明けましておめでとうございます。今年も拙ブログをよろしくお願いします。
新年一発目は、清瀬『みゆき食堂』や、八坂『宝来屋』など、自信を持ってオススメできる良店を紹介しており、
今年もその予定だったのだが、急遽変更することになった。
昨日、地元の神社へお参り…は混んでいたのでやめ、近くを散歩した帰り、今回タイトルの『双葉食堂』にも寄ってみた。
無論、元日から入店するつもりはなく、年明けの営業はいつからなのか、確かめるためである。
今の時期、どのお店にも「年明けは4日から」などと書かれた紙が入口に貼ってあるが、
外観が遠くから見えてきた瞬間、妙な胸騒ぎがした。あわてて近付いてみると、
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やはりイヤな予感が当たった。昨年の12月29日で、双葉食堂さんは閉店していたのだ。
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よく見ると、漢字の八を九に修正している。常連客に懇願され、28日までの予定を一日伸ばしたのかもしれない。
詳細を知りたくて、帰宅後にネット検索したところ、福島県にある同名の食堂が、今年9月に閉店していたが、
閉店から3日しかたっていない、立川・双葉食堂の情報は、やはり見当たらない。
いずれにしても、お気に入りだったお店の廃業が判明し、新年早々ショックである。
食材だけでなく光熱費も高騰した昨年は、多くの飲食店がやむなく値上げしたものだが、双葉食堂さんは価格を維持していた模様。
入口左側に掲示されている、メニュー看板の価格が、それを証明している。
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※6年前から変わっていない
令和の時代によくぞこの価格で…本当に頭が下がる思いである。
あえて名前は出さないが、一番安いラーメンが1200円もする、暴利な店が市内にあるのだが、
そこの店主が数年前、あるTV番組で【立川市はラーメン単価が日本一高い】という説を、堂々と肯定していた。
市民として言わせてもらうが、高いラーメン屋はコイツの店と、せいぜい『一蘭』くらいで、
立川市のラーメンが日本一高いというのは、真っ赤なウソである。
双葉食堂さんのように、長年安価で頑張ってきたお店を差し置き、勝手に市内同業者代表のような体裁でTVに出演し、
荒唐無稽な説を否定せず乗っかることで、己を正当化し立川のラーメン店の評判を落とした、この店主を私は絶対に許さない。
双葉食堂さんにハナシを戻す。こちらを紹介したのは2016年の5月(こちら)。
拙ブログ開設から実質3本目と、早い時期の記事ゆえ方向性が定まっておらず、画質の悪いガラケー写真ばかりで、
ダラダラ長ったらしいと不評な文章も、この頃はまだ短い(苦笑)。
お店の存在を知ったのは、今から12年前の2011年。「ラーメン」350円、「チャーハン」480円とさらに安かった。
当初は一品料理でビールを飲み、シメに食事を頼んでいたが、途中から長居は避け、注文は食事のみ一回限りとし、
お会計を先に済ませ、食後はテーブルを拭き、食器を厨房カウンターまで下げることにしていた。
今だから明かすが、ブログ発表時はすでに、ここで飲酒することは、ほぼなくなっていた。
失礼ながら、ご夫婦はかなりご高齢で、たまたまかもしれないが、旦那さんが不在の時期もあった。
「最初にビール、あとからシメ」だと、その間お母さんが、厨房で待機しなければならない。
夜の時間帯は、客が私だけのことも多く、お料理の提供と同時にお会計を済ませれば、
お母さんは、厨房の奥にある自宅部屋(?)に引っ込み、休憩ができるのでね。
他の方のブログでは、ご夫婦の娘さんらしき店員さんもいたそうだが、私は結局、一度も会ったことがない。
ゆっくりくつろげなくても、私がこちらに足繁く通っていた理由は、単に安いからだけではなく、
ご夫婦がマジメに調理する様子と、出てくるお料理が好きだったから、である。
正直、動作はゆっくりであったが、重い中華鍋を振り、お皿に盛りつけるまでの流れは機敏であった。
私がデジカメで撮影したのは、わずか2品だけだが、そのメニューをここで再掲載。
煮干しが香る醤油味のスープと、ケチャップが容器ごと提供される、「オムチャーハン」600円。
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※ハートを描いた自分に猛省を促したい
中身のチャーハンが美味しく、私が最後に食べたのも、普通のチャーハンであった(撮影はせず)。
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そして、ビールのツマミとしても最適だったのが、「生姜焼き」580円。
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マヨネーズ容器付きで、以前は550円。豚肉の枚数は15~17枚。価格の割にハイカロリーである。
スープ付きの「ライス」は並で200円。普通のお店の大盛ぐらいあるが、生姜焼きと一緒だと、すぐになくなった。
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さっき書いたように、最後にチャーハンを食べたのが2020年。
その後はコロナ禍による休業要請や、謎の臨時休業(日頃の行ないが悪い私のせい)にぶつかり、
今年の春頃には、夜の営業がなくなったりして、なかなか入店できず。
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駅からやや離れた、近隣住民以外はあまり利用しなそうな通路にあるお店で、
最近は私自身も、お店の前を通ってなかったため、閉店を予告するお知らせの有無もわからない。
もう一度食事したかったし、閉店がわかっていたら、ご夫婦に「お疲れ様でした」と挨拶したかった。
そもそも、私はご夫妻と、オーダーと「ごちそう様でした」以外の言葉を交わしたことがない。
基本、ご夫妻は奥で休憩しており、私自身も人見知りなため、仕方ないともいえるが、やはり悔いが残る。
昨日は元日ゆえ、お店近くの鉄橋では、大勢の方がスマホで初日の入りを撮影していた。
私も便乗して撮ってみたが、位置取りが悪く、いつものようなダメ写真に。
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その直後に、お気に入りだったお店の廃業が判明したため、沈む夕陽の画像が余計に悲しい。
最初の方に載せた、双葉食堂さんからのお知らせには、
「六十年間の長きにわたり ご愛顧いただきまして 誠に有難うございました」
と書かれていたが、その御言葉を、客側の私も返答させていただきたい。
双葉食堂さん、昭和、平成、令和と、60年もの長きにわたり、
安くて美味しい料理の数々を提供していただき、本当にありがとうございました。
私がお世話になったのは12年足らずですが、お店のことは、決して忘れませんよ!
双葉食堂
東京都立川市曙町1-10-6
立川駅から徒歩10分ほど、西側地下道の中にある階段を通ると近い
営業時間10時半~15時
定休日 土、日、不定休あり
※文中のとおり、22年12月29日で閉店なさいました
<おまけ>
新年早々、しんみり終わるのもさみしいので、本来掲載する予定だったお店を、少しだけ紹介。
お店の屋号は『英福』で、住所は国立市富士見台で、JR南武線矢川駅から徒歩3分足らず。
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ジャンル的には中華食堂だが、夜は居酒屋として利用する客も多いし、中華以外のメニューもある。
店内はカウンター席とテーブル席、さらに看板に「お座敷有り」とあるように、団体客向けのお座敷も用意されている。
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私の初訪問は昨年秋頃。まずは「瓶ビール(大)」680円を注文。ビールはアサヒで、無料のお通しも付いてきた。
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おツマミは、メニューにあれば必ず頼む「餃子(5コ)」450円と、
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これまた、あれば頼みたくなる「チャーシューエッグ」600円を選択。
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餃子の中身は、具材が細かく刻まれた、肉汁はないけどニンニクがしっかり効いた、私の好きなタイプ。
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チャーシューエッグは、半熟の目玉焼き2個、タレがかかった焼豚4枚に、生野菜付き。
チャーシューに野菜を乗せて、巻くように食べたり、とろける黄身ちゃんを絡めたり。
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すぐにビールをお替わりし、さらに「ウーロンハイ」430円にチェンジ。
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ほろ酔いになってきたところで、シメのお食事…は<次回につづく>
新年一発目は、清瀬『みゆき食堂』や、八坂『宝来屋』など、自信を持ってオススメできる良店を紹介しており、
今年もその予定だったのだが、急遽変更することになった。
昨日、地元の神社へお参り…は混んでいたのでやめ、近くを散歩した帰り、今回タイトルの『双葉食堂』にも寄ってみた。
無論、元日から入店するつもりはなく、年明けの営業はいつからなのか、確かめるためである。
今の時期、どのお店にも「年明けは4日から」などと書かれた紙が入口に貼ってあるが、
外観が遠くから見えてきた瞬間、妙な胸騒ぎがした。あわてて近付いてみると、
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やはりイヤな予感が当たった。昨年の12月29日で、双葉食堂さんは閉店していたのだ。
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よく見ると、漢字の八を九に修正している。常連客に懇願され、28日までの予定を一日伸ばしたのかもしれない。
詳細を知りたくて、帰宅後にネット検索したところ、福島県にある同名の食堂が、今年9月に閉店していたが、
閉店から3日しかたっていない、立川・双葉食堂の情報は、やはり見当たらない。
いずれにしても、お気に入りだったお店の廃業が判明し、新年早々ショックである。
食材だけでなく光熱費も高騰した昨年は、多くの飲食店がやむなく値上げしたものだが、双葉食堂さんは価格を維持していた模様。
入口左側に掲示されている、メニュー看板の価格が、それを証明している。
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※6年前から変わっていない
令和の時代によくぞこの価格で…本当に頭が下がる思いである。
あえて名前は出さないが、一番安いラーメンが1200円もする、暴利な店が市内にあるのだが、
そこの店主が数年前、あるTV番組で【立川市はラーメン単価が日本一高い】という説を、堂々と肯定していた。
市民として言わせてもらうが、高いラーメン屋はコイツの店と、せいぜい『一蘭』くらいで、
立川市のラーメンが日本一高いというのは、真っ赤なウソである。
双葉食堂さんのように、長年安価で頑張ってきたお店を差し置き、勝手に市内同業者代表のような体裁でTVに出演し、
荒唐無稽な説を否定せず乗っかることで、己を正当化し立川のラーメン店の評判を落とした、この店主を私は絶対に許さない。
双葉食堂さんにハナシを戻す。こちらを紹介したのは2016年の5月(こちら)。
拙ブログ開設から実質3本目と、早い時期の記事ゆえ方向性が定まっておらず、画質の悪いガラケー写真ばかりで、
ダラダラ長ったらしいと不評な文章も、この頃はまだ短い(苦笑)。
お店の存在を知ったのは、今から12年前の2011年。「ラーメン」350円、「チャーハン」480円とさらに安かった。
当初は一品料理でビールを飲み、シメに食事を頼んでいたが、途中から長居は避け、注文は食事のみ一回限りとし、
お会計を先に済ませ、食後はテーブルを拭き、食器を厨房カウンターまで下げることにしていた。
今だから明かすが、ブログ発表時はすでに、ここで飲酒することは、ほぼなくなっていた。
失礼ながら、ご夫婦はかなりご高齢で、たまたまかもしれないが、旦那さんが不在の時期もあった。
「最初にビール、あとからシメ」だと、その間お母さんが、厨房で待機しなければならない。
夜の時間帯は、客が私だけのことも多く、お料理の提供と同時にお会計を済ませれば、
お母さんは、厨房の奥にある自宅部屋(?)に引っ込み、休憩ができるのでね。
他の方のブログでは、ご夫婦の娘さんらしき店員さんもいたそうだが、私は結局、一度も会ったことがない。
ゆっくりくつろげなくても、私がこちらに足繁く通っていた理由は、単に安いからだけではなく、
ご夫婦がマジメに調理する様子と、出てくるお料理が好きだったから、である。
正直、動作はゆっくりであったが、重い中華鍋を振り、お皿に盛りつけるまでの流れは機敏であった。
私がデジカメで撮影したのは、わずか2品だけだが、そのメニューをここで再掲載。
煮干しが香る醤油味のスープと、ケチャップが容器ごと提供される、「オムチャーハン」600円。
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※ハートを描いた自分に猛省を促したい
中身のチャーハンが美味しく、私が最後に食べたのも、普通のチャーハンであった(撮影はせず)。
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そして、ビールのツマミとしても最適だったのが、「生姜焼き」580円。
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マヨネーズ容器付きで、以前は550円。豚肉の枚数は15~17枚。価格の割にハイカロリーである。
スープ付きの「ライス」は並で200円。普通のお店の大盛ぐらいあるが、生姜焼きと一緒だと、すぐになくなった。
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さっき書いたように、最後にチャーハンを食べたのが2020年。
その後はコロナ禍による休業要請や、謎の臨時休業(日頃の行ないが悪い私のせい)にぶつかり、
今年の春頃には、夜の営業がなくなったりして、なかなか入店できず。
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駅からやや離れた、近隣住民以外はあまり利用しなそうな通路にあるお店で、
最近は私自身も、お店の前を通ってなかったため、閉店を予告するお知らせの有無もわからない。
もう一度食事したかったし、閉店がわかっていたら、ご夫婦に「お疲れ様でした」と挨拶したかった。
そもそも、私はご夫妻と、オーダーと「ごちそう様でした」以外の言葉を交わしたことがない。
基本、ご夫妻は奥で休憩しており、私自身も人見知りなため、仕方ないともいえるが、やはり悔いが残る。
昨日は元日ゆえ、お店近くの鉄橋では、大勢の方がスマホで初日の入りを撮影していた。
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その直後に、お気に入りだったお店の廃業が判明したため、沈む夕陽の画像が余計に悲しい。
最初の方に載せた、双葉食堂さんからのお知らせには、
「六十年間の長きにわたり ご愛顧いただきまして 誠に有難うございました」
と書かれていたが、その御言葉を、客側の私も返答させていただきたい。
双葉食堂さん、昭和、平成、令和と、60年もの長きにわたり、
安くて美味しい料理の数々を提供していただき、本当にありがとうございました。
私がお世話になったのは12年足らずですが、お店のことは、決して忘れませんよ!
双葉食堂
東京都立川市曙町1-10-6
立川駅から徒歩10分ほど、西側地下道の中にある階段を通ると近い
営業時間10時半~15時
定休日 土、日、不定休あり
※文中のとおり、22年12月29日で閉店なさいました
<おまけ>
新年早々、しんみり終わるのもさみしいので、本来掲載する予定だったお店を、少しだけ紹介。
お店の屋号は『英福』で、住所は国立市富士見台で、JR南武線矢川駅から徒歩3分足らず。
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ジャンル的には中華食堂だが、夜は居酒屋として利用する客も多いし、中華以外のメニューもある。
店内はカウンター席とテーブル席、さらに看板に「お座敷有り」とあるように、団体客向けのお座敷も用意されている。
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私の初訪問は昨年秋頃。まずは「瓶ビール(大)」680円を注文。ビールはアサヒで、無料のお通しも付いてきた。
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おツマミは、メニューにあれば必ず頼む「餃子(5コ)」450円と、
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これまた、あれば頼みたくなる「チャーシューエッグ」600円を選択。
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餃子の中身は、具材が細かく刻まれた、肉汁はないけどニンニクがしっかり効いた、私の好きなタイプ。
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チャーシューエッグは、半熟の目玉焼き2個、タレがかかった焼豚4枚に、生野菜付き。
チャーシューに野菜を乗せて、巻くように食べたり、とろける黄身ちゃんを絡めたり。
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すぐにビールをお替わりし、さらに「ウーロンハイ」430円にチェンジ。
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ほろ酔いになってきたところで、シメのお食事…は<次回につづく>