札幌はこのところ気温が高く、このまま春になってくれればいいのにと思う、今日この頃です。
島田裕巳著「戦後日本の宗教史 天皇制・祖先崇拝・新宗教」
(筑摩書房)
を読みました。
これは昨年の7月に出版されたものです。
内容をBOOKデータベースよりしるしておくと、
戦後日本では、敗戦による国土の荒廃、高度経済成長による都市化と資本主義の高度化、さらには冷戦、バブル経済の崩壊などが起こり、それは宗教の世界にも大きな影響を与えた。天皇制・祖先崇拝・新宗教という三つの柱を立て、どのように今の大きな転換期に至ったかをたどり、戦後日本社会の精神の変容を明らかにした、初めての書。
【目次】(
「BOOK」データベースより)
1 敗戦と混乱期(敗戦によって国家神道体制はどう変容したのか/『先祖の話』のもつ意味/敗戦が生んだ新宗教/宗教をめぐる法的な環境の転換)/2 高度経済成長と変化する戦後の宗教(戦後の天皇家が失ったものとその象徴としての役割/創価学会の急成長という戦後最大の宗教事件/創価学会の政治進出と宗教政党・公明党の結成/靖国神社の国家護持をめぐる問題/戦後における既成仏教の継承と変容)/3 高度経済成長の終焉と宗教世界の決定的な変容(政教分離への圧力その創価学会と靖国問題への影響/オイル・ショックを契機とした新新宗教概念の登場/靖国神社に参拝しなくなった昭和天皇の崩御/創価学会の在家主義の徹底と一般社会の葬儀の変容/オウム真理教の)
以上、楽天BOOKSにある内容をBOOKデータベースよりしるしておきましたが、なんだか最後が中途半端ですね。
私が印象に残っているところとして、まず「璽宇(ジウ)」です。
この宗教については、初めて知りました。
詳しくは、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%92%BD%E5%AE%87
を参考にしてください。
といっても、「璽宇」や教祖の名前「璽光尊(ジコウソン)」で検索しても、あまり多くはヒットしません。
案の定wikipediaの内容も、信憑性に欠けるという断り書きがついています。
つぎに、「踊る宗教」とよく呼ばれる、「天照皇大神宮教(テンショウコウタイジングウキョウ)」。
これはこれまでも新宗教に関する本を読んでて、何度か見た事があります。
詳しくは、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E7%85%A7%E7%9A%87%E5%A4%A7%E7%A5%9E%E5%AE%AE%E6%95%99
というところですが、これまた璽宇同様、「天照皇大神宮教」や、教祖の名前である「北村サヨ」で検索しても、あまり多くはヒットせず、やはりwikiperiaでも、信憑性に欠けるといった断り書きが付いてます。
ただ、yahoo知恵袋に、その信者と結婚したいという相談がありました。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1225958837
実質活動している信者は少ないだけに、この書き込みが見つかるなんて、意外な感じでした。
しかし、このベストアンサーに選ばれている人は、記憶に間違いがなければ日蓮正宗の信者だったと思います。
まぁかれの日蓮正宗の信仰はいいとしても、他宗教に対して、排他的な書き込みがしばしば見られるだけに、「ちょっと・・・・」と思わなくもありません。
いずれにしてもこの二つは、今は目立った活動はしていない様です。
その他、天皇制や神道、靖国神社の戦後になってからの変容は、分かりやすく書いてありました。
また、創価学会の創立時から近年の変容も、分かりやすかったです。
オウム真理教に関しては、記憶に新しいので、またあれだけ騒がれただけに、概ね目新しいところはありませんでしたが、池田大作サリン襲撃未遂事件
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%A0%E7%94%B0%E5%A4%A7%E4%BD%9C%E3%82%B5%E3%83%AA%E3%83%B3%E8%A5%B2%E6%92%83%E6%9C%AA%E9%81%82%E4%BA%8B%E4%BB%B6
に関しては告訴されていないだけに、正直初めて知りました。
ただ、やはりといいますか、2015年04月09日に
〈島田裕巳著「日本の10大新宗教」を読みました〉
http://blog.livedoor.jp/shinqroom/archives/52423040.html
でも書いた様に、当時氏はオウムを擁護する言動があっただけに、どうも氏のオウムに対する観かたは、なんか違う様にも思えたりもしました。
「島田裕巳 オウム」
などで検索すると、それらに関する記事がヒットします。

黒沼一也のTwitter
島田裕巳著「戦後日本の宗教史 天皇制・祖先崇拝・新宗教」
(筑摩書房)
を読みました。
これは昨年の7月に出版されたものです。
内容をBOOKデータベースよりしるしておくと、
戦後日本では、敗戦による国土の荒廃、高度経済成長による都市化と資本主義の高度化、さらには冷戦、バブル経済の崩壊などが起こり、それは宗教の世界にも大きな影響を与えた。天皇制・祖先崇拝・新宗教という三つの柱を立て、どのように今の大きな転換期に至ったかをたどり、戦後日本社会の精神の変容を明らかにした、初めての書。
【目次】(
「BOOK」データベースより)
1 敗戦と混乱期(敗戦によって国家神道体制はどう変容したのか/『先祖の話』のもつ意味/敗戦が生んだ新宗教/宗教をめぐる法的な環境の転換)/2 高度経済成長と変化する戦後の宗教(戦後の天皇家が失ったものとその象徴としての役割/創価学会の急成長という戦後最大の宗教事件/創価学会の政治進出と宗教政党・公明党の結成/靖国神社の国家護持をめぐる問題/戦後における既成仏教の継承と変容)/3 高度経済成長の終焉と宗教世界の決定的な変容(政教分離への圧力その創価学会と靖国問題への影響/オイル・ショックを契機とした新新宗教概念の登場/靖国神社に参拝しなくなった昭和天皇の崩御/創価学会の在家主義の徹底と一般社会の葬儀の変容/オウム真理教の)
以上、楽天BOOKSにある内容をBOOKデータベースよりしるしておきましたが、なんだか最後が中途半端ですね。
私が印象に残っているところとして、まず「璽宇(ジウ)」です。
この宗教については、初めて知りました。
詳しくは、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%92%BD%E5%AE%87
を参考にしてください。
といっても、「璽宇」や教祖の名前「璽光尊(ジコウソン)」で検索しても、あまり多くはヒットしません。
案の定wikipediaの内容も、信憑性に欠けるという断り書きがついています。
つぎに、「踊る宗教」とよく呼ばれる、「天照皇大神宮教(テンショウコウタイジングウキョウ)」。
これはこれまでも新宗教に関する本を読んでて、何度か見た事があります。
詳しくは、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E7%85%A7%E7%9A%87%E5%A4%A7%E7%A5%9E%E5%AE%AE%E6%95%99
というところですが、これまた璽宇同様、「天照皇大神宮教」や、教祖の名前である「北村サヨ」で検索しても、あまり多くはヒットせず、やはりwikiperiaでも、信憑性に欠けるといった断り書きが付いてます。
ただ、yahoo知恵袋に、その信者と結婚したいという相談がありました。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1225958837
実質活動している信者は少ないだけに、この書き込みが見つかるなんて、意外な感じでした。
しかし、このベストアンサーに選ばれている人は、記憶に間違いがなければ日蓮正宗の信者だったと思います。
まぁかれの日蓮正宗の信仰はいいとしても、他宗教に対して、排他的な書き込みがしばしば見られるだけに、「ちょっと・・・・」と思わなくもありません。
いずれにしてもこの二つは、今は目立った活動はしていない様です。
その他、天皇制や神道、靖国神社の戦後になってからの変容は、分かりやすく書いてありました。
また、創価学会の創立時から近年の変容も、分かりやすかったです。
オウム真理教に関しては、記憶に新しいので、またあれだけ騒がれただけに、概ね目新しいところはありませんでしたが、池田大作サリン襲撃未遂事件
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%A0%E7%94%B0%E5%A4%A7%E4%BD%9C%E3%82%B5%E3%83%AA%E3%83%B3%E8%A5%B2%E6%92%83%E6%9C%AA%E9%81%82%E4%BA%8B%E4%BB%B6
に関しては告訴されていないだけに、正直初めて知りました。
ただ、やはりといいますか、2015年04月09日に
〈島田裕巳著「日本の10大新宗教」を読みました〉
http://blog.livedoor.jp/shinqroom/archives/52423040.html
でも書いた様に、当時氏はオウムを擁護する言動があっただけに、どうも氏のオウムに対する観かたは、なんか違う様にも思えたりもしました。
「島田裕巳 オウム」
などで検索すると、それらに関する記事がヒットします。
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