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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

日が沈む前に喫茶店でホロ酔い 大泉学園『大森喫茶酒店』

2021年03月18日 | 居酒屋・バー
私の好きなTV番組のひとつが、テレ東系で放映している、「出没! アド街ック天国」
街の名所や見どころを広く浅く、軽妙なナレーションで紹介していくスタンスが、ボーっと眺めるのにちょうどいい。
番組開始から20年以上続いているため、以前出没した街を、再度訪れるケースも増えている。
今週20日の土曜日は、練馬区の大泉学園を、約11年ぶりに紹介するようだ。

私が初めて、西武池袋線の大泉学園駅を訪れたのは、昨年の夏頃。目的は駅近くの人気うどん店だ。
店主と顔なじみの友人に案内してもらい、さんざん飲み喰いしたあと、「もう1軒行こうか」となり、
今度は私が友人を、うどん屋さんから歩いて数分の場所にあるお店へ案内。
とはいえ、私自身もそこに入ったことはないので、案内したのは道だけである。
以前から気になっていた、そのお店の名前は『大森喫茶酒店』。屋号どおり、喫茶と酒場を兼ねたお店だ。
ちなみに、読みは「きっささけてん」ではなく、「きっけてん」である。

店内は横並びのカウンター席と、奥にはテーブル席。カウンター内には店主らしき男性と女性店員、
そして黒板には、数えきれないほどのメニューが書き込まれている。


まずはウーロンハイを頼み、つまみにはネーミングが面白い「コマネチ」300円を注文。


「コ」ンビーフに「マ」ヨネーズと「ネ」ギを乗せ、レンジで「チ」ンするのが商品名の由来だそうだ。
お店のオリジナルかと思ったら、関西ではだいぶ前から存在するレシピらしい。知らなかった!
前の店でうどんを食べてきたのに、日替わりメニューの「しゅうまい」300円など、いろいろとツマミを頼み、


さらにシメの食事として、マニア心をくすぐる「サッポロ一番で作る油そば」380円も注文することに。


ちょっと酸味の効いたタレなど、お店独自の味付けと具材だが、麺はまさしくサッポロ一番であった。
友人は満腹のようだが、私は調子に乗って、シメ第2弾の「自家製チーズケーキ」500円を追加。


さすがは「喫茶」酒店。デザートも手抜きなく、かなりウマいではないか。
会計時、「昼の時間帯も同じメニューです」と教えてもらったので、すぐに再訪を決意。

数日後の夕方、日が沈む前の酒を楽しむため、ひとりで入店。
前回と同様、店主と女性がお迎えしてくれたが、おふたりは夫婦ではないそうだ。
いろいろと注文したが、今回もやはりハズレはなく、その後は別の友人とも何度か通った。
以下で飲み食いしたメニューの一部を、一気に紹介していく。

まずはドリンクから。ビールやハイボールなどの定番の他にも、個性的な商品が揃っており、
たとえば下記は「生パインサワー」。なお、ドリンクの価格は覚えてないが、サワー類はだいたい400円台のはず。
 

マドラーでパインをぐしゅぐしゅ潰し、果汁たっぷりのサワーを楽しんだ。
「生すいかサワー」も注文してみたが、品切れとのこと。結局、すいかサワーはその後も品切れ・未見のままだ。
替わりに注文したのが、「生いちごサワー」。果肉たっぷりで、ビタミンが摂れそう。


サワー類もいろいろあったが、私が一番気に入ったのは、「ブラックペッパー割」。


ひと口飲むと、最初は焼酎の味がして、あとから黒胡椒の香りと辛味がブワンと口内に広がる。
私は辛口ジンジャーエールの焼酎割りも好きなのだが、あれよりも甘さがなく、爽やかで飲みやすい。
その後は「キンミヤ」のボトル(1200円+氷500円)を入れ、ホッピー外250円で割ったり、
喫茶らしく、私の大好きな無果汁メロンソーダがあったので、「緑ソーダ割」にして飲んでみたり。


理想は、バニラアイスも乗せる「クリームソーダ割」なのだが、この日はアイスがなかったそうで断念(←頼むなよ)。
繰り返しになるが、こちらは喫茶店でもあるので、コーヒー・紅茶にソフトドリンク、
さらに店主が厳選した日本酒や焼酎なども用意されており、あらゆるお客さんの好みに対応できるはずだ。

続いてはおつまみ類。最初に出てくるお通しも、なかなか手が込んでいる。
あるときは、ミョウガと鶏肉の和え物(商品名は私が勝手に命名、以下同)。


またあるときは、はんぺんの柚子胡椒まぶし。


和風ばかりでなく、ラタトゥイユのときもあった。


店主大森さんは、喫茶店や和食の経験があるようだが、若いのに引き出しの多い方である。
おつまみ類も、個性的かつ豊富ながら、味だけでなく価格もヨシ。
こちらの「牛ステーキ」は、このボリュームで580円!


食べたことはないし、一生食べないだろうけど、いきなりステーキよりも絶対に安くてウマいはずだ。
こちらも、このお店で初めて食べて、感銘を受けた「魚肉ナポリ」300円。


要するに、「魚肉ソーセージ入りナポリタンの麺抜き」だが、酒のツマミとしては、コスパも含めかなり優秀。
数日後に他のお店でも、マスターにお願いして作ってもらったよ。
こちらは「自家製タルタル」。ブロッコリーとエビを選択できるので、エビにした。


このタルタルを使った、「白身魚フライ」380円も、きっとウマいだろう。
ここからは、私の大好物であるメニューを3連発。まずは「プレーンオムレツ」450円に、


「特製カレーライス」700円のライス抜き、「カレールー」300円。


「自家製トマトソースハンバーグ」580円。ご飯orパン付きだと800円。


お子ちゃまメニュー3連発と思うだろうが、大人でも楽しめるテイストなのは書くまでもない。
特にハンバーグはウマかった。次回はチーズや目玉焼きもトッピングしてみたい。

最後に紹介するのは、喫茶店らしく「自家製プリン」400円。オッサンのくせに、子供が喜ぶメニューばかりでスマン。


表面がキャラメリゼされており、スプーンを入れるとバリンと割れる。

※「キャラメリゼ」という言葉を使うのは、三鷹『ブルーバード』以来人生2度目

甘さ控えめで、シメにぴったり。未食のチョコレートケーキも、ぜひ試してみたいね。
和洋中、軽いものからガッツリメニュー、さらに食事にデザートまで、なんでも揃っているのが素晴らしい。
おまけに昼間っから営業しているとは…近所に住んでいる方々がうらやましいよ。

私の地元立川からはちょっと遠いし、緊急事態宣言やらなにやらで、ここ数ヶ月はご無沙汰しているが、
こうしてブログで振り返っていたら、今すぐ大森喫茶酒店で飲みたくなってきたではないか。
もし、土曜夜の「アド街」で取り上げられたら、客が殺到するだろうし、行くなら明日か明後日の昼かなあ…。

あと、冒頭で少し触れた「人気うどん店」とは、『手打うどん長谷川』のこと。

※代表的商品の「糧うどん」

こちらは、うどん好きの間では有名らしく、多分、アド街にも登場するのではないかね。
拙ブログでも当然、そのうち紹介するつもりだ。



大森喫茶酒店
東京都練馬区東大泉4-3-6
西武線大泉学園駅から徒歩約3分
営業時間 12時~24時 3月21日までは10時~20時
定休日 火曜
※お店のHP→https://www.o-kissake.com/
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