札幌のクリスチャン鍼灸師

札幌市中央区山鼻地域、石山通沿い側で、脈診流による経絡治療専門の鍼灸院をしています。

大根菜

2009-06-10 19:23:25 | 医療・健康
昨日、野菜を買いに中川米穀店(札幌市中央区南十二条西十四丁目)↓
http://www.nakagawabeikoku.co.jp/index.html
↑に行きました。
店の人に今日入っている野菜を聞いたところ、「大根菜(ダイコンナ)」と言うのに耳が止まりました。
「大根菜」、それって確か大根の葉の事ではと思いつつ聞いてみたところ、やはりそのとおりでした。
大根に葉が付いたままで売られている事があっても、大根の葉だけが売られているとは、少々驚きでした。
せっかくですから、買ってきました。
恵庭市で作られたもので、おそらく無農薬のはずです。
取立てなのか、みずみずしさがありました。
今朝アツアゲと一緒に油いためにしました。
それが今日の私の弁当のおかずです。
美味しかったです。
さて、↓
http://alic.vegenet.jp/panfu-siki/daikon/index.htm
↑から引用しますが、

また、葉はカロテンやビタミンCが多く緑黄色野菜として貴重な存在です。
北海道は収穫量全国1位。冷涼な気候のもとで、大面積で栽培され、全国に出荷している夏だいこんの大産地です。

という事です。
私の記憶では、カルシウムもけっこう多いと聞いたような気も・・・・・・・
ところで、今回私が買った大根菜はおそらく無農薬だと思いますが、普通農薬が使われているものは、農家の人たちは大根の葉を消費者が食べる事を前提に作っていないでしょうから、一般に出回っている大根の葉は食べないほうがいいかもしれません。
せめて減農薬の大根ならいいでしょうが・・・・。

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ニラの卵とじに初めて挑戦

2009-06-09 17:54:10 | 医療・健康
昨夜は初めてリラの卵とじに挑戦してみました。
リラも前回のアスパラと同様、近くの自然食品店「十勝正直村」から買ったもので、札幌市近郊で作られたものです。
卵は2009.4.26に書きましたが、↓
http://pub.ne.jp/shinqroom/?entry_id=2111562
↑「ブロイラー」と呼ばれる身動き出来ないような鶏舎に閉じ込めて、卵を多く生ませるために、一日24時間ではなく23時間のサイクルで電灯を付け消しするような鶏の卵ではなく、「平飼自然卵」と呼ばれる健康的な鶏の卵です。
札幌市近郊の長沼町、村田さんという農家の人の卵です。
醤油も国産で無添加です。
一般に市販されているような脱脂加工大豆からの醤油ではなく、丸大豆醤油です。
まずは、国産の菜種油でさっとリラをいためました。
そして、昆布だしをさっと作って、まぁこんな感じでやりました。
出来はあまりいいとは言えませんでしたが、それなりに満足して食べました。(笑)
どうも卵の固まり具合が気に入りませんでした。
単純に油いためで食べた方が、うまく行ったかもしれませんが、まぁ、卵とじに挑戦してみたかっただけです。
普段うちでは卵を食べない事もあり、一度卵を日とパック買うと、一月かかって食べる事になるものでして・・・。(笑)
さて、リラの栄養価について、前回同様北海道医療大学助教授(薬用植物学、生薬学)の堀田清先生のHPから引用させていただきますが、↓
http://www.hoku-iryo-u.ac.jp/~maruho/2-1nira.htm

漢方では種子(韮子)を強壮、強精剤に使います。
「ニラ」に含まれる代表的な栄養成分は硫化アリル、β-カロチン、ビタミンE、カリウム、食物線維の5つです。硫化アリルは薬草園便りで何度も登場(ナマネギ、ネギ)している通り、ネギ類に共通して成分であり、血液の凝固を抑制する作用があり、動脈硬化や血栓予防に確実な効果が得られ他、エネルギー代謝に重要な働きを示すビタミンB1の吸収率を高める作用もあり、慢性疲労の回復、筋肉疲労の解消に役立ちます。一方、香り成分の硫化アリルには胃液の分泌促進作用があるので、消化吸収も良くなります。また、「ニラ」にはホウレンソウを上回るβ-カロチンが含まれており、このβ-カロチンがビタミンEと相乗的に働き、癌の原因の一つであるフリーラジカルを無毒化して体外に排泄するため免疫機能を高めて癌の予防、老化の防止に効果を示します。その他、β-カロチンには視覚、聴覚機能を維持する作用もあります。昨年の薬「ハクサイ」でもお話ししましたが、「ニラ」に含まれているカリウムはナトリウムの排泄を促しますし、先に述べた硫化アリルが血行を促進するので、高血圧の予防に役立ちます。

との事で、動脈硬化や血栓予防・高血圧症、疲労回復、消化吸収の促進、癌の予防・老化防止、視覚や聴覚機能の維持などの作用があるようです。

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今年初のアスパラ

2009-06-08 16:40:50 | 医療・健康
食養生の立場から、「身土不二(シンドフジ)」という言葉があります。
これは元々中国の仏典から来ている言葉だそうですが、地元の作物・季節の作物を食べる事が、体に良いという意味が含まれているそうです。
そのような事から、私はなるべく地元に近い所で取れた旬の野菜を買うようにしています。
昨日近くの自然食品店「十勝正直村」で、今年初めてアスパラを買って食べました。
札幌市近郊の町で作られたものです。
塩茹でにしました。
もちろん塩は化学塩ではなく、自然海塩です。
自然海塩の中では比較的安い「ハカタの塩」です。
ビールと一緒に食べましたが、やはり旬のアスパラは甘みがありますね。
人束分すぐ食べてしまいました。
さて、アスパラの栄養価ですが、北海道医療大学助教授(薬用植物学、生薬学)の堀田清先生↓
http://www.hoku-iryo-u.ac.jp/~maruho/2-1aspara.htm
↑によりますと、

南ヨーロッパから西アジアにかけてがアスパラガスの原産地で、紀元前の古代ギリシャ・ローマ時代から栽培されており、疲労をいやしスタミナをつける野菜として知られてきました。
(中略)
栄養的にはホワイトアスパラガスよりグリーンアスパラガスの方が優れています。ビタミンA, B1, B2, C がバランスよく含まれており、特にグリーンアスパラガスに含まれるカロチンの含量は多く、代表的な緑黄色野菜の一つです。またスタミナドリンクでおなじみの成分、アスパラギン(アミノ酸の一つ)が豊富に含まれており体内エネルギー代謝や窒素代謝を高めることによって体内にたまった乳酸などの疲労物質が取り除かれ、肩凝り解消や疲労回復に即効性を発揮します。ちなみにアミノ酸の一つであるアスパラギンは最初、この植物から発見されたのです。また、グリーンアスパラガスの穂先にはポリフェノールの一種、ルチンという物質が豊富に含まれていて、このルチンが毛細血管の弾力性を高め、血行をよくするため、血圧を下げる効果が期待されます。

との事です。
疲労回復や高血圧症などに良いようですね。

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昨日の東洋はり医学会札幌支部の例会と歓迎会

2009-06-01 18:15:00 | 医療・健康
昨日は、私が所属する研究会である、東洋はり医学会札幌支部の例会でした。
5月17日に、ある鍼灸学校において、札幌支部が「経絡治療入門講座」を学生向けに行いました。
予定の希望者人数より少し多い参加者だったとの事でしたが、幸か不幸か私が講師の一人として引っ張り出されるほどの人数とまではいきませんでした。(笑)
支部長をはじめ、その時講師として出向した支部員からの報告がなされましたが、そこの教員の先生方が生徒達に、ありふれた現代医学に基づいた治療法のみならず、伝統医学に基づく鍼灸術、それも「経絡治療」もその一つである事を知らせたいとの事でした。
また、次回の講座開催も期待され、その意味でも、その学校の教員の先生方の教育に対する熱心さが、感じられたという事です。
これまでも、支部として鍼灸学校と関わったり、また、私個人としても鍼灸学校や盲学校の理療科教員とお会いする事がありますが、経絡治療はもちろんの事、伝統医学に基づく鍼灸術に対する関心が低いのが現実です。
そして、学生としても資格さえ取得すれば鍼灸で飯を食えると聞かされ入学し、頑張って国家試験に合格したのはいいが、結局治療技術を身に着けた訳ではないので、鍼灸だけで飯を食っている人は、実際全く少ないという事になってしまうのでしょう。
と、今回講座の報告を聞き、このような事を改めて感じました。
さて、今回の例会は、「奇経治療」をテーマに、実技を中心に行われました。
奇経治療は、ある意味私が普段の臨床で積極的に取り入れていますので、けっこうはりきって意見交換をしました。(笑)
この「奇経治療」について、これを読んでおられる一般の人達にも理解出来るよう、少し説明します。
身体には、気血のルートである「経絡」が巡っています。
その経絡の体表面に出たルート上に「経穴(ケイケツ)」、つまり「つぼ」が在ります。
経絡には、メインとなる12の「正経」として、肺経・大腸経・胃経・脾経・心経・小腸経・膀胱経・腎経・心包経・三焼経・胆経・肝経と、気決が巡る順に六臓六腑に連なる「十二正経」が在ります。
我々らが行っている「経絡治療」は、これら十二正経の気血の調整をする事で、病気を治癒に導くのです。
そして、この「十二正経」の間を、八つの「奇経八脈」が巡っています。
経絡を道路に例えると、十二正経が本通で、奇経八脈が仲通という事になります。
また、十二正経を河川に例えるならば、奇経八脈は排水路となり、大雨などで川に水が溢れた時は、排水路に水を流すというように、病気に際して十二正経から溢れた気血が奇八に流されるというようになります。
そこで奇経の調整をする事で、正経にも影響を与え、治癒に導くという事です。
本会では、奇経治療を経絡治療の「補助療法」や「救急法」の一つとして、積極的に取り入れるよう、薦めています。
その「奇経治療」の方法ですが、もっともポピュラーな方法として、「金・銀」「銅・亜鉛」など、イオン化傾向の観点から異種金属のはりや粒をそれぞれ関係する手足のつぼに刺入、または添付するのです。
異種金属で無くとも、「ピッブエレキ版」などの磁気粒のS極とN極をつぼに貼るとか、大王度を利用したイオンパンピングコードでつぼをを結ぶなどの方法もあります。
極端な話、一円玉と十円玉を貼る方法もあります。
このように本会では、経絡治療から逸脱しない範囲で、奇経治療を取り入れているのです。
一応、一般の人達にも理解出来るよう書いてみたつもりですが、いかがでしょうか?
さて、例会を午後4時に終え、居酒屋に移動しての、新入会員の歓迎会です。
札幌支部ではこれまで新入会員がいなかった年もない訳でもなく、もしそうなら遅らばせの「花見」と称しての単なる飲み会になりかねないのですが、一人だけではありましたが、幸い今年も歓迎会をする事が出来ました。
しかも、女性の支部員が少ない中、今年鍼灸学校を卒業したばかりの若い女性です。
実は、せっかく経絡治療にそれなりの関心を持って入会しても、すぐ止めてしまう人もこれまで珍しくありません。
彼女は学生の頃から札幌支部の例会を聴講していた事もありますし、将来的に期待出来る人材だと、私個人的には思っています。

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