こんにちは!柴田圭ですっ。
今日は退職後テニスに情熱を傾けられていて試合にも出場して行きたい!という70歳の方のレッスンでした。
週3回ぐらいの仲間内のゲーム練習がメインでテニスをされてみえてなかなか勝てなくて苦しんでみえて、
とにかく強いショットでエースを取る事が一番だ!という考えをお持ちで、どうしてもショットに執着してしまうので、
試合になるとミスをするとミスして怖くて打てなくて、その中で打とうとして、試合ではなく打つ事にしか頭が行かなくなって視野がなくなり思うようにプレー出来なくなっているようで、
ショットなんてゆっくりでも良いんですよ。
とお伝えすると、
それだと決められちゃうじゃないですか!
というご返答をいただき、う〜ん、これはよく聞いたセリフだな〜、と思いながらあるジュニア選手を思い浮かべながら話をしています。笑
ダブルスですからね、わざわざチャンスボールを返さなければそう簡単には決められないので、
無理をしないベースの打ち合いから所々でショットスピードを上げたり浅くなったらハードヒットしたりすればゲーム性も出ますし、ミスが少ないゲームメイクもできるので良いと思うのですが、
なかなかご自身の攻めて攻めてエースを取る事が良いプレー、という価値観にゲーム性やテニスというスポーツへの理解を入れて行くか、というのが僕の課題で、いつも練習後に1時間ぐらいお話しをしています。
テニスはコートに入ったショットしかポイントには繋がらないスポーツですので、ポイントを取る最低限の基準は、触ること、入れること、です。
これを守らないとポイントは取れませんし、試合でも当てません。
まずは、
理想のプレーを追うなら負けても良いか?
それより何より勝ちたいのか?
を少し前にしっかりと明確にしてもらいました。
ここが前者か後者か、で僕のアドバイスは180度変わるので。
試合に勝てないと大きく落胆されてみえますし、勝つことを選択されたので、今はこの数ヶ月ツクルで教えて来た事と本当に同じことをお伝えしています。
そこさえ掴んでしまえば勝つのはそんなに難しくないので、何とか上手くお伝えして行きたいです!
本当にやる気も想いも情熱もある方なので、勝たせてあげたいですっ。