札幌のクリスチャン鍼灸師

札幌市中央区山鼻地域、石山通沿い側で、脈診流による経絡治療専門の鍼灸院をしています。

たまには児童文学を読むのもいいかも

2017-05-28 19:45:42 | 時事ネタ・その他社会
今年の1月5日に書いた、
「年末年始はNHKラジオ第二放送を聴いてた」
http://blog.livedoor.jp/shinqroom/archives/52472731.html
で、ラジオの朗読番組で、バーネット著「秘密の花園」を聴いていた事を書きましたが、最初の方を聴いていなかったり、また番組でも最終章の方を取り上げていなかったりで、そのあたりが気になり、直接本を読んでみる事にしました。
というよりも私は全盲なだけに、音訳図書を読んだというところです。
当時主人公のメアリがインド駐留のイギリス軍兵士の子として生まれて過していた時代の、イギリス人がインド人に対する事も少し知る事も出来た様な気がします。
その一つは、10歳のメアリがインド人乳母に飛び掛ったり、乳母の事を「豚の娘」とつぶやいてみたりで、イギリス人が当時植民地だったインドの人達に対する差別の一端が、理解出来た様な感じでした。
メアリは両親が死に、イギリスのヨークシャーの叔父さんの所にもらわれてくる訳ですが、そこのお坊ちゃんのコリン、引きこもりで生まれてから10年間自分の足で立った事も無かったのに、初めて立ち上がって半年するかしないかで、同年代の子供と変わらぬほど走り回る様になったとは、小説とはいえ、ちょっと出来過ぎではと、つい思ってしまいました。
ただ、この頃作者のバーネットがイギリスから移住したアメリカで、マジックというか魔法というか、念じる事が実現するなどという、今日宗教的なニューエイジ思想の元になっている思想、それが近年では、キリスト教聖霊派の中にちょくちょく見られる、「ワードフェイス」とか「レーマ神学」などの様なものに繋がる様な事が、当時ブームだった事とも、無関係ではなさそうに思えました。
と、また最後は理屈っぽい話になりました。
それはそれとして、たまには児童文学を読むのもいいかもと思いました。
この私にも、まだ純粋な心が残っているという事でしょうか?(笑)




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