こんにちは!柴田圭ですっ。
今日も春日丘高校のコーチでした。
一昨日の話と合わせてした、人を見てアドバイスをする、という事をメインテーマに土曜日と同じ技術練習を行いました。
人を見て、色々と感じ気付く、というのはとても大切なことです。
これが出来れば対戦相手を試合の中で観察してより的確な分析が出来ますし、打ち方だけで弱い部分が読めたりもします。
そして人にアドバイスするには通じるように伝えるために考えますし工夫もします、
それは自分に対しても同じ事の繰り返しなので、それが出来る事で、自分の向上や試合で崩れた時の修正など、
人を良く見て気付いてそれが出来るようにアドバイス出来る事は全て自分に鏡のように返って来ます。
多くの選手を見ていると自分の事ばかり見ていて、自分がベストなプレーをすることに意識が向きがちな選手が多いですが、
速いショットの打ち合いが得意で打ち負けて分が悪い相手と対戦した時に、
もしかするとスライスを打ち返すのがとても苦手だったり、高く弾むショットが苦手な相手だった場合、
そこが見えて気付けて作戦を変えることが出来ればぜんぜん勝つ事が出来ますが、自分の中の速いショットの打ち合いで勝とうと思ったら負ける可能性の方が高いです。
また考えて、やってみて、結果が出て、その結果からまた考えて、やってみて、結果が出て、の繰り返しで、親の"○○しなさい"などの指示はこのプロセスを妨げる事からも考える力を奪うので良くないというのはこれまで書いて来た僕の考えですが、
このプロセスが"経験"であり、自分1人では1の経験しか持てませんが、部員30人を見てアドバイスをして、このプロセスを辿れば30倍のプロセスを体験でき、その選手の経験値は大きく上がります。
僕はコーチを始めて選手生活においてとてもプラスになりましたし、僕がコーチして来た大学生の子たちも後輩に教える事で理解がより進むしどのようなアドバイスでどう変化する、などとても勉強になると口を揃えて話していました。
それは団体戦のベンチコーチの時も大きな役に立ちますし、これから力を入れて行きたいところです!
テニスはメンタル的には自分との戦いではありますが、その先は相手のいる相手との戦いのスポーツなので、自分ばかり見ていては試合にはなりません。
簡単で単調な技術はコーチが一度教えて説明したら、自分たちで出来るようにして行って欲しいです。
ゲームなんて友達同士で情報共有し合ってどんどん上達しますから、そういう風になって言って欲しいと思ってアプローチしています。