今から約1年前のこのとき、「チャーシュー麺」を紹介した『ひごもんず』。
上記商品も悪くはないが、“ひごもんずではやはり、「角煮ラーメン」の方がおススメかも”と記したように、
私がこちらに訪問した際は、角煮が入るラーメン(複数あり)を頼むことが大半である。
その角煮ラーメン及び、ひごもんずのルーツは、新宿などにある熊本ラーメンのお店『桂花』だ。
桂花が東京に初進出したのは、今から50年以上前の1968(昭和43)年。
そのとき、目玉商品として開発されたのが、角煮入りのラーメン「太肉麺」で、読みは「ターローメン」。
ターローとは中国語や熊本の方言ではなく、桂花オリジナルの造語らしい。
私が初めてターローメンを食べたのは、今から30年ほど前の1990年代初頭。
ほどよくニンニクが香る濃厚スープに、中細でコシのある麺と、とろけるような角煮がマッチし、「これはウマい!」と感動。
ニンニクなどから作られるマー油を入れるのが、熊本ラーメンの特徴であることは、当時の私はもちろん知らない。
また、信じてもらえないだろうが、かつての私は脂身の塊が苦手で、それまで角煮なんて口にしたことがなかったのだが、
このラーメンでウマさを知り、大好物となった。お陰で現在、私のボディは脂身だらけである(苦笑)。
当時はヤング(笑)で、まだ体脂肪が少なかった私を魅了した、角煮及びターローメンの画像を、桂花HPから拝借。
30年前、800円くらいだったターローメンは、10年ほど前、最後に食べたときは950円になっていた。こちらがそのときのガラケー画像。
HPによると現在は1150円らしい。この時勢ゆえ仕方ないとはいえ、さすがに高くなったなあ、という印象。
それでも、マー油のニンニクは香るが、獣臭さは感じない、濃厚だけれど食べやすい熊本ラーメンに、
さらに角煮を乗せちゃう、桂花風熊本ラーメンは、素晴らしい麺料理だと思う。
桂花のあとに誕生し、角煮入り熊本ラーメンを提供するお店もいくつかあった。
そのお店とは、一年前にも名前を出した『山水亭』『永柳』『肥後のれん』『てっぺん』のことで、現在はすべて閉店している。
このうち、肥後のれんは桂花の近所に店舗があったため、30年前は交互に利用していた。
私はどちらも好きだったが、しいていえば、雑居ビルの二階という、ちょい怪しげな立地(確か)で、
お店の雰囲気だけでなく、味付けもややワイルドだった、肥後のれん派だった。
記憶があいまいなので、さっき書いた「ターローメンを初めて食べたのは、90年代初頭」というのは間違いないが、
「初めて食べた角煮入り熊本ラーメン」は、ひょっとしたら、肥後のれんの方かもしれない。
残念ながら写真はないが、肥後のれんの角煮ラーメンは、「ぱーこーめん」という商品名だった。
東京の熊本ラーメンの始祖だった桂花も、いろいろあって一度倒産したが、別会社の支援もあり、現在でも数店舗が都内で営業中。
現在、角煮入りの熊本ラーメンを提供している都内のお店は、私が知る限りでは桂花とひごもんずだけだ。
こちらが、ひごもんずの「角煮ラーメン」。シンプルなネーミングである。価格は現在1030円。
※ひごもんずHPより拝借
ターローメンに一番近い商品は、角煮が2個で味玉が半分入る、「特製ラーメン」1120円か。
※同上
茎わかめはないが、その分チャーシューが入るし、ターローメンより30円安くてお得。
ひごもんずは、桂花で長年働いていた長谷川氏が1997年、西荻窪駅至近の好立地で開業。
以前は武蔵小金井や品川などにも支店があったが、現在HPに載っているのは西荻窪店のみ。三鷹にも店舗があるが、無関係なのかな。
キャッチコピーは「コクありアッサリくさみなし」で、桂花よりも食べやすいマイルドな豚骨スープが特徴。
さっき掲載した角煮ラーメンは、角煮3個にキャベツが付くが、昨年、久々に訪問した際は、角煮2個でキャベツなしの「○角ラーメン」920円を注文。
横アングルも撮影。角煮ラーメンより110円安く、キャベツが不要な私にはちょうどいい(←野菜喰えよ)。
やや小ぶりだが、甘じょっばく煮込まれた角煮は、味も歯応えも抜群。白米と食べても絶対にウマいはず。
桂花にはない、ひごもんずさん独自のサービスとして、卓上には生ニンニクとクラッシュする道具がある。
上記の文じゃわかりづらいだろうから、Amazonサイトより画像を拝借。正式名は「ガーリックプレス」らしい。
せっかくなので、ニンニク2個をプレス。マイルドなスープがワイルドに変貌する。
久々の桂花風…イヤ、ひごもんず風角煮ラーメンは美味しかった。次回はつまみで飲んでから麺で締めようと決めて退散。
それから数ヶ月空いてしまい、その間に大半のメニューが数十円値上げ。なので、前回撮ったメニュー画像を撮り直しするハメに。
日にちを空けて、何度か通ってから投稿する、拙ブログではありがちな手間である。
こちらのお店では、メニューは壁に貼ってある。まずは麺類・ご飯もの。この他、お得なランチセットもある。
○角ラーメンは、前回食べたときは870円だった。食べたことはないが、「角煮ご飯」はいいサイドメニューだね。
あと、「細麺(さいめん)」というのはだいぶ前に食べたが、追加の「ゴマ油orオリーブ油or背脂」は知らなかった。「全部入り」はダメなのかな。
こちらはトッピング類。キャベツは60円から40円アップ、角煮も390円→420円になった。1個あたり140円の計算か。
くまモンらしきイラストが描かれた、飲み物&つまみメニュー。
角煮はトッピング420円だが、おつまみだと520円。確か、ネギか何かが加わった記憶があるけど、私は100円安い角煮だけでじゅうぶん。
それより、以前も疑問を呈した「黒豚入り焼売」の価格が、現在は5個290円に対し、3個だと170円。計算すると、3個の方が少しだけお得である。
私はこういう設定が気になるタチ(ケチ?)なので、3個180円への改定をお願いしたい。余計なお世話か。
この日はさっき書いたように、軽く飲ませていただいた。ちょうどハッピーアワーの時間帯だったので、
通常540円の「生ビール」を290円で飲ませていただく。やっぱりオレ、ケチなんだろうな。
おつまみには焼売と、トッピングの「煮玉子」130円を選択。焼売は当然3個の方だ。やっぱりオレ…以下同。
「餃子」340円も頼みたかったのだが、麺類とセットだと170円になるそうなので、あとで麺と一緒に追加することに。やっぱり…以下同。
小ぶりな焼売は、レンジでチンされての登場。煮玉子は、昔から非半熟タイプ。以前は「ルータン」と、台湾風の呼称だった記憶がある。
すぐにビールを飲み終え、やはりサービス価格290円の「レモンハイ」(通常440円)を追加。やっ…以下同。
だいぶ前、上記画像に映っている高菜を手に乗せ、それをつまみに飲んでいた客を見たけど、さすがの私もそこまでケチではない。
焼売などを食べ終えたので、麺類と餃子もオーダー。この日は「○得ラーメン」890円をチョイス。
普通のラーメンに+60円で、チャーシューは1枚減るが、角煮1個と煮玉子半分が加わる。
臭みのないベージュ色スープをすすり、加水率少なめの麺をすすっていると、餃子も到着。
見た目は業務用っぽいけど、変な甘みや油っこさがなく、ちゃんと野菜の風味がする。自家製かな?
今回もニンニクを1個だけクラッシュし、半分はラーメンに、半分は餃子に使用した。
レモンハイを飲み終え餃子を食べ切り、大事に取っておいた角煮にかぶりつく。
うっかり(?)スープも全部飲み干し、「ごちそうさまでした」。
安い商品ばかり追加注文した私に、毎回丁寧に応対しくれた女性店員(美人)さんに感謝し、お店をあとにした。
角煮入りのラーメンを出す店はいくつかあるが、もっとも相性がいいのは、熊本ラーメンだと思う。
たまに無性に食べたくなる、熊本角煮ラーメンを目当てに、ひごもんずさんは今後も利用したいし、
だいぶご無沙汰している、新宿の桂花さんにも行ってみなくてはな。一昨日買ったカップ麺には、角煮は入ってないし…。
熊本ラーメン ひごもんず
東京都杉並区西荻北3-19-13
JR西荻窪駅から徒歩約20秒
営業時間 11時~翌2時 LO1時半
定休日 なし
上記商品も悪くはないが、“ひごもんずではやはり、「角煮ラーメン」の方がおススメかも”と記したように、
私がこちらに訪問した際は、角煮が入るラーメン(複数あり)を頼むことが大半である。
その角煮ラーメン及び、ひごもんずのルーツは、新宿などにある熊本ラーメンのお店『桂花』だ。
桂花が東京に初進出したのは、今から50年以上前の1968(昭和43)年。
そのとき、目玉商品として開発されたのが、角煮入りのラーメン「太肉麺」で、読みは「ターローメン」。
ターローとは中国語や熊本の方言ではなく、桂花オリジナルの造語らしい。
私が初めてターローメンを食べたのは、今から30年ほど前の1990年代初頭。
ほどよくニンニクが香る濃厚スープに、中細でコシのある麺と、とろけるような角煮がマッチし、「これはウマい!」と感動。
ニンニクなどから作られるマー油を入れるのが、熊本ラーメンの特徴であることは、当時の私はもちろん知らない。
また、信じてもらえないだろうが、かつての私は脂身の塊が苦手で、それまで角煮なんて口にしたことがなかったのだが、
このラーメンでウマさを知り、大好物となった。お陰で現在、私のボディは脂身だらけである(苦笑)。
当時はヤング(笑)で、まだ体脂肪が少なかった私を魅了した、角煮及びターローメンの画像を、桂花HPから拝借。
30年前、800円くらいだったターローメンは、10年ほど前、最後に食べたときは950円になっていた。こちらがそのときのガラケー画像。
HPによると現在は1150円らしい。この時勢ゆえ仕方ないとはいえ、さすがに高くなったなあ、という印象。
それでも、マー油のニンニクは香るが、獣臭さは感じない、濃厚だけれど食べやすい熊本ラーメンに、
さらに角煮を乗せちゃう、桂花風熊本ラーメンは、素晴らしい麺料理だと思う。
桂花のあとに誕生し、角煮入り熊本ラーメンを提供するお店もいくつかあった。
そのお店とは、一年前にも名前を出した『山水亭』『永柳』『肥後のれん』『てっぺん』のことで、現在はすべて閉店している。
このうち、肥後のれんは桂花の近所に店舗があったため、30年前は交互に利用していた。
私はどちらも好きだったが、しいていえば、雑居ビルの二階という、ちょい怪しげな立地(確か)で、
お店の雰囲気だけでなく、味付けもややワイルドだった、肥後のれん派だった。
記憶があいまいなので、さっき書いた「ターローメンを初めて食べたのは、90年代初頭」というのは間違いないが、
「初めて食べた角煮入り熊本ラーメン」は、ひょっとしたら、肥後のれんの方かもしれない。
残念ながら写真はないが、肥後のれんの角煮ラーメンは、「ぱーこーめん」という商品名だった。
東京の熊本ラーメンの始祖だった桂花も、いろいろあって一度倒産したが、別会社の支援もあり、現在でも数店舗が都内で営業中。
現在、角煮入りの熊本ラーメンを提供している都内のお店は、私が知る限りでは桂花とひごもんずだけだ。
こちらが、ひごもんずの「角煮ラーメン」。シンプルなネーミングである。価格は現在1030円。
※ひごもんずHPより拝借
ターローメンに一番近い商品は、角煮が2個で味玉が半分入る、「特製ラーメン」1120円か。
※同上
茎わかめはないが、その分チャーシューが入るし、ターローメンより30円安くてお得。
ひごもんずは、桂花で長年働いていた長谷川氏が1997年、西荻窪駅至近の好立地で開業。
以前は武蔵小金井や品川などにも支店があったが、現在HPに載っているのは西荻窪店のみ。三鷹にも店舗があるが、無関係なのかな。
キャッチコピーは「コクありアッサリくさみなし」で、桂花よりも食べやすいマイルドな豚骨スープが特徴。
さっき掲載した角煮ラーメンは、角煮3個にキャベツが付くが、昨年、久々に訪問した際は、角煮2個でキャベツなしの「○角ラーメン」920円を注文。
横アングルも撮影。角煮ラーメンより110円安く、キャベツが不要な私にはちょうどいい(←野菜喰えよ)。
やや小ぶりだが、甘じょっばく煮込まれた角煮は、味も歯応えも抜群。白米と食べても絶対にウマいはず。
桂花にはない、ひごもんずさん独自のサービスとして、卓上には生ニンニクとクラッシュする道具がある。
上記の文じゃわかりづらいだろうから、Amazonサイトより画像を拝借。正式名は「ガーリックプレス」らしい。
せっかくなので、ニンニク2個をプレス。マイルドなスープがワイルドに変貌する。
久々の桂花風…イヤ、ひごもんず風角煮ラーメンは美味しかった。次回はつまみで飲んでから麺で締めようと決めて退散。
それから数ヶ月空いてしまい、その間に大半のメニューが数十円値上げ。なので、前回撮ったメニュー画像を撮り直しするハメに。
日にちを空けて、何度か通ってから投稿する、拙ブログではありがちな手間である。
こちらのお店では、メニューは壁に貼ってある。まずは麺類・ご飯もの。この他、お得なランチセットもある。
○角ラーメンは、前回食べたときは870円だった。食べたことはないが、「角煮ご飯」はいいサイドメニューだね。
あと、「細麺(さいめん)」というのはだいぶ前に食べたが、追加の「ゴマ油orオリーブ油or背脂」は知らなかった。「全部入り」はダメなのかな。
こちらはトッピング類。キャベツは60円から40円アップ、角煮も390円→420円になった。1個あたり140円の計算か。
くまモンらしきイラストが描かれた、飲み物&つまみメニュー。
角煮はトッピング420円だが、おつまみだと520円。確か、ネギか何かが加わった記憶があるけど、私は100円安い角煮だけでじゅうぶん。
それより、以前も疑問を呈した「黒豚入り焼売」の価格が、現在は5個290円に対し、3個だと170円。計算すると、3個の方が少しだけお得である。
私はこういう設定が気になるタチ(ケチ?)なので、3個180円への改定をお願いしたい。余計なお世話か。
この日はさっき書いたように、軽く飲ませていただいた。ちょうどハッピーアワーの時間帯だったので、
通常540円の「生ビール」を290円で飲ませていただく。やっぱりオレ、ケチなんだろうな。
おつまみには焼売と、トッピングの「煮玉子」130円を選択。焼売は当然3個の方だ。やっぱりオレ…以下同。
「餃子」340円も頼みたかったのだが、麺類とセットだと170円になるそうなので、あとで麺と一緒に追加することに。やっぱり…以下同。
小ぶりな焼売は、レンジでチンされての登場。煮玉子は、昔から非半熟タイプ。以前は「ルータン」と、台湾風の呼称だった記憶がある。
すぐにビールを飲み終え、やはりサービス価格290円の「レモンハイ」(通常440円)を追加。やっ…以下同。
だいぶ前、上記画像に映っている高菜を手に乗せ、それをつまみに飲んでいた客を見たけど、さすがの私もそこまでケチではない。
焼売などを食べ終えたので、麺類と餃子もオーダー。この日は「○得ラーメン」890円をチョイス。
普通のラーメンに+60円で、チャーシューは1枚減るが、角煮1個と煮玉子半分が加わる。
臭みのないベージュ色スープをすすり、加水率少なめの麺をすすっていると、餃子も到着。
見た目は業務用っぽいけど、変な甘みや油っこさがなく、ちゃんと野菜の風味がする。自家製かな?
今回もニンニクを1個だけクラッシュし、半分はラーメンに、半分は餃子に使用した。
レモンハイを飲み終え餃子を食べ切り、大事に取っておいた角煮にかぶりつく。
うっかり(?)スープも全部飲み干し、「ごちそうさまでした」。
安い商品ばかり追加注文した私に、毎回丁寧に応対しくれた女性店員(美人)さんに感謝し、お店をあとにした。
角煮入りのラーメンを出す店はいくつかあるが、もっとも相性がいいのは、熊本ラーメンだと思う。
たまに無性に食べたくなる、熊本角煮ラーメンを目当てに、ひごもんずさんは今後も利用したいし、
だいぶご無沙汰している、新宿の桂花さんにも行ってみなくてはな。一昨日買ったカップ麺には、角煮は入ってないし…。
熊本ラーメン ひごもんず
東京都杉並区西荻北3-19-13
JR西荻窪駅から徒歩約20秒
営業時間 11時~翌2時 LO1時半
定休日 なし