年末の大一番を控えた12月24日、ビッグニュースが飛び込んできた。
GⅠ通算16勝、生涯獲得賞金29億円超、記念通算99V、S級在籍35年9ヶ月などなど、
競輪界の記録を多数保持するリビングレジェンド、神山雄一郎が現役引退を表明したのだ。
番手から勝利を収めた、23日の取手競輪最終日が、結果的に彼の最後のレースとなった。
翌日の引退記者会見では、感情を露わにする神山らしく、吉岡稔真らライバルたちに感謝を告げる瞬間は、目を潤ませたそうだが、
「競輪は人生そのもの。ありがとうございました」と変わらぬ競輪愛をアピールし、最後は笑顔を見せた。
(C)日刊スポーツ
蛇足だが、どこかの媒体では「神山号泣」なんて報じていたけど、号泣とは、声を出して大泣きしている状態を表す言葉である。
元兵庫県議の野々村竜太郎はともかく、神山は号泣なんてしていないはずで、マスコミの誤用は嘆かわしい。
私が中央競馬のファンをやめて、競輪場に通うようになったのは、1997年の夏頃で、当時はまさに神山の全盛期。
騎手同士が仲良くなり、競らずに折り合いスローペースの上がり勝負という、つまらない競走が増えた競馬に対し、
対戦相手に敵意を燃やし、頭突きや斜交もOK(厳密にはダメだが)と、格闘技のように刺激的な競輪に、鞍替えしたのは必然であった。
その競輪のトップであった神山は、常に本命を背負い他の選手から警戒され、包囲・体当たりなどの妨害を受けながらも、
最後は力でねじ伏せ、確実に勝利をつかんでいた。彼のそんな姿に魅了され、私は競輪にハマったのである。
選手とファンという関係だったが、神山と同じ時代を生きたことを、私は誇りに思う。
巨星は去ったが、競輪は今後も続いていく。そして、本日12月30日にはケイリングランプリ2024が行なわれる。
今年は静岡競輪場での開催で、出場メンバーは下記の9名。
1 古性優作 100大阪
2 平原康多 87埼玉
3 郡司浩平 99神奈川
4 眞杉匠 113栃木
5 岩本俊介 94千葉
6 清水裕友 105山口
7 北井佑季 119神奈川
8 新山響平 107青森
9 脇本雄太 94福井
並び予想⑦35-④2-⑨1-⑧、⑥
※競輪関連の画像はKEIRIN.JPより拝借。以下同
岩本が真ん中に写っているが、これはアイドルグループのようにセンター(中心)というわけではなく、単なる車番順である。
過去の拙ブログでも指摘しているように、【どうでもいいヤツが勝つ】のが競輪GPの特徴であり、
今年は、近況イマイチな選手も約4名いるが、彼らが勝ってもおかしくないレースなのである。
前日の車単オッズは下記のとおりだが、私の予想より①に人気が集中せず、④が結構売れている。
これを書いている23時台では、1=9の折り返しが人気になっているが、3と4のアタマもさらに売れて混戦模様。
個人的に注文していた⑤は、予想どおり8番人気だったが、もっと高配当になると期待していた(笑)。
個人的には、バカみたいに連敗してきたGPだが、直近の3年は払い戻しがあった。
3年前→古性優作本命→4番手追走から最終バックで捲り優勝! トータル10万円超の勝利。
2前年→松浦悠士本命→北日本勢分断に出たが競り負け5着。ただし、脇本雄太-古性優作も押さえており、+5600円と一応黒字。
そして昨年は、深谷知広を本命視。中団から単騎捲り、直線では一瞬先頭に立つも、松浦悠士に差され2着惜敗。一年遅い!
ただし、松浦-深谷の裏目も押さえていたため、ー5700円で済んだ。前年と合わせれば、ほぼトントンだ。
GPは過去34度挑戦し、黒字はわずか4度。トータルは当然、大幅マイナスで、今年はまた、大ハズレしそうな予感がする。
ハズレそうな理由は、地元立川市屈指のパワースポットである(※個人の意見です)、ラーメン店『パワー軒』の存在。
3年前から、車券購入後にここでラーメンを食べて以来、毎年払い戻しを受けてきたのに、本日月曜は定休日なのである。
なので、今年は前日の29日に足を運び、「塩豚骨らーめん」1030円の中盛100円を食べてきた。
濃厚豚骨スープに背脂を追加した、エネルギッシュかつアブラギッシュな一杯だが、スープまで全部飲み干してしまった。
空いた丼をカウンター上に乗せながら、店主さんに「今年一年ありがとうございました」と挨拶し、膨れたお腹をさすりながら退店。
白いスープと背脂を食べたのだから、GPでは白の1番車・古性を買うべきなのか、
あるいは、塩豚骨らーめんの券売機ボタンは黄色なので、黄色の5番車・岩本も押さえるべきだろうか。
なお、上記画像は昨年撮影したもので、現在とは価格が異なる。また、年明けのパワー軒は、3日から営業開始だ(16時閉店)。
パワー軒からの帰路(立川駅まで徒歩30分以上)、そしてこの駄文を書きながらも、GPは悩みに悩んだが、
3年前と同様、古性本命で勝負することにした。
今年は競輪祭以外すべての大レースで優出。安定感抜群の自在脚で賞金ランキングを独走。3年前の当地静岡GPも制している。
この1年間、ほとんどのレースで本命を背負いながらも、しっかり期待に応えてきた選手だし、
最盛期の神山でさえ、初日特選はヤラズの大敗が多かった中、古性は初日から上位に入線し、今年の三連対率は8割超だ。
その奮闘は、GPの優勝賞金1億4千万円という、競輪史上最高額で報われてほしい。
レースでは、Sを取って脇本を迎え入れ、赤板で北井が上昇してきたら、後続を捌いて南関後位を奪いそう。
その後、脇本が最終バックを奪えば確勝だし、巻き返し不発の場合も、自ら踏み込み斬り込んでいくはず。
印を打てば、◎古性○脇本×清水△新山▲平原「注」岩本になる。
脇本は脚力だけなら現在でも競輪界ナンバー1。GPは過去に5度参戦し、毎回最終バックを奪っている。
何度か競り負け、競輪祭では落車させられた郡司が、古性に復讐の押圧をくらわせた場合は、脇本の押し切りもある。
清水は下半期は低迷したし、個人的に好きな選手でもないが、こういうタイプがGPではよく台頭する。
今年の静岡記念では、単騎ながら南関の二段駆けを撃破しV。単騎同士の新山の仕掛けに乗れば大駆けも。
新山はスピードだけならメンバー屈指で、単騎の今年は自分本位の仕掛けが望める。GP直前の広島記念参戦も好感。
平原は秋だけで3度落車しており、状態には疑問だが、神山との関係は深く、引退する彼のためにも見せ場は作ってほしい。
岩本は9名の中で一番早く静岡競輪場に到着と気合じゅうぶん。過去のGPでは、先手ライン3番手からのVも多いため要注意。
郡司は人気の一角だが、すんなり番手追走とはならないだろうし、個人的に車券相性が良くないので消し。
眞杉は高校の先輩でもある、同県神山の後継者として期待されているが、ちょっと人気になりすぎなので、やっぱり消し。
北井はこのメンバー相手だと、赤板から全力で逃げるしかなく、失速は免れないだろう。
車券は、古性1着の三連単全通りで、印を打った選手の2着は厚めに購入。対抗脇本の2着は元取り程度で、薄目の好配当に期待。
印を打った選手のアタマも押さえたいが、妙味があるのは清水かな。どうせ自力は通用しないんだから、新山マークで戦えばいいのに。
あとは、9人の中で唯一大レース優勝経験がなく、確認を怠り一日早く静岡に来てしまった(苦笑)、岩本もやっぱり気になる。
S級昇格当時から、南関ラインを引っ張ってきた割りには、あまりいい思いをすることなく、全盛期は過ぎてしまったが、
GPで一発決めて、長年の苦労が報われる…そんな場面も見てみたい。岩本はともかく、私は絶対泣いちゃうな。
一応、千葉勢は過去に、滝澤正光、鈴木誠、海老根恵太、和田健太郎と、全国最多となる4人のGPウィナーを輩出している。
岩本からも、三連単全通りを百円ずつ買っておこうかな。理想は5-7-4の3210倍だ(深夜1時現在)。
最後に、毎年恒例となっている、本命古性の画像と、インタビューの抜粋(一部偽装)を転記。
「競輪祭のあとは、トレーニングと体調管理をしっかりしてきました。静岡は走ってて気持ちが良く、相性もいいです。
GPを優勝した3年前と同様、正田さんが本命にしてくれたのも心強いです」
神山に代わる新たな伝説を築くべく、頑張れ古性優作!
※グランプリのレースの模様は、本日16時頃から日テレ系で放送予定
GⅠ通算16勝、生涯獲得賞金29億円超、記念通算99V、S級在籍35年9ヶ月などなど、
競輪界の記録を多数保持するリビングレジェンド、神山雄一郎が現役引退を表明したのだ。
番手から勝利を収めた、23日の取手競輪最終日が、結果的に彼の最後のレースとなった。
翌日の引退記者会見では、感情を露わにする神山らしく、吉岡稔真らライバルたちに感謝を告げる瞬間は、目を潤ませたそうだが、
「競輪は人生そのもの。ありがとうございました」と変わらぬ競輪愛をアピールし、最後は笑顔を見せた。
(C)日刊スポーツ
蛇足だが、どこかの媒体では「神山号泣」なんて報じていたけど、号泣とは、声を出して大泣きしている状態を表す言葉である。
元兵庫県議の野々村竜太郎はともかく、神山は号泣なんてしていないはずで、マスコミの誤用は嘆かわしい。
私が中央競馬のファンをやめて、競輪場に通うようになったのは、1997年の夏頃で、当時はまさに神山の全盛期。
騎手同士が仲良くなり、競らずに折り合いスローペースの上がり勝負という、つまらない競走が増えた競馬に対し、
対戦相手に敵意を燃やし、頭突きや斜交もOK(厳密にはダメだが)と、格闘技のように刺激的な競輪に、鞍替えしたのは必然であった。
その競輪のトップであった神山は、常に本命を背負い他の選手から警戒され、包囲・体当たりなどの妨害を受けながらも、
最後は力でねじ伏せ、確実に勝利をつかんでいた。彼のそんな姿に魅了され、私は競輪にハマったのである。
選手とファンという関係だったが、神山と同じ時代を生きたことを、私は誇りに思う。
巨星は去ったが、競輪は今後も続いていく。そして、本日12月30日にはケイリングランプリ2024が行なわれる。
今年は静岡競輪場での開催で、出場メンバーは下記の9名。
1 古性優作 100大阪
2 平原康多 87埼玉
3 郡司浩平 99神奈川
4 眞杉匠 113栃木
5 岩本俊介 94千葉
6 清水裕友 105山口
7 北井佑季 119神奈川
8 新山響平 107青森
9 脇本雄太 94福井
並び予想⑦35-④2-⑨1-⑧、⑥
※競輪関連の画像はKEIRIN.JPより拝借。以下同
岩本が真ん中に写っているが、これはアイドルグループのようにセンター(中心)というわけではなく、単なる車番順である。
過去の拙ブログでも指摘しているように、【どうでもいいヤツが勝つ】のが競輪GPの特徴であり、
今年は、近況イマイチな選手も約4名いるが、彼らが勝ってもおかしくないレースなのである。
前日の車単オッズは下記のとおりだが、私の予想より①に人気が集中せず、④が結構売れている。
これを書いている23時台では、1=9の折り返しが人気になっているが、3と4のアタマもさらに売れて混戦模様。
個人的に注文していた⑤は、予想どおり8番人気だったが、もっと高配当になると期待していた(笑)。
個人的には、バカみたいに連敗してきたGPだが、直近の3年は払い戻しがあった。
3年前→古性優作本命→4番手追走から最終バックで捲り優勝! トータル10万円超の勝利。
2前年→松浦悠士本命→北日本勢分断に出たが競り負け5着。ただし、脇本雄太-古性優作も押さえており、+5600円と一応黒字。
そして昨年は、深谷知広を本命視。中団から単騎捲り、直線では一瞬先頭に立つも、松浦悠士に差され2着惜敗。一年遅い!
ただし、松浦-深谷の裏目も押さえていたため、ー5700円で済んだ。前年と合わせれば、ほぼトントンだ。
GPは過去34度挑戦し、黒字はわずか4度。トータルは当然、大幅マイナスで、今年はまた、大ハズレしそうな予感がする。
ハズレそうな理由は、地元立川市屈指のパワースポットである(※個人の意見です)、ラーメン店『パワー軒』の存在。
3年前から、車券購入後にここでラーメンを食べて以来、毎年払い戻しを受けてきたのに、本日月曜は定休日なのである。
なので、今年は前日の29日に足を運び、「塩豚骨らーめん」1030円の中盛100円を食べてきた。
濃厚豚骨スープに背脂を追加した、エネルギッシュかつアブラギッシュな一杯だが、スープまで全部飲み干してしまった。
空いた丼をカウンター上に乗せながら、店主さんに「今年一年ありがとうございました」と挨拶し、膨れたお腹をさすりながら退店。
白いスープと背脂を食べたのだから、GPでは白の1番車・古性を買うべきなのか、
あるいは、塩豚骨らーめんの券売機ボタンは黄色なので、黄色の5番車・岩本も押さえるべきだろうか。
なお、上記画像は昨年撮影したもので、現在とは価格が異なる。また、年明けのパワー軒は、3日から営業開始だ(16時閉店)。
パワー軒からの帰路(立川駅まで徒歩30分以上)、そしてこの駄文を書きながらも、GPは悩みに悩んだが、
3年前と同様、古性本命で勝負することにした。
今年は競輪祭以外すべての大レースで優出。安定感抜群の自在脚で賞金ランキングを独走。3年前の当地静岡GPも制している。
この1年間、ほとんどのレースで本命を背負いながらも、しっかり期待に応えてきた選手だし、
最盛期の神山でさえ、初日特選はヤラズの大敗が多かった中、古性は初日から上位に入線し、今年の三連対率は8割超だ。
その奮闘は、GPの優勝賞金1億4千万円という、競輪史上最高額で報われてほしい。
レースでは、Sを取って脇本を迎え入れ、赤板で北井が上昇してきたら、後続を捌いて南関後位を奪いそう。
その後、脇本が最終バックを奪えば確勝だし、巻き返し不発の場合も、自ら踏み込み斬り込んでいくはず。
印を打てば、◎古性○脇本×清水△新山▲平原「注」岩本になる。
脇本は脚力だけなら現在でも競輪界ナンバー1。GPは過去に5度参戦し、毎回最終バックを奪っている。
何度か競り負け、競輪祭では落車させられた郡司が、古性に復讐の押圧をくらわせた場合は、脇本の押し切りもある。
清水は下半期は低迷したし、個人的に好きな選手でもないが、こういうタイプがGPではよく台頭する。
今年の静岡記念では、単騎ながら南関の二段駆けを撃破しV。単騎同士の新山の仕掛けに乗れば大駆けも。
新山はスピードだけならメンバー屈指で、単騎の今年は自分本位の仕掛けが望める。GP直前の広島記念参戦も好感。
平原は秋だけで3度落車しており、状態には疑問だが、神山との関係は深く、引退する彼のためにも見せ場は作ってほしい。
岩本は9名の中で一番早く静岡競輪場に到着と気合じゅうぶん。過去のGPでは、先手ライン3番手からのVも多いため要注意。
郡司は人気の一角だが、すんなり番手追走とはならないだろうし、個人的に車券相性が良くないので消し。
眞杉は高校の先輩でもある、同県神山の後継者として期待されているが、ちょっと人気になりすぎなので、やっぱり消し。
北井はこのメンバー相手だと、赤板から全力で逃げるしかなく、失速は免れないだろう。
車券は、古性1着の三連単全通りで、印を打った選手の2着は厚めに購入。対抗脇本の2着は元取り程度で、薄目の好配当に期待。
印を打った選手のアタマも押さえたいが、妙味があるのは清水かな。どうせ自力は通用しないんだから、新山マークで戦えばいいのに。
あとは、9人の中で唯一大レース優勝経験がなく、確認を怠り一日早く静岡に来てしまった(苦笑)、岩本もやっぱり気になる。
S級昇格当時から、南関ラインを引っ張ってきた割りには、あまりいい思いをすることなく、全盛期は過ぎてしまったが、
GPで一発決めて、長年の苦労が報われる…そんな場面も見てみたい。岩本はともかく、私は絶対泣いちゃうな。
一応、千葉勢は過去に、滝澤正光、鈴木誠、海老根恵太、和田健太郎と、全国最多となる4人のGPウィナーを輩出している。
岩本からも、三連単全通りを百円ずつ買っておこうかな。理想は5-7-4の3210倍だ(深夜1時現在)。
最後に、毎年恒例となっている、本命古性の画像と、インタビューの抜粋(一部偽装)を転記。
「競輪祭のあとは、トレーニングと体調管理をしっかりしてきました。静岡は走ってて気持ちが良く、相性もいいです。
GPを優勝した3年前と同様、正田さんが本命にしてくれたのも心強いです」
神山に代わる新たな伝説を築くべく、頑張れ古性優作!
※グランプリのレースの模様は、本日16時頃から日テレ系で放送予定
大当たりなんじゃない!?
おめでとう!
よいお年をー
コメントありがとうございます。
印だと◎-×-〇なので、大当たりなのですが、
高配当獲得を目論み、人気薄の岩本を買いすぎちゃって。
1-6-9はあまり買っていないんです(泣)。
来年は、もっと自分が打った印を信用しようと思ったよ。