いやはや子役がが素晴らしい演技を見せてくれてて
2時間一時もモニターから目が離せなかった
過去にこの監督作品では「ブラインド 視線のエロス」と言う作品を見てる記憶があるものの、デラシネブロガーの弱点でサービス停止してるブログもあったりで今ではどこに書いたのかもわからない有様
そんなオトナの映画を作っってる監督が子供の映画を作るとこう言った作品になるのね
ある意味サイキック映画でありダークファンタジーでもあるんですが
最初の方は人物紹介を兼ねての30分を我慢すると
あとは本当にモニターに釘付けにされてしまう作品
9歳になるイーダと言う少女が自閉症の姉と両親とで新しい団地に越してくるところから映画は始まり
時期は夏休みの最中で人々はバカンスに行っていたりで団地にも人が少ない中
イーダは自閉症の姉にばっか構う両親から姉への嫉妬をも募らせている多感な少女
団地で初めて知り合った家庭では母親にネグレクト気味に扱われ、外では少年たちからハブられてるベンと言う少年と仲良くなり森で遊ぶようになる
このベン少年ちょっとしたサイキッカーで小石を動かせる程度だったんですが
親とか少年たちにハブられて鬱屈していたのと
姉に愛情を取られた感のあるイーダと意気投合して
彼らの遊びは日ごろの鬱憤を晴らすかのような汚れなき悪戯が主となっていくのが必然で
猫を殺したりと動物虐待にまで進展していく中で
イーダの姉アンとこれまたシングルマザーに育てられてるアイシャって女の子と4人で遊ぶようになると
なんとアンとアイシャはこれまた念力でお互いが通じ合うようになり
アイシャを通じてイーダは姉と会話ができるようになり
イーダを除いた三人の子供はサイキッカーとしてその能力を高めていく
そんなこんなで、イーダとベン、アンとアイシャの2組が仲良くなってお互いの能力を高めあっていく中で
ついにベンがその能力で母親を殺してしまい
自分の能力に完全に目覚めたベンは自分をハブった少年を、オトナを動かして殺させてしまう
そして念動力を直にイーダに見せつけた時から目が覚めたイーダは悪から目覚めアンやアイシャたちと行動を共にしベンの能力悪用を止めようとするものの
まずはアイシャがベンによって自分の母親に殺されてしまう
そしてベンの魔の手はアンに向かって来たことを知るイーダは
子供の世界のなかで解決しようと能力のないイーダはベンを誘い出し陸橋から突き落とすものの失敗
まぁサイキックを子供に持たせたたら自制が効かないのと
大人を頼ることもできない少女がいかにして身を守るかって言う展開がサスペンスでもあり
十二分に楽しめる作品でした。
2021年製作、ノルウェー・デンマーク・フィンランド・スウェーデン合作映画
エスキル・フォクト脚本・監督作品
出演:ラーケル・レノーラ・フレットゥム、アルヴァ・ブリンスモ・ラームスタ、サム・アシュラフ、ミナ・ヤスミン・ブレムセット・アシェイム、エレン・ドリト・ピーターセン、モーテン・シュバラ