくら寝てても襖一枚ではアへアへしてりゃ気づくだろ

でこの妹と兄は3年前に実家で真夏の暑い昼下がり、まだ女子高生だった妹と兄は一線を越えたのだったが・・・
衝動的なセックスだったけど畳の上で正常位
因みに実際に畳みの上で正常位は男の両膝は擦過火傷しますので現実にはご注意を・・・

星美りかの"お兄ちゃ〜ん"と甘える台詞が妙に残る映画
当然城定作品なのでベタな大人のメルヘンかと思ってたら夏の怪談話のオチでしたが
かなり軽めな恐怖もない作りの作品でした

"ひと夏の思い出"の空気感と
小道具としての"コカ・コーラ"はさすがだと思わせますけどね
たった4人しか登場しない一人に曲者吉岡睦雄が・・・
何か起こすのだろうと期待したのに何もおきない肩透かしも良かったなぁ

2013年製作、日本OV、レニー作品
城定夫監督・脚本・編集作品
出演：星美りか。磯田泰輝、堀口奈津美、吉岡睦雄

頂点(てっぺん)3

波岡一喜主演のヤクザアクション第三弾です
オールインエンターテインメントではある意味珍しく二月に1本のリリース間隔ではなく
ここまで(と言ってもまだ3本目ですが)コンスタントに月一の割合でのリリースですねぇ

ついに前作で晴れて神田組二代目組長を襲名した竜一
そんな神田組のシマのど真ん中に建設が噂される巨大カジノ
カジノ自体は公営ですからそこの利権は埒外なのですが
カジノによってもたらせる周辺利権を狙う大沢樹生演じるマフィアの村雨が
竜一に接近してくるものの
竜一は一人カジノのことを胸に仕舞って
若頭に遠藤要や、若頭補佐の久保田秀敏には黙っていた

その頃、先代から付き合いのあった地方都市のヤクザ、金石組にいる
年少時代に遠藤要と兄弟分に助っ人を請われた神田組
先代との付き合いから助っ人に乗り込んだ竜一たちを半グレ集団が襲撃してきて
叔父貴分で今は堅気の千葉真一から預かった北代高士を危篤状態にさせたことから
高島組に殴り込むとそこに突然千葉ちゃんが高島親分除いて幹部を皆殺し

しかし被弾して命を落とす
1では神田組の若頭の石橋保を、2では波岡の父親で初代神田組組長の片桐竜二
そして今回千葉ちゃんが次々とFOしていきまして
次は影ながら神田組を大組織から守ってる渡辺裕之辺りが死ぬのかなぁ
そういや、最近オールインエンターテインメント作品ご無沙汰の野口雅弘が
高島組長でしたが、あんまりいいとこなし

終盤喧嘩を納めての帰り道、なんだろうな襲撃を受けて
遠藤が撃たれ、心と心で打ち解けた半グレの頭も撃たれてしまい
アワやってところにマフィア大沢が手助けに・・・と言う展開にはビックリでしたが
この二人の関係がこれからどーなっていくんだろうと
メニューの予告編画面見たら3までの予告編しかなかった

2017年製作、日本Vシネマ、頂点製作委員会作品
辻裕之共同脚本・監督作品
出演：波岡一喜、遠藤要、久保田秀敏、北代高士、奈良坂篤、高原知秀、野口雅弘、石山雄大
、大沢樹生、渡辺裕之、千葉真一

ハケン家庭教師の事件手帖

2013年製作のOVである。
紀伊國屋フォレストで新品を1000円(税抜価格)で販売していたので
色々と購入してきた
これは多分にエロチックOVをメーカーが在庫処理するために紀伊國屋さんと提携してるんですよね
一応こういうものは見つけた時に買っておかないと後悔する
七海ななさん主演のエロチックOV、彼女まだ現役AV嬢の時の作品ですよね

ハケン家庭教師会社から派遣された女性家庭教師が派遣先の玄関を入るときに
「その時私は羅生門を潜ったのである」と言うモノローグで
おや？って思ったﾝですが城定秀夫監督が城定夫名義で早撮りしたエロOVだった

これって黒澤の「羅生門」つまり、芥川の『藪の中』のモチーフを現代に置き換えた作品
「蝉の女」で賞を取られてからかの彼女の消息が丸きりわかりませんが七海さんはどうやら
ピンク映画でたまにお名前を見ることはあるのですが映画「蝉の女」で女優賞とられてるし
艶技と演技で活躍されるのは誠に脱げる女優さんが殆どいない
現在ではかなり重宝される存在としてこっちはそれなりに嬉しくもありますよねぇ
でもちっパイな人ではありますが・・・そこがまたいいんだよね

警察の取調室でのそれぞれの食い違いのまま「羅生門」ですから結論は観客に・・・
取り調べてる警察官がトツガワ警部とカメイ刑事ってのには吹いたけど
こういうお遊びは良いよね
57分と言う短い尺にしっかりと纏めているところは流石城定監督

ちなみに劇中使われていた古文
"水晶のわれたるやうに、水の散りたるこそをかしけれ。"
の"をかしけれ"の品詞は形容詞
更に云うと上にある"こそ"と活用語尾の"ーーーけれ"、組んで強調のかかり結びを形成してる

もう一つ、劇中で読まれていた詩は中原中也ですよね

一応私のメシの種でしたので・・・

2013年製作、日本OV、レニー作品
城定秀夫脚本・監督作品
出演：七海なな、佐々木麻由子、蘭汰郎、稲葉凌一、森羅万象

虎狼の群れ

オールインエンターテインメントのVシネマ久々すぎていつだったか忘れてしまいました
ま、脇ではちょくちょくその存在感をひけらかしてはいましたのですけども
主演は実に久しぶりです菅田俊さん
今回は実に渋く、時には暴力的にそして男の哀感を・・・
ある意味代表作となる役を得たのかもしれない

舞台は日本海にある、佐渡島よりも大きく、一本の橋で本州とは繋がってる架空の孤島火浦島
その島のマル暴刑事に菅田俊、島の出身で島の安寧秩序のためにヤクザとの癒着も厭わない
実に菅田俊はまり役を演じている

この人浦島は昔から柏田組・蛯名組・花房一家により結成された黒龍会により均衡を保っていたのだが
日本海に位置する孤島ゆえに北の国から覚醒剤の密輸のは拠点になっており
3年前、柏田組と花房一家の間で覚醒剤の利権を巡り抗争が勃発し
柏田組若頭の山下真司が襲撃されたことにより、
火浦署の刑事菅田俊を中心とした激しい取締りにより花房一家は解散することに・・・

そして三年前、この時のの抗争で組を潰された、加倉の同級生でもある小木茂光が出所したのを機に彼は関西の大組織をバックにしており
関西の組織がその覚醒剤の利権抗争が激化して・・・
島の警察組織も新米刑事が登場したり、署長が県警のお偉いさんと組んで
これまたキナ臭さをただよわせてみせたりと

彼の肩入れする阿部亮平演じる柏田組長の鮫島と島を守るために
３年前の抗争劇がふたたび起ころうと・・・

というか、今作は映画の沿革の状況説明をしてるだけに近いから、続編に期待しますけども
2本撮りの2本だけでこのシリーズは終わってしまうのかな
菅田俊さんが渋いだけになんだろうね2本で終わっちゃうのはもったいないと思うのは、
私だけ？

2017年製作、日本Vシネマ、コンセプトフィルム作品
藤原健一脚本・監督作品
出演：菅田俊、阿部亮平、忍成修吾、本田なお、菜葉菜、葉加瀬マイ、元木大介、川合諒、仁科貴、永倉大輔、大方斐紗子、吉澤健、成瀬正孝、飯島大介、松村雄、基山下真司、小木茂光、しじみ、渡辺いっけい、大友康平

ザ・地獄麻雀 肉感燃える女の官能勝負

月檸一閃が脚本を書いた2015年製作、古川いおりさん主演の
「地獄麻雀　好色バトルロワイアル１６８時間！」の続篇になるのかな
古川いおり作品でも私はこの「地獄麻雀　好色バトルロワイアル１６８時間！」を未だに見ておりません
何とか古川ファンとしては見てみたいのですがレンタル店にはもう置いてないし
中古店での日参のなかで探してる作品の一つでありますが中々見つからない

さて「地獄麻雀　好色バトルロワイアル１６８時間！」を見てないのに続篇としたのは
この作品では”地獄麻雀”に冠詞である、"ザ" がついていますが
作品の基本設定が・・・
優勝賞金1億円、アマチュア女子麻雀日本一決定戦を
1週間ぶっ通しの168時間、
休憩時間は各人2時間ずつの計8時間のみという地獄の麻雀勝負と言う設定が前作の副題と同じのようですので
私が勝手に判断しただけですけども(汗

AV女優の湊莉久さん主演のOVでしたが
いつもの高沢吉紀プロデューサー作品でしたが
なんだろうな73分の尺の全部が実に詰まらないドラマだった

だいたいこう言ったOVの目玉の裸は湊莉久さんお一人だったし
麻雀大会の日本一を争い賞金1億円と言うわりには
雀卓の回りには誰もいないし、主催者の会長自体が何故に湊莉久にあんだけ入れあげてるのが全く理解できなかった

そんな女性日本一麻雀大会に駒をすすめたのは
グラビアアイドルだったのだが借金の支払いのために恋人にAVに売られた人気セクシー女優の麻央、
両親を自殺で失った七海、
自分を捨てた顔も知らない父親を捜している希、
そして母親が刑務所に入っている凛。
意外なのは七海と希と凜の母親が刑務所で同房って言う設定もよくわからないけども

四人それぞれ背負ってる暗い過去は麻雀大会のルールである休憩2時間の間に
エピソードとして語られて各自が大会で優勝して1億円を手にする、切羽つまった現状打破
そして未来に希望を見出さんとしていることを説明してるんだけど
湊莉久のあの見え見えのいかさまはラストへの伏線だったんですが
あんな見え見えはもう初っぱなから見破れるはず

それをほとんど感動はしませんが感動のラストへの伏線としてここまで引っ張っても意味ねえし
大会の主催者の命令でのいかさまだったし
それをあんな形で暴露して何もなかったのように現場を去っていくのはあり得ねぇだろう

なんだろうねぇなんか自分の欲求としてどこから湧いて来たのかわかりませんが
なんか麻雀映画が見たいと思ってしまして
未見のDVDの山の中から見つけて来たのですが
余計にフラストレーションがたまってしまいました


2017年製作、日本OV、エクスタシーEX作品
高岡忠一監督作品
出演：湊莉久、徳花美紀、志村りお、桜木まなみ